イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

2025年10月の私的トップ10ソングス、選びました

2020年1月にスタートした【私的トップ10ソングス+α】企画、今回は2025年10月分です。前の月にリリースされた曲を中心に選出しています。ミュージックビデオ等動画がない曲も含め、エントリーの最後に掲載したSpotifyプレイリストでチェックしてください。

これまでの私的トップ10ソングス等についてはこちらSpotifyを利用し、最新曲のみで構成されるプレイリスト(New Music WednesdayNew Music Friday JapanNew Music FridayおよびMonday Spin)を毎週チェックしています。

 

なお、"私的トップ10ソングス"とあるように、月イチで紹介するこのエントリーは完全な私見に基づくベストソング選出企画となります。音楽チャート等紹介の際、個人的な作品への思い入れを乗せないよう心掛けています。

 

 

10位 TOMORROW X TOGETHER「Can't Stop」

日本向け作品と知り驚いた、K-POP歌手の新作リード曲(ソングライトには大橋ちっぽけさんが参加)。今回の私的ベストには1980年代から1990年代前半にかけてのポップミュージックを踏襲したと思しき作品が複数入っているのですが、「Can't Stop」が持つ雰囲気はファイン・ヤング・カニバルズ「She Drives Me Crazy」(1988)のそれ。ジョディ・フォスターによるシビックフェリオのCMソングを思い出した次第です。

 

9位 Summer Eye「浦添

7分半近い尺ながらこの心地よさには抗えません。2023年2月に「失敗」を4位に選び、同年の私的邦楽ベストソングスにも選出しているのですが、心地よいダンスミュージックでありながら地に足も付いているかのような不思議な感覚を持ち合わせています。

 

8位 ダニエル・シーザー feat. イエバ & ブラッド・オレンジ「Touching God」

ヴィオン共々、ジャスティン・ビーバーの全米ナンバーワンヒット「Peaches」(2021)にフィーチャーされたダニエル・シーザー。その作品の印象が強いほどこの曲、そしてアルバム『Son Of Spergy』の持つ土着的、そしてスピリチュアルな感覚に驚くのでは。サンファやボン・イヴェール等の人選もさることながら、この曲の終盤に登場する"開かれた"ようなコーラスが、聴く者の心を昇華させてくれます。

 

7位 サム・ウィリス「All She Wrote」

ひとつ前のダニエル・シーザーとはまた異なるアプローチながら、行き着く先が似ていると思しきR&Bアプローチ。心動かされます。

 

6位 マニー・ロング「Delulu」

「Hrs And Hrs」で2023年、「Made For Me」で2025年のグラミー賞最優秀R&Bパフォーマンス部門を制したマニー・ロングの新曲は、1980年代のブラックコンテンポラリーを彷彿。2番サビの後に大サビを用意した後で転調という展開は大仰かもしれないものの、グッときます。

 

5位 レオン・トーマス「My Muse

来年開催のグラミー賞R&B部門の主役になる可能性の高い、レオン・トーマスによる最新EP収録曲。曲の展開がシンプルながら、イントロの駆け上がる4音からして既に気持ちが高まります。

 

4位 リアン・ラ・ハヴァス「Disarray」

セルフタイトルアルバムから5年以上の時を経て遂にカムバック。それもギター弾き語りと思しき流麗なバラードでの帰還がいかにもリアンらしいですね。今の時代に珍しい単独ソングライトは、インディ移籍を経て自身のやりたい形を突き詰めた彼女ならではの挑戦といえるかもしれません。

 

3位 米津玄師「KICK BACK (Hudson Mohawke Remix)」

複数のリミックスが用意された「KICK BACK」において、いい意味で最もぶっ飛んでいる…流石はハドソン・モホークによる仕事です。

 

2位 Hearts2Hearts「FOCUS」

ケンジーがソングライトに参加したハウスライクな新EPリード曲。このウワモノからは日本でも人気の高いクリスタル・ウォーターズ「Gypsy Woman (She's Homeless)」(1991)を想起した次第です。

 

1位 デイヴ・マクマレイ feat. ケム「We Got By」

サックス奏者、デイヴ・マクマレイの新作リード曲はアル・ジャロウのカバー。美しいサックスの音色、そしてテンダーなアレンジに、こちらもスムース&メロウなケムの歌声が完璧にマッチしたといえるのではないでしょうか。

 

 

以下、次点として10曲。

坂本慎太郎「おじいさんへ」

森山直太朗「生きている」

・ブレント・ファイヤズ「Have To.」

・ブライソン・ティラー「I Need Her」

デヴィッド・ゲッタ 、テディ・スウィムズ & トーンズ・アンド・アイ「Gone Gone Gone」

・デミ・ロヴァート「Kiss」

・ドン・ウォズ & ザ・パン・デトロイト・アンサンブル「I Ain't Got Nothin' But Time」

・ジョシュ・レヴィ feat. FLO「Crash Out」

・カリード「Nah」

・レオニー・バイニー「Groupie」

デヴィッド・ゲッタの作品はいい意味でベタなのですが、「Lose Control」のテディ・スウィムズ、そして「Dance Monkey」のトーンズ・アンド・アイという特大ヒットを放った2組を招き、その大ヒット作品の持つ世界観の延長線上にあるような曲を用意しているというのが興味深いところです。

 

Spotifyのプレイリストはこちら。

今月も素晴らしい音楽に出逢えることを願っています。