イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

坂上忍唯一のCD化音源「I was born to love you」

毎週日曜夕方、弘前市コミュニティFMFMアップルウェーブで『わがままWAVE It's Cool!』のスタッフを務めております。毎週一つの音楽テーマに沿って選曲する当番組ですが、昨日の特集は”年男年女”。毎年この時期はこのテーマを用意するのですが、未年は他の干支にもまして個性派揃い。その中でも、今年48歳になる坂上忍「I was born to love you」は強烈でした。というか、彼が年男と知って今回の特集にゴーサインが出たほど。

 

あのフレディ・マーキュリーによる有名な楽曲を、細めの声で、それも力強いとはいえないコーラスに重ねて、さらには原曲にはないシンセの音を乗せて…凝れば凝るほど”?”な印象は否めず(あくまで個人的な見解ですが)。また、訳詞もなぜか英語の部分をところどころ残しているという不思議。タイトルの部分もですが、出だしの ♪そばに~いて、Baby、く~れよ~ で、色んな意味で耳が持っていかれます。Amazonで試聴可能ですので、ディスク2の18曲目をチェックしてみてください(出だしからの45秒のみ聴くことできます)。

 

 

再ブレイク以降、現在も安定した人気を誇る彼ですが、子役時代に4枚のシングルを発売した後、『子役のイメージから抜け出すために、80年代に歌手(アイドル)として活動』しており、シングル6枚、アルバム4枚をリリースしています(『』内およびシングル等情報はWikipediaより)。歌唱力には賛否両論あるかもしれませんが、彼が歌手時代にいかに音楽にこだわっていたかという点は下記で確認出来ます。

・miyearnZZ Labo - 吉田豪が語る 伝説のロッカー坂上忍楽曲の魅力

坂上忍の今のキャラクターを見抜いたのみならず、アナログをほぼ制覇した吉田豪の凄さたるや。しかもアナログから音を起こして(ラジオで紹介して)いるという徹底っぷり。掘り起こした後も交流を続けている、その姿勢に感心します。

 

ちなみに、現段階でも坂上忍の音源は「I was~」以外CD化されていません(Amazonで”坂上忍”をミュージックで検索するとこの通り)。本人がCD化を拒否というならともかく、「I was~」が本人に内緒でなされたのならば他の盤もCD化されていいのでは…と思いつつ。ともすれば昨夏のフジテレビ系生番組でデヴィッド・ボウイ「Let's Dance」をカバーしたことがCD化(復刻)の契機になるのかと思ったのですが…残念です。というかなぜ歌番組に出たのかも謎ですけれども。

 

今回のオンエア楽曲

01. 織田裕二「Wake Me Up Go Go!」

02. 原田知世「悲しいくらいほんとの話」

03. AKB48フライングゲット

04. KinKi Kids「SNOW! SNOW! SNOW!」

05. 南野陽子はいからさんが通る

06. 坂上忍「I was born to love you」

07. ダンディ坂野「OH! NICE GET'S!!」

08. 瀧勝「人生」

09. 郷ひろみ&樹木希林「お化けのロック」

10. 北乃きい「花束」

11. 怒髪天「オトナノススメ」

FMアップルウェーブ『わがままWAVE It's Cool!』は毎週日曜17時から放送中。

インターネットサイマルラジオで聴取可能です。FMアップルウェーブのトップページ右側の青いバナーをクリックするか、スマートフォンの場合はTuneIn Radioアプリをダウンロードしてお聴きください。