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旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングスチャートなどを紹介します。

「Drivers License」に「Up」「Blinding Lights」が迫る…2月20日付米ビルボードおよびグローバルチャートをチェック

ビルボードソングスチャート、現地時間の2月15日月曜が祝日のため翌16日火曜に発表された最新2月20日付ソングスチャート(Hot 100)。オリヴィア・ロドリゴ「Drivers License」が5連覇を達成しました。

オリヴィア・ロドリゴ「Drivers License」はストリーミングが前週比14%ダウンの2760万(同指標2位)、ダウンロードが同29%アップの16000(同指標4位)、ラジオが同16%アップの5430万(同指標7位)を獲得。初登場での首位達成は「Drivers License」が48曲目となりますが、初登場から5週連続での首位獲得となると10曲目、アリアナ・グランデ「7 Rings」以来およそ2年ぶりとなります(他に初登場から5週連続で首位を獲得したのはバウアー「Harlem Shake」(2013))。

初登場からの最長連続首位記録はマライア・キャリーボーイズIIメン「One Sweet Day」(1995-1996)の16週となります。

2位にはカーディ・B「Up」が初登場。ストリーミングは3120万、ダウンロードは37000を獲得し2指標で首位、ラジオは1490万を獲得し同指標50位に登場。ダウンロードについてはカーディ・Bのホームページにて通常バージョン、クリーンバージョンおよびインストゥルメンタルバージョンを1ドル29セントで、限定盤CDシングルおよびホームページ限定ジャケット盤CDシングルを9ドル99セントで販売しています。

「Up」によりカーディ・Bは9曲目のトップ10入り。2017年に「Bodak Yellow (Money Moves)」で初めてチャートを制して以来、この5年の間にヒットを連発したことになります。

現地時間の2月7日日曜に開催されたスーパーボウル、そのハーフタイムショーに出演したザ・ウィークエンドが躍進。「Blinding Lights」が3位をキープし、「Save Your Tears」が4ランクアップの4位に。後者はザ・ウィークエンドにとって9曲目のトップ5入り、また2曲同時トップ5入りは今回が10週目となります。ハーフタイムショーのみならず、2月5日にリリースされたベストアルバム『The Highlights』が2月20日付米ビルボードアルバムチャートで2位に初登場したことも上昇の要因となっています。

「Blinding Lights」はストリーミングが前週比45%アップの2180万、ダウンロードが同247%アップの30000、ラジオが同2%アップの5870万を、「Save Your Tears」はストリーミングが前週比45%アップの2170万、ダウンロードが同152%アップの14000、ラジオが同14%アップの3210万を獲得。「Blinding Lights」は今週、ソングスチャート通算62週目のランクインにしてトップ10内は史上最長の49週目、トップ5内も同じく史上最長となる40週目の登場となります。

ポップ・スモーク「What You Know Bout Love」が前週から3ランクアップし10位に到達。ストリーミングは前週比6%ダウンの1100万、ダウンロードは同5%ダウンの2000、ラジオは同9%アップの4370万を獲得しています。昨年2月19日に亡くなったポップ・スモークにとっては、リル・ベイビー & ダベイビーをフィーチャーした「For The Night」が昨年7月に6位を獲得して以来2曲目のトップ10ヒットとなります。

 

最新のトップ10はこちら。

[今週 (前週) 歌手名・曲名]

1位 (1位) オリヴィア・ロドリゴ「Drivers License」

2位 (初登場) カーディ・B「Up」

3位 (3位) ザ・ウィークエンド「Blinding Lights」

4位 (8位) ザ・ウィークエンド「Save Your Tears」

5位 (2位) 24Kゴールデン feat. イアン・ディオール「Mood」

6位 (4位) アリアナ・グランデ「34+35」

7位 (6位) クリス・ブラウン feat. ヤング・サグ「Go Crazy」

8位 (5位) デュア・リパ feat. ダベイビー「Levitating」

9位 (7位) アリアナ・グランデ「Positions」

10位 (13位) ポップ・スモーク「What You Know Bout Love」 

ラジオを制したのは今週もクリス・ブラウン feat. ヤング・サグ「Go Crazy」(総合7位)で、前週比2%ダウンとなる8110万を獲得しています。

 

 

昨年秋に新設されたグローバルチャート、その速報も紹介。200を超える地域の主要デジタルプラットフォームによるストリーミングとデジタルダウンロードで構成され、歌手のホームページでの販売分を含まないグローバルチャート。2月20日付ではオリヴィア・ロドリゴ「Drivers License」がGlobal 200およびGlobal Excl. U.S.(Global 200からアメリカの分を除く)共に5連覇を達成しました。

オリヴィア・ロドリゴ「Drivers License」は、Global 200ではストリーミングが前週比12%ダウンの7880万、ダウンロードは同12%アップの24000を、Global Excl. U.S.ではストリーミングが前週比11%ダウンの5220万、ダウンロードが同14%ダウンの7000を獲得。Global 200における5週首位はマライア・キャリー「All I Want For Christmas Is You」およびBTS「Dynamite」の4週を上回り、単独最長記録となります。

今週はGlobal 200、Global Excl. U.S.共にトップ3が同じ順位に。先述したスーパーボウルハーフタイムショー効果でザ・ウィークエンド「Blinding Lights」が2位、「Save Your Tears」が3位につけました。Global 200においては「Blinding Lights」がストリーミングにおいて前週比33%アップの6170万、ダウンロードが同194%アップの38000を、「Save Your Tears」はストリーミングが前週比36%アップの5890万、ダウンロードが同114%アップの24000を獲得。Global Excl. U.S.では「Blinding Lights」がストリーミングにおいて前週比26%アップの4200万、ダウンロードが同151%アップの11000を、「Save Your Tears」はストリーミングが前週比30%アップの3890万、ダウンロードが同73%アップの10000を獲得し、2指標とも大きく伸ばしています。

カーディ・B「Up」はGlobal Excl. U.S.ではトップ10入りを逃したもののGlobal 200では4位に初登場。ストリーミングは5370万、ダウンロードは27000を獲得しています。

 

今回、Global 200とGlobal Excl. U.S.を比べてみると、オリヴィア・ロドリゴ「Drivers License」においてダウンロード指標が前者でアップ、後者でダウンしていることが解ります。今回の米ビルボードソングスチャートで「Up」や「Blinding Lights」が首位に猛追する可能性が指摘されていたことで、アメリカに住むオリヴィアのファンやライト層がダウンロードに動き、チャート面でサポートしたことが想像できます。アメリカを除く地域によるGlobal Excl. U.S.でダウンロード指標がダウンしながらGlobal 200ではアップという動向から、このような推測が可能です。

 

 

次週はテイラー・スウィフト等が初登場予定。オリヴィア・ロドリゴ「Drivers License」の6連覇なるか、注目しましょう。