動画の興隆を機に、昨年以降ブレイクを果たした歌手は数多く存在します。YOASOBIについては幾度となくブレイクの理由が分析され、また今月4日にはAdoさんや優里さんに関するコラムが掲載。後者については以前ここで取り上げています。
ざっくりまとめるならば、SNSでのエンゲージメントの確立や接触指標の強みがブレイク歌手の特徴と言えますが、その一方でビルボードジャパンソングスチャートを構成する8指標においてそこまで強くないかもしれない指標が存在します。それがTwitterです。
続きを読む米ビルボードソングスチャート、現地時間の4月5日月曜に発表された最新4月10日付ソングスチャート(Hot 100)。前週初登場で首位を獲得したジャスティン・ビーバー feat. ダニエル・シーザー & ギヴィオン「Peaches」は2位へ後退、リル・ナズ・X「Montero (Call Me By Your Name)」が初登場で首位の座に就きました。
.@lilnasx's "Montero (Call Me by Your Name)" debuts at No. 1 on the Billboard #Hot100https://t.co/UOf7AgfU7z
— billboard (@billboard) 2021年4月5日
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先日のリル・ナズ・X「Montero (Call Me By Your Name)」について紹介したエントリーにて、一発屋という言葉はもはや時代錯誤であることを書きました。
『今の時代はSNSで自身の存在を示すことができること、SNSで大きく影響を与えられること、ひとつのヒット曲が他曲の勢いにも波及することから、一発屋と称するのは無理があります。そう言いたい側にこそ穿った見方がないかを自問自答する必要があるでしょう。』 上記エントリーで述べた言葉を一部変えつつ、一発屋がこの先存在することがほぼないということを示唆しました。
この一発屋については、ともすれば今年特大ヒットを放った日本の歌手に対しても用いられかねない気がするため、データでもってそうではないことを証明してみます。
続きを読むBTSの新曲「Film out」の勢いが凄まじいのです。
#BTS
— BTS JAPAN OFFICIAL (@BTS_jp_official) 2021年4月1日
◆「Film out」Official MV解禁!https://t.co/aKoyz0nLE7
◆新曲「Film out」配信開始!https://t.co/dKbdkoON2K#Filmout
各デジタルプラットフォームにおいて、4月4日午前6時の段階でiTunes StoreのダウンロードおよびLINE MUSICでは首位、Apple Musicでは9位に。そしてSpotifyでは4月2日付デイリーチャートで6位に急上昇しています。
続きを読む昨日公開のTHE FIRST TAKEにDa-iCEが登場しました。
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— THE FIRST TAKE (@The_FirstTake) 2021年4月2日
No.106
Da-iCE
「#CITRUS」が公開
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白いスタジオに置かれた、一本のマイク。
ここでのルールは、ただ一つ。
一発撮りのパフォーマンスをすること。
THE FIRST TAKE
▼FULL SHOW on YouTubehttps://t.co/IeTTN42OsO
ー#THEFIRSTTAKE@Da_iCE_STAFF @Da_iCE_SOTA @Da_iCE_UDAI #Da_iCE pic.twitter.com/v7KBZ76AcT
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(※追記(2024年1月13日5時10分):はてなブログにてビルボードジャパンのホームページを貼付すると、きちんと表示されない現象が続いています。そのため、表示できなかった記事についてはそのURLを掲載したビルボードジャパンによるポストを貼付する形に切り替えました。)
特大ヒットが生まれた後に"一発屋"や"あの人は今?"と揶揄されることは、これからの時代は減ることでしょう。SNSで自身の存在を示すことができますし、また今の時代はフィジカルセールスがなくともヒットが生まれ、またひとつのヒットが他の曲の勢いにも波及することから、一発屋と称するのは無理があるものと考えます。
米ビルボードソングスチャートにて、ビリー・レイ・サイラス加勢効果も相俟って最長不倒となる19週連続首位を獲得した「Old Town Road」により、リル・ナズ・Xにも一時的に"一発屋"という称号が与えられそうになったかもしれません。
しかしこのリル・ナズ・X、新曲が次週のチャートを制する勢いです。
続きを読む毎週木曜は、前日発表されたビルボードジャパン各種チャートの注目点を紹介します。
3月22~28日を集計期間とする4月5日付ビルボードジャパンソングスチャート(Hot 100)が3月31日に公開。Sexy Zone「LET'S MUSIC」がフィジカルセールス初加算に伴い初登場で首位を獲得しました。
(※なお今週より、ビルボードジャパンではチャートの日付を公開日ベースに変更しています。通常は3月31日公開分と記載すべきですがこのブログではしばらくの間、米ビルボードに倣い●月●日付と記載する予定です。)
【ビルボード】Sexy Zone「LET'S MUSIC」176,844枚を売り上げ総合首位に初登場 YOASOBI「怪物」総合2位に上昇 https://t.co/hlvSyx0Kti pic.twitter.com/WeR4WmgTXn
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2021年3月31日
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