イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

(追記あり)『第76回NHK紅白歌合戦』出場歌手が発表、その顔ぶれを考える

(※追記(11月15日5時42分):歌手名を誤って表記していました。当初"AiScream"と記していましたが、正しくは"AiScReam"です。訂正し、お詫び申し上げます。)

(※追記(11月18日7時38分):当エントリーの公開後、アイドル/ダンスボーカルグループのジャンルに絞り出場歌手傾向を分析した上で、このジャンルにおける出場条件をまとめています。そのエントリーのリンクを貼付しています。)

 

 

 

『第76回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか、以下"紅白"と記載)の出場歌手が本日発表されました。初出場は紅組が8組、白組が2組の計10組となります。また今回、堺正章さんおよび氷川きよしさんが特別企画にて出演することがアナウンスされています(なお、堺さんとの共演の形でRockon Social Clubも登場します)。

 

初登場歌手については後述。今年再出場を果たした歌手は紅組が岩崎宏美さん、PerfumeおよびLiSAさん。白組がORANGE RANGE、King & Prince、久保田利伸さん、サカナクション、TUBEおよび布施明さんとなります。

一方で、昨年出場を果たしながら今回選ばれなかったのは紅組がaikoさん、イルカさん、HY、櫻坂46、椎名林檎さん、Superfly、tuki.さん、TWICE、ME:I、緑黄色社会およびLE SSERAFIM。白組がOmoinotake、Creepy NutsGLAY、こっちのけんとさん、THE ALFEE、JO1、Da-iCE、TOMORROW X TOGETHER、藤井風さん、星野源さん、南こうせつさんおよび山内惠介さんとなります。

 

特別企画を除けば紅組20組、白組17組が発表されました。昨年までの状況を踏まえれば、もう数組増えることが予想されます。

 

 

このブログでは紅白の最終予想を今週はじめに掲載しました。

また、内定報道も別途エントリーにてまとめています。初出場歌手を主体とした今週以降の内定報道は、timelesz以外当たっていたことになります。

 

 

まずは初出場を果たした10組について取り上げます。

初出場歌手については今年も、ビルボードジャパンがチャート記録を紹介する記事を用意しています。出場歌手発表から間もないうちにこのような詳細な記事を作成することは難しいかもしれず、紅白側がやはりビルボードジャパンを社会的ヒットの鑑と捉え、情報の提示等にて連携しているものと思われます。

このブログでは以前、紅白がビルボードジャパンを参照しているだろうことを踏まえ、ビルボードジャパンのソングチャートとアルバムチャートを合算したトップアーティストチャート(Artist 100)での上位進出および安定が、選出されやすい条件に成るのではと結論づけました。では今年はどうでしょうか。

初出場歌手10組のCHART insightを、上記ビルボードジャパンの記事も引用しつつ紹介します。

 

<紅白初出場歌手におけるトップアーティストチャートのCHART insight>

 

※CHART insightの説明

 

[色について]

黄:フィジカルセールス

紫:ダウンロード

青:ストリーミング

黄緑:ラジオ

赤:動画再生

緑:カラオケ

濃いオレンジ:UGC (ユーザー生成コンテンツ)

 (Top User Generated Songsチャートにおける獲得ポイントであり、ソングチャートには含まれません。)

ピンク:ハイブリッド指標

 (BUZZ、CONTACTおよびSALESから選択可能です。)

 

[表示範囲について]

総合順位、および構成指標等において100位まで表示

(※ 掲載するCHART insightは有料会員が確認可能なもので、20位未満の指標順位も明示されています。ビルボードジャパンでは有料会員が知り得る情報の掲載を許可しています。)

 

[チャート構成比について]

累計における指標毎のポイント構成

 

※ CHART insightは最新11月12日公開分までの最大60週分を表示しています。また順位については最新チャートにおけるそれとなります。

※ CHART insightキャプチャ画像に続いて掲載した文言はすべて、上記ビルボードジャパンの記事より引用したものです。

ビルボードジャパンは2025年度下半期の集計期間初週である6月4日公開分以降、ソングチャートおよびアルバムチャートのストリーミング指標においてリカレントルールを導入(Streaming SongsチャートおよびStreaming Albumsチャート(後者は未公表)を指標化する際、ソングチャートは100位以内に52週、アルバムチャートでは同26週ランクインした作品に、翌週以降減算処理を実施)。これによりトップアーティストチャートでもストリーミング指標が急落することがあります。

 

 

・アイナ・ジ・エンド

楽器を持たないパンクバンド“BiSH”のメンバーで、23年6月のBiSH解散後からはソロシンガーとして活動中。TVアニメ『ダンダダン』の第2期オープニングテーマとして2025年7月2日にデジタル・リリースされた「革命道中 – On The Way」がストリーミングを中心に国内外でじわじわと伸び、世界でヒットしている日本の楽曲をランキング化した“Global Japan Songs Excl. Japan”でも4連覇を達成している。

 

・幾田りら

2000年9月25日生まれ、東京都出身のシンガー・ソングライター。YOASOBIでは“ikura”名義でボーカルを担当しているほか、2022年の『第73回紅白歌合戦』ではAimer、miletとともに「おもかげ」を歌唱した。2025年は、4月にデジタル・リリースされた「恋風」がロングヒットを記録。“JAPAN Hot 100”でも、リリース以降31週(※2025年11月14日現在)にわたってチャートインし続けている。<

 

・aespa

4人組K-POPガールズグループ。1名の日本人メンバー(ジゼル)が所属している。2020年11月にデビューし、2025年2月には「Supernova」が自身初の日本国内ストリーミング累計1億再生を突破。この曲で【MUSIC AWARDS JAPAN 2025】の「最優秀アジア楽曲賞」も受賞した。また「Whiplash」は“JAPAN Hot 100”で、現在自身最多となる通算52週のチャートインを記録している。

 

・&TEAM

日本を中心に活動する、日本人7名、台湾人1名、韓国人1名からなる9人組グローバル・ボーイズグループ。オーディション番組『I-LAND』から招集された4名と『&AUDITION - The Howling -』にて追加選抜された5名で結成された。彼らの韓国デビュー作で、10月29日に日本発売されたアルバム『Back to Life』は自身最多となる初週売上を記録。また同作のリリースタイミングで自身初の“Artists 100”首位も達成した。

 

・CANDY TUNE

2023年3月14日デビュー、『KAWAII LAB.』所属の7人組アイドルグループ。2024年4月にデジタル・リリースされた「倍倍FIGHT!」が、メンバーたちと同世代のアイドルやインフルエンサーによるSNSでのダンスカバーの影響で話題を呼び、“Heatseekers Songs”チャートで4週連続首位を達成。また“JAPAN Hot 100”でも最高17位、通算35週のチャートインを記録している。

 

ちゃんみな

日本語、韓国語、英語を巧みに操るトリリンガルラッパー/シンガー。プロデューサーとして審査に参加したオーディション・プロジェクト【No No Girls】での手腕が大きな話題となる。また同オーディション内の課題曲として取り上げられた楽曲を中心に、彼女の楽曲もオーディションのクライマックスにかけ上昇。なかでも、最終審査でオーディションファイナリストたちとともに披露した「SAD SONG」は自身最速でのストリーミング累計1億再生を突破した。

 

・HANA

オーディション【No No Girls】から生まれた7人組ガールズグループ。2025年4月2日にリリースされたデビュー曲「ROSE」は“JAPAN Hot 100”で初登場首位を獲得したほか、国内ダンス&ボーカルグループとしては最速(14週)で1億再生を突破している。また「Blue Jeans」で、Billboard JAPANチャート史上最速となるデビューから約8か月での「計3曲のストリーミング累計1億再生突破」を達成した。

 

・ハンバート ハンバート

 

1998年結成、佐野遊穂佐藤良成の夫婦によるデュオ。2025年9月29日より放送中のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』へ書き下ろした主題歌「笑ったり転んだり」で“Heatseekers Songs”での2位、また自身初となる“JAPAN Hot 100”チャートインを達成している。

 

・FRUITS ZIPPER

アイドル文化を世界に向けて発信する『KAWAII LAB.』所属の7人組アイドルグループ。2022年リリースの「わたしの一番かわいいところ」がTikTokで流行したことで注目を集め、“JAPAN Hot 100”で通算52週チャートインするロングヒットを記録。同曲で【MUSIC AWARDS JAPAN 2025】の「最優秀アイドルカルチャー楽曲賞」を獲得している。また、2025年5月リリースの「KawaiiってMagic」では自身初の“JAPAN Hot 100”首位を獲得した。

 

・M!LK

2014年11月結成、スターダストプロモーションに所属する佐野勇斗、塩﨑太智、曽野舜太、山中柔太朗、吉田仁人からなる5人組ダンス&ボーカルグループ。2025年3月にリリースされたアルバム『M!Ⅹ』の収録曲「イイじゃん」がSNSを中心に話題を集め、同アルバムは自身初のアルバム・セールス・チャート“Top Albums Sales”首位を達成。また最新曲「好きすぎて滅!」では自身初となる“Streaming Songs”トップ10入り(10位)も達成している。

 

今回初出場を果たした歌手の多くはビルボードジャパンソングチャートでヒット曲を輩出しています。このことは引用した記事のみならず、来月発表予定のビルボードジャパンによる各種年間チャートでも明らかになるでしょう。なお上半期、および第3四半期のチャートについては下記エントリーをご参照ください。

一方、今年初出場を果たしたM!LKについては「イイじゃん」が流行しながら(記者会見時に司会の鈴木奈穂子アナウンサーが新語・流行語大賞について触れています)、音楽チャートでは十分なヒットに至っているとは言い難い状況です。その点はこれまでの予想等で触れていますが、流行を押さえるということも紅白選考の一要素かもしれません。他方、ビルボードジャパンのチャートポリシー(集計方法)見直しも必要と考えます。

 

日本のアイドルやダンスボーカルグループは男女問わず、基本的にフィジカルセールス主体となる一方で接触指標群(ストリーミングや動画再生)が強くない傾向にありました。しかしこの1年はストリーミングヒットが複数登場しており、特にHANAの勢いは目を見張るものがあります。またKAWAII LAB.所属歌手(FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE)の強さも際立っており、その観点から3組の出場は自然といえるでしょう。

このジャンルにおいては、以前出場した歌手が連続して登場する傾向も強いことが入れ替わりを難しくする一因といえました。昨年の紅白出場歌手を分析したエントリーにて『初登場を目指すには、何よりもロングヒット曲の輩出が前提に成る』と記したのですが、今年はロングヒットの存在が紅白出場、そして入れ替わりにつながったと感じます。

(なお、2025年度ビルボードジャパン年間ソングチャートではCUTIE STREET「かわいいだけじゃだめですか?」がKAWAII LAB.所属歌手作品の中で最高位に就くものとみられますが、結果的にFRUITS ZIPPERおよびCANDY TUNEが出場を果たしています。)

一方で、乃木坂46や&TEAMはフィジカルセールスが強いながらもストリーミングはそこまでではなく、フィジカルセールスの強さも引き続き出場基準となっただろうことが読み取れます。とはいえ今回は櫻坂46やJO1が落選しており、ストリーミングが強くならなければ来年以降も安泰とは言えないでしょう。

 

K-POP枠は紅組が3→2組、白組が1組→0となりました。これはPerfumeの復活もさることながら、HANAや&TEAMがより好いという判断ゆえかもしれません。HANAについてはオーディション発ながらK-POP的アプローチを採っているわけではないものの、先述したようにチャートアクションは最善といえます(フィジカルセールスが強くなれば尚の事ヒット規模は大きくなるものと考えます)。

 

さて、STARTO ENTERTAINMENT所属歌手の出場はKing & Princeのみとなります。紅白ではディズニー企画がほぼ毎年行われることも、関連曲をリリースした彼らにとってプラスに作用したかもしれませんが、(エージェント契約を含む)所属歌手の中では最もデジタルに明るく(ただしアーカイブは完全ではありません)、またアルバムのデジタル先行リリースを行う等の積極的な姿勢も評価された…そう捉えるのは考えすぎでしょうか。

反対に、複数のスポーツ紙が出場を有力視していたtimeleszは今回含まれておらず、さらに同事務所で最も売上枚数の多いSnow Manも同様です。2組はデジタルに消極的ながら、解禁したアルバムはロングヒット。フィジカルセールスも強いゆえ不出場は引っ掛かった次第です。事務所側の紅白への(さらには広くNHKへの)スタンスの変化の表れかもしれません。

 

(なおこのエントリーの最後にて、主要なアイドル/ダンスボーカルグループ(K-POP含む)のCHART insightを掲載しています。)

 

 

さて今回は前回同様と呼べるくらい、常連組の落選が目立ちます。『あさイチ』にも登場した椎名林檎さん、またカバーアルバムをリリースしたSuperflyも選外となっていますが、長らく常連だった星野源さんも同様です。昨年は選曲の変更があり、また『おげんさんといっしょ』の終了もあってNHKと距離を置くことにしたのかもしれません。ただしアルバム『Gen』のロングヒットを踏まえれば、出場すべきだったと考えます。

中堅からベテラン勢では、周年記念歌手の出場が今年も目立ちます。久保田利伸さんおよびTUBEは同40周年、岩崎宏美さんはデビュー50周年、そして布施明さんはデビュー60周年であり、その意味での出場には納得です。そして今年も"周年記念"は大きなキーワードに成ったといえます。ちなみにリバイバルヒットしたORANGE RANGEも再出場を果たしていますが、ソニーミュージックグループがこの点においても強い印象です。

 

周年記念歌手の登場はともすれば"放送100年"をより強く印象付けるものかもしれません。他方、"戦後80年"に関連した選出は見当たらないと感じています。初の地上派長時間音楽番組『MUSIC GIFT 2025 ~あなたに贈ろう 希望の歌~』が今夏放送され、紅白のXアカウントが一時的にこの特番で使用されていました。ともすれば"戦後80年"というテーマはその特番で発信し、その後は一区切りという考えなのかもしれません。

逆に"放送100年"においては強く押し出されたという印象であり、堺正章さんおよび氷川きよしさんが該当企画に登場します。ともすれば他にも数組、放送100年企画の一環で出場する方がいらっしゃるかもしれません。

(なお、堺正章さんによる会見での発言、そして登壇の位置からは悪い意味での昭和らしさを感じた次第。その点は後述します。)

 

演歌歌謡曲においては現在もフィジカルセールスが主体という状況ですが、たとえばコラボシングルがヒットしたSHOW-WAならびにMATSURIは出場していません。このジャンルの出場枠数はこの数年落ち着いており、NHKへの貢献度、そしてフィジカルセールスのみならずデジタルでもヒットしなければ出場歌手の仲間入りを果たすことは難しいかもしれません。

とはいえ、山内惠介さんが今年出場しないことには驚きました。NHKがGrand Ceremonyを放送した第1回のMUSIC AWARDS JAPAN、その演歌・歌謡曲部門(こちらはテレビ東京で放送)にて山内惠介「紅の蝶」が最優秀演歌・歌謡曲楽曲賞を受賞したこともあり尚の事です。昨年は新浜レオンさんが新たに加わった演歌歌謡曲枠ですが、今回はその反動が起きたのかもしれません。

 

 

今年の紅白からは、アイドル/ダンスボーカルグループ(K-POP含む)や周年記念歌手の予想しにくさを感じています。同時に、ビルボードジャパンのチャートは出場に大きく影響する一方、それに頼りすぎないという姿勢もまた強まっているのではと感じた次第です。ただ、ストリーミングヒットが出場可能性を高めるということは、KAWAII LAB.やHANA、サカナクションMrs. GREEN APPLE等の出場から明らかです。

一方で、今回は星野源さんや藤井風さんの名前がありませんでしたが、ビルボードジャパンは昨年最終週以降のアルバムチャートにストリーミング指標を組み入れたことで、同チャートでは『Gen』や『Prema』のロングヒットが可視化されています。ゆえに、紅白は出場歌手選定の際にビルボードジャパンソングチャートは考慮しながら、アルバムチャートにおいてはそこまでではないという考えを持ち合わせています。

そして、戦後80年企画、もしくは国際交流的ラインナップがほぼないだろうことを残念に思います。K-POP以外で後者に該当する出場歌手がいるとすれば、世界で人気を誇る映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』の主題歌のひとつ、「残酷な夜に輝け」を歌うLiSAさん等、多くはないと考えます。『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』に既発曲を提供したTWICE、さらに日本のXGの姿もありませんでした。

国際情勢が不安定であり、ここ数ヶ月でその状況が加速していると痛感する中、世界と"つながる"ことを示してほしかったというのが私見です。

 

 

昨年の紅白は紅組白組共に21組ずつが出演していましたが(特別企画を除く)、今回発表された歌手は現時点で紅組が20組に対し白組は17組でした。今年は特別企画としてオリジナルアルバムをリリースしたサザンオールスターズ松任谷由実さん、矢沢永吉さんに加えて「IRIS OUT」が大ヒット中の米津玄師さんが追加でアナウンスされる可能性があると考えるに、ともすれば通常枠は今回20組ずつになるのかもしれません。

白組で追加発表があるとすれば、オリジナルアルバムを今秋リリースした藤井風さん、朝ドラ主題歌を歌ったRADWIMPS、複数のスポーツ紙が有力視していたtimelesz、そしてSnow Manの可能性も残っているといえるかもしれません。また21組ずつとなるのであれば、米津玄師「JANE DOE」でデュエットしている宇多田ヒカルさんの可能性もゼロではないでしょう。その行方に注目です。

 

 

最後に、以下の内容を今年も掲載します。出場歌手内定の段階から”その歌手は知らない”という姿勢がメディアや一部市井から散見されますが、選出基準が明確であることは今回の出場歌手一覧からしても自明です。紅白がより好くなってほしいと考えるならば冷静な分析や提案を行うほうがより素敵でしょう。腐すばかりのメディア等が変わること、変わる気概がないならば採り上げないことを願います。

客観的なデータにて紹介したところで紅白出場歌手を”知らない”とする方が少なくありません。”紅白見ない”がトレンド入りしたそうですが、知らないのは誰にでもあることだとして、知らないことを正しいと決めつけ認知度の高くない歌手のせい等にするやり方は格好悪いと断言します。学ぶ姿勢、知ろうとする気概を是非持ってほしいと強く願いますが、見ないならばわざわざ公言する必要はありません。

 

そして、本日の記者会見では堺正章さんによる発言に強い違和感を抱いています。

老若男女に共通するヒット曲が乏しいと今の時代を嘆き、昭和は良かったと回顧していましたが、しかし多様な音楽の聴かれ方/買われ方がある今の時代にヒットを輩出した歌手の多くがきちんと紅白に選ばれています。そして多様な聴かれ方/買われ方の時代に、紅白も参考としているであろうビルボードジャパンによる複合指標に基づくチャートが登場し、ブラッシュアップを重ねて社会的ヒットの鑑となっています。

昔は良かったとばかり言うのではなく、良かったのならばそれを今に伝えるべく努力するよう、年配の音楽関係者に対し願うばかりです。デジタルアーカイブの充実、年配ユーザーへのストリーミング聴取推進等については、たとえば演歌歌謡曲シュリンクを踏まえてこのブログで幾度となく提案していますが、実際には行っているのでしょうか。変えたいならば今の時代を腐すことなく、そして動くことを心から願います。

 

 

紅白については追加歌手の発表、そして曲目発表のタイミングにて、あらためて分析等を行う予定です。

 

 

最後に、主要なアイドル/ダンスボーカルグループのCHART insightを掲載します。

 

<アイドル/ダンスボーカルグループにおける

 ビルボードジャパントップアーティストチャートのCHART insight>

 

※ CHART insightの説明等は初登場歌手の動向紹介時に準じます。

※ 出場歌手には歌手名の隣に”(出場)”と記しています。

 

・AiScReam

 

・ILLIT (出場)

 

=LOVE

 

AKB48

 

SKE48

 

・aespa (出場)

 

XG

 

NMB48

(上記CHART insightは7月30日公開分が最終週となります。)

 

・CANDY TUNE (出場)

 

・CUTIE STREET

 

・櫻坂46

 

・SWEET STEADY

 

・超ときめき♡宣伝部

 

・TWICE

 

・NiziU

 

乃木坂46 (出場)

 

・≠ME

(上記CHART insightは9月3日公開分が最終週となります。)

 

・HANA (出場)

 

・日向坂46

 

・BLACKPINK

 

・FRUITS ZIPPER (出場)

 

・ME:I

 

モーニング娘。'25

 

・LE SSERAFIM

 

 

・INI

 

・嵐

 

 

・WEST.

 

・Aぇ! group

 

・&TEAM (出場)

 

・ENHYPEN

 

・原因は自分にある。

 

・JO1

 

・Stray Kids

 

SixTONES

 

Snow Man

 

SEVENTEEN

 

Da-iCE

 

・timelesz

 

・超特急

 

・TOMORROW X TOGETHER

 

・なにわ男子

 

・Number_i (出場)

 

・BE:FIRST (出場)

 

・PLAVE

 

Hey! Say! JUMP

 

・BOYNEXTDOOR

 

・M!LK (出場)

 

 

 

※追記(11月18日7時38分)

 

当エントリーの公開後、アイドル/ダンスボーカルグループのジャンルに絞り出場歌手傾向を分析した上で、このジャンルにおける出場条件をまとめています。そのエントリーのリンクはこちらです。