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旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

XG『THE CORE - 核』がビルボードジャパンアルバムチャートで6週連続トップ5入り…そのヒットを分析する

ビルボードジャパンが2024年最終週からアルバムチャートにストリーミング指標を取り入れて以降、聴かれ続ける作品がロングヒットし年間単位でも存在感を高めるようになりました。これまでは主に男性アイドルやダンスボーカルグループがフィジカルセールス主体に強かったこのチャートですが、年間単位でも大きな変動が起きたことについては2025年度年間チャート分析時に触れた通りです。

そしてビルボードジャパンアルバムチャートは週間単位でも、ストリーミングが大きく関わります。特に前回3月4日公開分ではAぇ! group『Runway』がフィジカルセールスで20万枚以上上回りながらHANA『HANA』がストリーミングで圧倒、前者のデジタル未解禁も影響しながら後者が総合チャートを制したことについては前週お伝えしています。

ストリーミングで強さを発揮する男性アイドル/ダンスボーカルグループ作品も登場しているアルバムチャートですが、HANA『HANA』共々ストリーミングの強さが目立つ女性ダンスボーカルグループ作品がXG『THE CORE - 核』です。

 

 

XG『THE CORE - 核』は1月23日金曜にリリース。海外活動も積極的ゆえ、リリース曜日を世界標準となる金曜に設定しています。月曜を集計期間初日とするチャートでは金曜リリース作品の初登場時順位が不利になる傾向ながら、『THE CORE - 核』は1月28日公開分ビルボードジャパンアルバムチャート(集計期間:1月19~25日)にて5位に初登場。そして初の1週間フル加算となった翌週、総合チャートを制しています(下記参照)。

(上記CHART insightは有料会員が確認可能なもので、他指標において20位未満の順位も明示されています。ビルボードジャパンでは有料会員が知り得る情報の掲載を許可しています。)

そして上記は最新3月4日公開分ビルボードジャパンアルバムチャートにおけるXG『THE CORE - 核』のCHART insight。累計ポイント構成比ではフィジカルセールス(黄色で表示)が全体のおよそ7分の1となる一方、8割以上はストリーミング(青)で占められていることが解ります(残りはダウンロード(紫で表示))。現時点でのアルバムフィジカルセールスは80,082枚ゆえ、ストリーミングでの獲得ポイントはおよそ48万枚相当と考えられます。

XG『THE CORE - 核』のストリーミング指標は3→3→1→1→2→3位と推移。国内ライブツアーの開催期間は(メディアで採り上げられれば尚の事)予習や復習の意味でもこの指標が高まる傾向にあるのですが、人気が徐々に上昇する中でのアルバムリリースがライト層の注目度上昇につながり、そして所有指標の安定からはそのライト層のコアファンへの昇華も確認できるのではというのが自分の見方です。

尤もHANA『HANA』のストリーミング指標による獲得ポイントが初週のみでフィジカルセールスおよそ25万枚相当になったことと比べてXG『THE CORE - 核』の勢いは強くないのかもしれませんが、ともすれば『THE CORE - 核』のリリースが日本の女性ダンスボーカルグループ全体の注目度上昇につながり、HANA『HANA』のヒット規模増幅の役割も担ったかもしれません。XGとHANAの双方を支持する方も少なくないでしょう。

 

 

最後に。最新3月4日公開分のビルボードジャパンアルバムチャートにてXG『THE CORE - 核』のフィジカルセールスが比較的大きく後退していますが、この指標はライブの開催や施策の実行が他の指標より大きく反映され、乱高下することもあります。ゆえにストリーミング指標で高値安定が続くかが社会的ヒットに至るかのより大きな判断基準に成るというのが私見です。

プロデューサー等による問題がXGの今後に少なからず影響を及ぼすかもしれないとして、しかしながら『THE CORE - 核』のストリーミング指標は上位をキープしています。この点から、今後もXGの支持を続けるファンや見守るライト層の多さが想起できるというのが自分の見方です。なお今回の問題に関する自分の考えはXにて表明しています(こちらから始まるスレッド等を参照)。