イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

青森テレビ新人アナウンサーは異例づくし?

青森テレビ(ATV)のPodcastPodATV。アナウンサーの軽快な、もしくは時にグダグダな?やり取りが一部ファンに人気のコンテンツ、それでいながら昨年は2本しか公開されないという不定期配信ポッドキャストなのですが、先週公開された今年(早くも)一発目のポッドキャストで津田・池田アナウンサーとともに登場したのが、PodATVがメディア初お披露目となる新人アナウンサー。

青森テレビ - アナウンサー - 高山基彦

この方、新人ながら実に異例づくしということがポッドキャスト情報で判明。

・早生まれで現在29歳。埼玉県出身

・元々関東で一般企業に勤務

・演技経験有り

・ちなみに既婚。妻とともに青森へ移住

年齢面を踏まえると他局からの転職かと思いきやそんなことはなく、社会人時代に山本勉強会というアナウンス講座を受講、内定を勝ち得ています。ちなみに同講座は内定率100%という驚異の成績を収めています。

 

さらに調べると、タレントデータベースに同姓同名の方が。TBS安住紳一郎アナウンサーと同局山本匠晃アナウンサーを足して2で割ったような爽やかさ。ATVのプロフィールと誕生日や出身県が一緒なので、”映像作品出演→一般企業の社会人→アナウンサー”という道筋でほぼ間違いないでしょう。

 

 

…と個人的な推測を載せると、まるで元タレントのアナウンサーを個人的に歓迎していないと思われるかもしれませんが。(ここ数日のブログが批判中心なので余計にそう見えるかも) とはいえ、ポッドキャストで聴く声が通っていたりトーンも落ち着きがある感じで好感を抱きました。ニュース読みに説得力があれば、今後化ける予感もします。

 

それにしても、あくまで自分の知り得る範囲において、今回の採用は異例だなと思うわけです。それは、①アナウンサー未経験の社会人の採用であり年齢もやや高めであること、②ラジオ兼営局ではないのに10名も所属していること、この二点において。

①について。アナウンサーへの道のりとしてこれまで、”最初からアナウンサーとして入社する”、”他局でアナウンサー経験を積んで転職する(基本的に出身県の局に戻ってくることが多い)”、”会社内の他部署から異動する”という3つが考えられました(タレント経験有りというのはこれまでにも散見されており、また彼らは最初からアナウンサーとして入社することがほとんどなので割愛)。しかし今回は社会人経由であり年齢も決して若いとはいえないでしょう。

そして②。青森県のラジオ兼営局である青森放送(RAB)のアナウンサーは13人、テレビのみの青森朝日放送(ABA)のアナウンサーは8人。また平日夕方のローカルニュースにおいて、青森テレビ『ATVニュースワイド』ではアナウンサー経験のある今泉清保キャスターを起用、同氏がアナウンサー採用ではないことを踏まえると、青森テレビのアナウンサー数は多い気もするんですよね。

 

と考えていたのですが、ふと思い出しました。以前の自分のツイートにおいて、こんなことを書いていました。

実際はニュースではなく情報番組なのですが、昨年の開局45周年特番生放送(ローカル局ハッシュタグTwitterでトレンド入りしていました。これは見事だと思います)で発表されたのが上記の新番組。17時台は他県が自社制作の情報番組が多いのに対し、青森県では全局キー局発のニュースでしたからこの動きは歓迎!と思いつつ、既に平日午前に帯の情報番組『おしゃべりハウス』があるので同番組との差別化とか人員とか大丈夫か?と危惧していたのです。もしかしたら高山アナウンサーの採用は自社制作番組強化のための人員補充、そして即戦力としての起用なのかなと思うと合点がいくなと。アナウンサーとしての実績はなくとも、年齢面で落ち着きあるように見えるかもしれません(Podcast聴いて自分が実際にそのような印象を抱いたわけで)。

 

 

無論、上記は推測に過ぎないので春からの新番組に高山アナウンサーが起用されるかは実際のところは分かりませんが、社会人経由での採用者が代表作となる番組を持つまでに成長すれば、年齢や学歴等がネックになってアナウンサーへの道を断たないといけないと思っていた方の、夢への再燃の力になるのではと。ぜひとも頑張って欲しいと思います。