イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

チャーリーおじさんの"おやすみなさいのKissing You"

アンクル・チャーリー(チャーリーおじさん)こと、チャーリー・ウィルソン(1/29に62歳を迎えたばかり!)が誕生日の週にリリースしたアルバム、『Forever Charlie』(→Amazon)が素晴らしかったのでご紹介。アルバムの詳細は下記に詳しく掲載されています。 ・[…

島津亜矢は素晴らしい歌の語り手である(「My Heart Will Go On」「かもめはかもめ」)

先日オリコンとBillboard JAPANの両チャートについて紹介し、両チャートを公式的なものにすることを提案しました。それを踏まえ、定期的にBillboard JAPANチャートの動向を見ていこうと思います。 ・Billboard Japan Hot 100 (2015年2月2日付)│Billboard JAP…

"元Saori@destiny"ことSaoriiiiiへの追い風と、消えない"しこり"

R&B界注目のミュージシャン、メイヤー・ホーソーンがプロデューサーのジェイク・ワンと組んだユニット、タキシードのセルフタイトル作が3月にリリース。そこからの先行シングル「Do It」が、ダフト・パンク「Get Lucky」やブルーノ・マーズ「Treasure」に次…

局が設ける番組モニター制度が必要な理由(県内局の例を踏まえて)

県域放送局の番組において、進行役が複数いる場合、そのうちのひとりの声が聞き取りづらいことがままあります。ミキシングの問題かと思うところもありますが、発し手の声そのものが"通っていない"ことが最大のネックである、というのが自分の最終的な結論。…

アルバムのお蔵入りはやめてくれ! ディスコティーク良曲集

ディスコの伝説的プロデューサー/アーティスト、ジョルジオ・モロダー30年ぶりとなるリーダー作が春にもリリース…ということで、モロダーが参加したダフト・パンク『Random Access Memories』(2013)以降、ディスコティークは現在もムーブメントの真っ只中に…

”NGT48”誕生の背景を分析してみる

今年10月1日に新潟市内に新しい劇場がオープンすることが発表された。国内の劇場は、11年11月の福岡市・HKT48劇場以来で、5つ目となる。 (中略) 過去には札幌、仙台などが新劇場の候補地として取り沙汰されていたため、アンコールの最後、ステ…

オリコンシングルチャートは公式チャートではないと断言する2つの理由

日本の音楽チャートの問題について書こうとした矢先に良記事が登場したので紹介します。 ・オリコン1位AKB、カラオケでは圏外 ヒット曲、ランキングで一変 - withnews(ウィズニュース) ”Billboard JAPAN”などの複合チャートを紹介し、『今後は、どうやって…

「麦の唄」の真髄は3連リズムにおける”非3連”

先日、加藤ミリヤ「少年少女」を取り上げた際、比較対象とした中島みゆき「ファイト!」が3連リズムであるということを記載しました。昨年末放送の『亀田音楽専門学校』(Eテレ)、3連リズムの回では同じく中島みゆき「時代」が取り上げられていましたが、現在…

AMラジオで最新曲をかけることの意義

今週のブログエントリーで、Sugar's Campaignと加藤ミリヤさんの新譜に触れましたが、自分が彼らの曲にはじめて触れたのが、AMの平日ワイド番組、RABラジオ『GO!GO!らじ丸』(月-金 11:55~16:00)。日替わりの地元ローカルタレントと女性アナウンサー(2名によ…

ジョルジオ・モロダー74歳、”新しい24歳”が放つ音

ジョルジオ・モロダー。音楽プロデューサー。御年74歳。そのモロダーが近年クラブDJとして活躍している(WIRE13にも”降臨”)というのも素晴らしいことですが、アーティストとして30年ぶり(!)となるアルバムをこの春にリリース予定。そのアルバムから、カイリ…

加藤ミリヤ「少年少女」に中島みゆきの魂を見る

昨日に続き、またもRABラジオ『GO!GO!らじ丸』(毎週月-金 11:55~16:00)の、昨日のラストで流れた曲の話。 加藤ミリヤ「少年少女」が凄かったのです。先週リリース済だということは恥ずかしながら知りませんでした…。 ミリヤ流”フォークソング”と銘打ったこ…

2015年邦楽界はビクターに注目 その二 Sugar's Campaign (と個人的な話)

一ヶ月ちょっと前になるのですが、RABラジオ『GO!GO!らじ丸』(毎週月-金 11:55~16:00)のラストソングとしてOAされた「ホリデイ」という曲に”一聴き惚れ”しました。 この懐かしくも新鮮な感覚。聴いていてワクワクせずにはいられない音。気持ちいいですね。 …

坂上忍唯一のCD化音源「I was born to love you」

毎週日曜夕方、弘前市のコミュニティFM、FMアップルウェーブで『わがままWAVE It's Cool!』のスタッフを務めております。毎週一つの音楽テーマに沿って選曲する当番組ですが、昨日の特集は”年男年女”。毎年この時期はこのテーマを用意するのですが、未年は…

ジャパネットたかた社長交代報道から見えてくる新聞表現の違和感

ジャパネットたかたの社長交代の、ある報道に対する”違和感”。 通販大手「ジャパネットたかた」の高田明氏(66)が2015年1月15日、社長から退任した。16日には、長男の旭人(あきと)新社長(35)とともに会見に臨んだが、そこでの「声のトーン」がネット上…

マーク・ロンソンの世界的大ヒットと、逆ベクトルの日本

音楽プロデューサーのマーク・ロンソンが、自身のリーダー作からの第1弾シングルとして、彼がプロデュースしたことのあるブルーノ・マーズを客演に迎えた「Uptown Funk」が、最新ビルボードシングルチャートで2週目の1位を記録。それだけではなく全英チャー…

ラジオEDへの疑問

昨日放送の『あさイチ』(NHK)内、”特選!エンタ”のコーナーがグラミー賞。ノミネートされた注目歌手としてファレル・ウィリアムス、サム・スミス等5組が紹介されていましたが、”主要4部門からご紹介”と言いつつその主要4部門の内容自体には終ぞ触れずじまい…

ヘビーローテーション不要論

とはいってもAKB48ではなく、ラジオの話。 短い期間に何度も繰り返すこと。特に、ラジオ局などが、推薦曲を繰り返し放送することをいう。パワープレー。 ・コトバンク - ヘビーローテーションより 日本で最初に導入したのは1989年に開局したFM802。もともと…

ヴィジョンファクトリーの実力と、そして決して使ってはいけない”干される”という言葉

一昨日のw-inds.のエントリーを機に、ヴィジョンファクトリー(社名自体はライジングプロダクションですが)の歌手の現在の充実っぷりを示すべく、もう一本記載。 昨年の私的邦楽ベストでは選外(次点)になってしまったんですが、同事務所の男性ミュージシャン…

青森テレビ新人アナウンサーは異例づくし?

青森テレビ(ATV)のPodcast、PodATV。アナウンサーの軽快な、もしくは時にグダグダな?やり取りが一部ファンに人気のコンテンツ、それでいながら昨年は2本しか公開されないという不定期配信ポッドキャストなのですが、先週公開された今年(早くも)一発目のポッ…

何も言わずとも聴けばその良さが分かるからw-inds.の新曲を聴いてくれ

という心からの願いをタイトルに込めて。 1月21日発売のw-inds.の新曲「FANTASY」が小気味良過ぎるのですよ。 ここ数年のEDM、そして昨年のエリック・ベネイ「Sometimes I Cry」のカヴァー(これが実に素晴らしいのです。詳細は後日)を経てリリースされる”レ…

エフエム青森は誰のためにある?

ラジオ人として、そして一リスナーとして敢えて厳しい物言いをするのですが。 エフエム青森に強い疑問を抱いています。それを実感したのが今年に入ってからの編成の問題。 八戸市の商業施設、ラピアが昨年10月から年末にかけて毎週金曜に『ラピフラ』という…

洋楽のジリ貧化、そして日本版『NOW』の復活を望む

昨日はアメリカ版『Now』の最新作に触れましたが、ここであらためて『Now』シリーズについておさらい。 『Now』シリーズはイギリス発祥のヒット曲集。英版第一弾『Now 1』は1983年11月28日に発売され、既に30年以上の歴史を持ち、現在までにメイン版(コンピ…

2月発売、アメリカ版『Now』の収録内容は今回も好い

Uptown Funk is # 1 in the country!!!!!!! Hooligans we did it!!!!! — Bruno Mars (@BrunoMars) 2015, 1月 7 ブルーノの喜びっぷりたるや! それもそのはず、自身が客演(のみならずドラムも!)で参加した、マーク・ロンソン fear. ブルーノ・マーズ「Uptow…

テロップの”改悪”を憂う

新年を機に、”変わった”ことは多々あるのですが。個人的に一番違和感を覚えたのはこれ。1月7日放送『マツコ・有吉の怒り新党』(テレビ朝日)より。 キャプチャの仕方がよく分からないまま画面を撮影したので、たとえば画像が綺麗ではないのですが。 (それと、…

サム・スミスの国内盤発売を8ヶ月遅らせたレコード会社への”願い”

昨日のエントリーでは、今のレコード会社の洋楽CD販売動向について辛辣に指摘したのですが、タイムラグがある分より多くの方に受け入れてもらえるべく様々な対応を施しているといえるのかもしれません。だからこそ、”男性版アデル”と評されるサム・スミスの…

洋楽の国内盤発売の遅さを憂う

ここ最近、洋楽CDの国内盤発売について一つの潮流があること、ご存知でしょうか? それが、【日本デビュー作の、現地発売からのタイムラグの長さ】なんです。漠然とこのことを抱いていたんですが、下記ブログを発見、読んでみて、筆者の見解と合わせてかなり…

2015年邦楽界はビクターに注目 その一 RHYMESTER

昨年末、NHK紅白歌合戦に特別出演したサザンオールスターズがその翌日(元日)には新聞見開き等でニューアルバムの3月リリースをアナウンスし話題になりましたが(事務所的にも、そして出演するという話題性の意味でも、そういう発表があるんだろうなあとは予測…

1月10日、ユニバーサル洋楽CD国内盤 大量レンタル解禁予定

弊ブログのエントリーの中で、未だに最もアクセスがあるのが『洋楽レンタルが1年未満で”解禁”されはじめた』なんですよね。で、そこで触れた動きは今も継続していて、今週末いよいよユニバーサルが新たな大量解禁に踏み出す予定です。 主なCDを挙げてみると…

スポンサーへの配慮の異常性を見る

メディアについてちょっと気になったこともこれから書いていきます。 元日の風物詩ともいえる『芸能人格付けチェック』(ABC / テレビ朝日)。今年も視聴率17.0%を獲得、GACKT”様”の連勝記録や、リアクション王と言っても過言ではない高嶋政伸”疫病神”の活躍(…

2014年”紅白” 雑感

昨日のエントリー関連。 清水翔太のアルバム曲の凄さを以前ここで掲載していたのであらためて→コチラ 今年の紅白雑感。 ・3枚組ベスト出しての出演だろうものの年末配信の新曲を歌ったことに疑問も、オープニングの場にいたので少し納得 ・岡田准一はSexyなZ…