イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

テロップの”改悪”を憂う

新年を機に、”変わった”ことは多々あるのですが。個人的に一番違和感を覚えたのはこれ。1月7日放送『マツコ・有吉の怒り新党』(テレビ朝日)より。

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キャプチャの仕方がよく分からないまま画面を撮影したので、たとえば画像が綺麗ではないのですが。

(それと、キャプチャそのものに問題あればご指摘いただければ幸いです。削除します)

 

この、”大きなフォントで蛍光色感の強い”テロップ、昨年までは出てなかったなあと。”マツ考” ”有考”などの喋り言葉の要約テロップはあれど、いかにもバラエティ感の強い上記テロップはなかった記憶が。実は既に1月3日のスペシャルにて同種のテロップが使われていたのですが、早い時間のスペシャルに合わせて普段見ない人に分かりやすく伝えるためのテロップだろうと思っていました。このテロップ、デフォルトになったんですね。

 

”マツ考”などのテロップは、(元来分かりやすく話す)出演者陣の言葉をより簡潔に分かりやすい要約したもので、その点に凄くセンスの良さを感じていた次第。それが、”しゃべったまんま”の、”字にインパクトをつけただけ”のテロップでは番組のセンスそのものが変わってしまった感すらあり、非常に残念です。

(ちなみに、Twitterで”怒り新党 テロップ”と検索したら、ムダ・クドい・デカい・そんなのいらないとの声多数。ネットの声は拾うべきではないと思いつつ、テロップ歓迎の声があまりにも少ないので紹介させていただきました)

 

この日の放送では、”手紙が長い!そのまんまではなく(読み上げる)夏目さんが要約した方が分かりやすい”と笑っていた出演者陣でしたが、その番組のテロップに”(喋った通りの)そのまんまの”言葉が入っていることに矛盾を覚えた次第です。番組では更に、お色気番組の少なさを嘆いていましたが、それを時代の変遷(クレームの存在等に因る)のせいにして憂うのであれば、テロップだって今の視聴者に寄り添う形で配慮した時代の変遷の形なんじゃないか、とも。それが最善の形とは限らない、という声を番組サイドは考慮してほしいなあと思っていますが…自分の考えはひねくれているでしょうか。

 

それ以前の問題として、何でもかんでもテロップの番組が多すぎますね。それがないと視聴習慣がなくなると思われているのでしょうか。それともテロップが主流になる以前に比べて視聴者の理解(読解)度が下がってきたのか…と思うと恐怖すら覚えるのですが、考えすぎですかね。