timeleszが8名体制下で初となるフィジカルシングル「Steal The Show」「レシピ」(ダブルAサイド)が本日フィジカルリリースされた一方、デジタル解禁は行われていません。
#timelesz「Steal The Show」「レシピ」(ダブルAサイド)、フィジカルリリース日までにデジタル解禁はありませんでした。
— Kei (ブログ【イマオト】/ポッドキャスト/ラジオ『imaoto on the Radio』) (@Kei_radio) 2025年11月11日
(キャプチャ内容は11月12日3時47分時点の、Spotifyにおける歌手別ページの楽曲リストを新作順に表示したもの。)
もっといえば、オリジナルアルバム『FAM』も未解禁のままです。 https://t.co/i68Kej4wnE pic.twitter.com/nsqzaThZVs
冒頭に貼付したポストでも示したように、Spotifyでtimeleszのページをみると最新リリースは8名体制下初のオリジナル曲「Rock this Party」、そして同時リリースとなったデジタルコンピレーションアルバム『Hello! We're timelesz』のみ。前者を収録したオリジナルアルバム『FAM』も、未だデジタル未解禁のままです。
実は今回のエントリーにおけるタイトルは、Snow Manのオリジナルアルバムがフィジカルリリース日までにデジタルリリースされなかった件を採り上げたエントリーをなぞっています。その『音故知新』も現時点で、未解禁の状態が続いています。
『音故知新』からは「カリスマックス」等先行曲がデジタルリリースされながらも、アルバムとして未解禁のまま。もっといえば、「カリスマックス」の英語詞版が今週月曜にデジタルリリースされており、Snow Man側がデジタルを意識していないわけではないと読み取れるのですが(英語詞版はオリジナルバージョンに合算されるためチャート上でも有効)、結局はフィジカルセールス優先というのが彼らの姿勢かもしれません。
timeleszにおいてもSnow Man『音故知新』と同種の姿勢を採っていますが、『FAM』がフィジカルリリースから5ヶ月経ってもデジタル未解禁のままであること等を踏まえればその姿勢はより頑なといえます。もっといえば、レコード会社が異なりながらも共通の姿勢を採ることを踏まえるに、特にフィジカルセールスに強い歌手に関してSTARTO ENTERTAINMENT側のスタンスは変わっていないと言っても過言ではないでしょう。
Snow Man『音故知新』のデジタル未解禁を採り上げたエントリーでも問題提起を行っていますが、あらためてその一部を記します。
旧ジャニーズ事務所側の"勝てるところでだけ勝てればいい"、そして批判しないメディアは所属タレントを優先的に起用することで"自分たちが勝てればいい"という、双方の保身というスタンスが優先され続けた結果、デジタル未解禁という時代錯誤の手法に固執させてしまったものと捉えています。
デジタル時代にあってはデジタルリリースが海外進出とほぼ同義であるといえます。
— Kei (ブログ【イマオト】/ポッドキャスト/ラジオ『imaoto on the Radio』) (@Kei_radio) 2025年11月10日
そしてデジタルリリースしていない作品は、フィジカルでの接触手段がない方にとって”存在しない”と言っても過言ではありません。
それを理解していれば、デジタルに否定的/消極的な歌手の姿勢は変わるはずです。
上記ポストでは"変わるはず"と希望的観測の形で記しましたが、STARTO ENTERTAINMENTによる2週連続のデジタル後発(解禁時期未定)の動向を踏まえれば、この見方はあまりに希望的だったと省みています。
日本発の国際音楽賞であるMUSIC AWARDS JAPANの第2回開催がアナウンスされ、"日本の音楽を世界に"という意識が高まる中にあってデジタル未解禁の姿勢を採る歌手が存在することは、海外の音楽ファンによる日本の音楽への信頼度を下げかねません。ゆえに音楽業界のみならずメディアが総出で未解禁歌手や組織を説得しなければならないと考えます。
しかし、メディアの働きかけは難しいだろうことを、昨日の記事から痛感しています。
『新たなスタート』とありながら、以前所属していた事務所の名前が掲載されていないことに違和感を抱いた次第です。 https://t.co/esBJdBhsVO
— Kei (ブログ【イマオト】/ポッドキャスト/ラジオ『imaoto on the Radio』) (@Kei_radio) 2025年11月11日
三村航輝さんは以前STARTO ENTERTAINMENTに所属していましたが、その前事務所名を報じたのはエントリー執筆時点でスポーツ紙のみ(Yahoo! JAPANニュース検索にて"三村航輝"と検索した結果はこちら、"三村航輝 STARTO ENTERTAINMENT"と検索した結果はこちらとなり、比較すると解ります)。"新たなスタート"と銘打ちながら以前の状況を記載しないのは記事として不自然と思うのですが、掲載することは問題なのでしょうか。
(なおスターダストプロモーションにおける三村航輝さんのページ(→こちら)でも前事務所名は記していませんが、一方で前事務所在籍時の実績は掲載されています。これを読み、以前の活動が気になる方はやはり多いのではないでしょうか。)
尤もこの状況は前事務所がSTARTO ENTERTAINMENTではない方にも起こることですが、この条件下での発生割合は多いと捉えています。このような不自然な報じ方を"触れないのが常識だから"または"元々の事務所がそこだから"等の理由で正しいとみなす方は多いかもしれませんが、しかしその考え方自体が過度な配慮ではないでしょうか。そしてその市井の考え方がメディア等と通底するゆえに、事務所や業界全体がきちんと改善してこなかったのではというのが厳しくも私見です。
"メディアが変わることは難しい”と先程記しましたが、これはメディアが市井の意識を反映しているゆえと記すのはあまりに厳しい見方かもしれません。ただ、STARTO ENTERTAINMENTによるデジタル未解禁も"その事務所だから"等の理由で正しいとみなす方は多いのではないでしょうか。
そして正しいとみなす方は、しかし実際には納得していないにもかかわらず"仕方ない"として飲み込んでいることはないでしょうか。そう受け止めているのならば、まずは受け手一人ひとりがその考え方を改めることが必要です。
デジタル未解禁においては日本で通じるかもしれないとして、海外の音楽ファンにその背景を納得してもらうことは難しいはずです。ならばやはりデジタル解禁に越したことはありません。