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旧ブログ名：face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

『KPOPガールズ！ デーモン・ハンターズ』サウンドトラック曲、米制覇に向けての新たな施策とは

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日本時間の7月29日火曜に発表される8月2日付米ビルボードソングチャートでは、Netflixのアニメ『Kpop Demon Hunters (邦題：KPOPガールズ！ デーモン・ハンターズ)』サウンドトラック収録曲が上昇することが見込まれています。

 

米ソングチャートの予想を行うXアカウントのTalk of the Chartsでは、ハントリックス(イジェ、オードリー・ヌナ ＆ レイ・アミ)「Golden」が2位に上昇し、最高位を更新するとしています。さらにTWICEによる「Strategy」が100位以内に初登場を果たすとも予想しています。なお最終予想は今後発表されます。

(TWICE「Strategy」は、ミーガン・ザ・スタリオン参加版名義で初登場予定です。米ビルボードソングチャートは様々なバージョンを合算しますが、その際客演参加版がオリジナルバージョン(客演なし)よりもポイントを多く獲得している場合は、客演参加版にてチャートにクレジットされます。)

 

そのハントリックス「Golden」が、8月9日公開分の米ビルボードソングチャートで首位の座を狙っています。集計期間初日となる7月25日金曜に、新たな作品を投入しているのです。

ハントリックス「Golden」に新たに登場したのが、デヴィッド・ゲッタによるリミックス。ビートを強調し、間奏をより派手にしたハウス仕様のリミックスですが、原作の持つ雰囲気を活かしているといえるでしょう。このリミックスにはエクステンデッドバージョンも存在します。

 

先述したように、米ビルボードによる米ソングチャートでは様々なバージョンが合算されることから、リミックスはポイント上乗せの意味でも有効です(グローバルチャートも同様)。実は以前、『Kpop Demon Hunters』サウンドトラックの施策を紹介したエントリーにてリミックス登場の可能性を(米ビルボードの記事を紹介する形で)掲載したのですが、デヴィッド・ゲッタのリミックスはまさにそのことを指していたといえます。

 

 

『Kpop Demon Hunters』サウンドトラックにおいて、まずは次週、ハントリックス「Golden」を主体に米ビルボードによる米やグローバルのソングチャートでどこまで上昇するかに注目です。

最新7月26日付ではトラヴィス・スコット、ジャスティン・ビーバー、クリプス等のアルバムおよびその収録曲が大挙登場。米ソングチャートでは「Golden」も順位を上げながら、しかし各指標の数値は掲載されませんでした。それでも当週もストリーミングを伸ばしているとみられており、次週の記事にてきちんと紹介されるか、記載された場合は当週も(前週に比べて)数値が伸びていたかを確認したいところです。

加えて、リミックスが登場する可能性を示した米ビルボードの記事では、7月8日以降「Golden」のラジオプロモーションを強化するというレコード会社の方の発言が紹介されています。施策の実行がラジオ指標を動かしたならば、その推移にも注目です。

 

そして、ハントリックス「Golden」が実際に上昇を果たし、予想された通り8月2日付米ビルボードソングチャートで最高位を更新したならば、その翌週にリミックス(投入)効果も相まってK-POP曲が米ビルボードソングチャートを制するかが気になるところです。