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旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

米津玄師、HANA、ちゃんみな…ビルボードジャパンソングチャートで好調に推移した歌手は紅白効果が継続

1月14日公開分(集計期間:1月5~11日)のビルボードジャパンソングチャートは、米津玄師「IRIS OUT」が4週連続、通算14週目となる首位を獲得しています。

総合ソングチャートの記事からは、この曲の強さの背景を確認することができます。

本作は、当週で通算14週目の首位に。YouTubeに公開された『NHK紅白歌合戦』でのパフォーマンス映像が話題になり、前週比でストリーミングが124%、動画が147%に増加した。なお現在、『NHK紅白歌合戦』での映像は、2024年出演時の「さよーならまたいつか!」とともに、米津玄師のYouTube公式チャンネルに公開されている。

ストリーミングの強さは『NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 2025年12月31日放送 以下"紅白"と表記)効果が大きく、紅白パフォーマンス映像の公開がその影響力持続に寄与したことは間違いないでしょう。いや、米津玄師さん側の公式YouTubeチャンネルにてアップされる前はNHK側が主体となって映像を公開していたものの、チャンネルが音楽パートナーではないため動画再生指標のカウント対象にならなかったと想起されます。

NHK側が公開した動画がなぜ動画再生指標のカウント対象ではなかったか等については上記エントリーにて紹介していますが、米津玄師さん側は紅白効果をより持続させるべくパフォーマンス映像をNHK側から貸与し、それが見事に功を奏したと言っていいでしょう。ポイントは前週比117.8%を記録し、昨年11月12日公開分以来となる1万3千ポイント台に回復しています。

 

さて、紅白効果は他にも多くの曲でみられます。

上記は最新1月14日公開分ビルボードジャパンソングチャートにおけるストリーミング表(毎週土曜のエントリーにて掲載)、およびストリーミング表をベースに作成した総合100位以内ランクインの紅白および『日本レコード大賞』(TBS 2025年12月31日放送)披露曲一覧表(総合順位の高い順に掲載)。2週連続で50位以内に入りポイント前週比が計算可能な曲では、紅白等披露曲におけるポイントの増加が見て取れます。

 

さらに、当週は特にちゃんみなさん関連の作品群が伸びています。HANAが紅白で披露した「ROSE」は昨年7月23日公開分以来となる2位に到達し、またポイント面では同週を上回っています。「ROSE」はストリーミング指標の基となるStreamimg Songsチャートにて再生回数前週比123.6%を記録していますが、ストリーミング再生回数の大幅な上昇はちゃんみなさん自身の作品においても同様です。

また、ちゃんみなは「SAD SONG」(20位)が再生回数の前週比約155.5%を達成し急伸。そのほかも、「ハレンチ」(42位)は約143%、「Never Grow Up」(51位)は約130.8%と、前週もチャートインしていた3曲はいずれも大きな伸びをみせたことに加え、当週で新たに「SAD SONG - From THE FIRST TAKE feat. No No Girls FINALISTS」(77位)、「B級」(87位)、「NG」(100位)の3曲もチャートイン。『紅白』での歌唱曲のみならず、彼女の楽曲全体に注目が高まっていることがうかがえる。

総合ソングチャートのうちダウンロード、ストリーミングおよび動画再生という3指標の、合計ポイントにおける増加順を示したHot Shot Songsチャートでは20位以内にちゃんみなさんの作品が6曲、そして関連も含めれば半数となる10曲が登場しています。

また、【第76回NHK紅白歌合戦】への出場など年末年始のメディア露出により注目を浴びた、ちゃんみなやHANAの楽曲も急上昇しており、ちゃんみなは「SAD SONG」(6位)を筆頭にトップ20圏内に6曲、HANAは「ROSE」(7位)を含む3曲がチャートイン。さらには、ちゃんみな主宰の新レーベル<NO LABEL ARTISTS>第1弾アーティストとなる、ふみのによるデビュー曲「favorite song」が12位に。

 

昨日付エントリーでは年末年始における日本のSpotifyデイリーチャート動向を紹介し、ちゃんみなさんやHANAによる紅白や日本レコード大賞披露曲以外の上昇についても触れましたが、他のサブスクサービスでも同様に伸びていること、そして紅白を機に歌手として注目を高めていることが解ります。米津玄師さん共々、本日発表されるトップアーティストチャート(ソングチャートとアルバムチャートの合算)の動向にも注目です。