Uptown Funk is # 1 in the country!!!!!!! Hooligans we did it!!!!!
— Bruno Mars (@BrunoMars) 2015, 1月 7
ブルーノの喜びっぷりたるや!
それもそのはず、自身が客演(のみならずドラムも!)で参加した、マーク・ロンソン fear. ブルーノ・マーズ「Uptown Funk」が1月17日付最新ビルボードシングルチャートで1位を獲得したのですから。
マーク・ロンソンはプロデューサーとして既に、エイミー・ワインハウス「Rehab」でグラミー賞の最優秀レコード賞と自身の最優秀プロデューサー賞(クラシック以外の部)を受賞。更にはブルーノの全米制覇シングル「Locked Out Of Heaven」なども手がけており、「Uptown Funk」ではブルーノが、マークのアーティストとしての活動をお膳立てした感があると言えるかも。
(無論、マークは以前からアーティスト活動も活発でしたが。YouTubeで”Uptown Funk”と打つとその次のワードに真っ先にブルーノの名前が出てくるわけで、認知度には差がありそう…もっともこのヒットでマークの名が広まって欲しいものです)。
とにかくこの「Uptown Funk」が格好良すぎるので是非チェックを。
記憶が正しければ、この曲を収録したマーク・ロンソンのオリジナルアルバム『Uptown Special』は当初1月27日の発売だったはずなのですが、先月になって2週間の前倒しを発表し1月13日にスライドしたんですよね。発売直前になって先行曲がシングルチャートを制覇だなんて、上手くいきすぎでこれまた格好良いと思ったり。
無論、『Uptown Special』も気になりますし、シングルを配信で楽しむのもいいのですが、「Uptown Funk」をCDと同質の音源にてチェックしたい…という方にお勧めしたいのが、米英を代表するコンピレーションアルバム『Now』のUS版、『Now 53』。トラックリストが(このエントリーを書いている)つい数時間前に発表されたのですが、きちんと同曲を冒頭に据えているところに、時代を見据えている感覚の強さを実感させられます。ではトラックリストと、米での(エントリー記載段階での)最高位を掲載。
Now 53: That's What I Call Music
- アーティスト: Various Artists
- 出版社/メーカー: Sony Legacy
- 発売日: 2015/02/03
- メディア: CD
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(順位は1月17日付での最高位)
01. Mark Ronson w/ Bruno Mars - Uptown Funk (1位)
02. Meghan Trainor - Lips Are Movin' (4位)
03. Maroon 5 - Animals (3位)
04. Ed Sheeran - Don't (9位)
05. Tove Lo - Habits (Stay High) (3位)
06. Ariana Grande w/ The Weeknd - Love Me Harder (7位)
07. Sam Smith - I'm Not The Only One (5位)
08. One Direction - Steal My Girl (13位)
09. Selena Gomez- The Heart Wants What It Wants (6位)
10. Jason Derulo - Trumpets (14位)
11. Iggy Azalea w/ MØ- Beg For It (27位)
12. Usher w/ Juicy J - I Don't Mind (28位)
13. Charli XCX - Boom Clap (8位)
14. Mr. Probz - Waves (14位)
15. Calvin Harris w/ John Newman - Blame (19位)
16. Coldplay - A Sky Full Of Stars (10位)
(ここからは新人さんいらっしゃい的な ”NOW introducing What's Next!”)
17. WALK THE MOON - Shut Up And Dance
18. Fancy Reagan - Knock Me Out
19. Zara Larsson Official - Uncover
20. Danny Mercer - Who Are You Loving Now?
21. Jack and Eliza - Hold The Line
米では2010年以降、年4回リリースされている『Now』メイン版(他にもカントリーやクリスマスなど別シリーズもあり)。発売の頻度や、ラジオエアプレイなどの複合要素で計算されるチャートの特性ゆえセールスチャート特有の”2週目に大幅ダウン、数週で圏外”ということが少なく、良い曲はきちんと残る性質を考慮すれば、新人以外の16曲中10曲が(ブログエントリーの段階で)トップ10入りしているのは、良質なコンピといえるでしょう。『Now』が時代の瞬間瞬間をきちんと捉えていると言っても過言ではないと思います。
(だからこそ、短期間で「Shake It Off」「Blank Space」が1位になったテイラー・スウィフトの、その両曲共が未収録なのは勿体無いなあと。前のアルバムからのリードシングルで、”テラスハウス”でも使われた「We Are Never Ever Getting Back Together」が『Now 45』に収録されていた事実を踏まえれば、無料ストリーミングから引き上げたことが未収録に大きく影響していると考えるのですが…これは大きな痛手だと思います、『Now』シリーズにとって…というより、テイラーにとって。『Now』が毎回チャートの上位に登場してコンスタントに売れ続け、先述した通り”時代の瞬間瞬間を捉えている”という(広く世間がそう認識していると思しき)意味において、CDを聴いて2014-15年を振り返る人たちがテイラーの曲に触れることが出来ないわけですから)
まずは『Now 53』を手にして、気に入った曲があればその歌手の作品を掘り下げるのをお勧めします。そういえばふと思ったのですが、”『Now』ってまだ出してるんだ?”と思っている人、特に日本には多いかもしれませんね…その辺については、おいおい触れてみましょう。