イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

(追記あり)【海外ビルボード】『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』発、ハントリックス「Golden」が米初制覇

(※追記(8月12日6時55分):エントリー公開後に米ビルボードがグローバルチャートの記事を公開したことから、翻訳内容を掲載しています。)

(※追記(8月12日18時25分):Global 200における日本の楽曲動向を追記しています。)

 

 

 

現地時間の8月11日月曜に発表された最新8月16日付米ビルボードソングチャート(集計期間:8月1~7日)では、前週首位のアレックス・ウォーレン「Ordinary」が2位に後退。『Kpop Demon Hunters (邦題:KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ)』サウンドトラックに収録されたハントリックス(イジェ、オードリー・ヌナ & レイ・アミ)「Golden」が、初の首位を獲得しています。

ハントリックス(イジェ、オードリー・ヌナ & レイ・アミ)「Golden」はストリーミングが前週比9%アップの3170万(同指標通算3週目の首位)、ダウンロードが同35%アップの7,000(同指標3位)、ラジオが同71%アップの840万を記録。ラジオについては記事に順位の記載がありませんが、ダウンロード指標は最高位を更新しています。

さらにストリーミング指標においては6週連続でグレイテストゲイナーを獲得。これまでこの指標におけるグレイテストゲイナーの最長連続記録はミーゴス feat. リル・ウージー・ヴァート「Bad And Boujee」(2017年初頭)の5週連続であり、7月5日付で総合81位に初登場を果たした「Golden」が記録を更新した形です。

また「Golden」のストリーミング再生回数は3千万を突破。初登場時以外でこの指標が3千万回再生を突破したのはケンドリック・ラマー & シザ「Luther」(3月29日付 3080万)以来となります。なお3月29日付以降において初登場時に3千万回を突破したのは、プレイボーイ・カルティ(一部メディアではプレイボーイ・カーティと表記するところも)による「Evil J0rdan」、およびモーガン・ウォーレン feat. テイト・マクレー「What I Want」となります。

 

K-POP曲の米ビルボードソングチャート制覇は今回が8曲目であり、女性ボーカル曲では初となります(なおハントリックスの歌唱キャストを務めるイジェおよびレイ・アミは韓国ソウル生まれ、オードリー・ヌナは米ニュージャージー出身)。これまではBTSが2020-2021年に6曲(「Dynamite」「Savage Love (Laxed - Siren Beat) (ジョーシュ・シックスエイトファイヴ × ジェイソン・デルーロ × BTS名義)」「Life Goes On」「Butter」「Permission To Dance」「My Universe (コールドプレイ & BTS名義)」)、またBTSのメンバーであるJIMINが2023年にソロ曲「Like Crazy」(2023)で首位を獲得しています。

また「Golden」は架空の歌手が現実世界で首位を獲得した最新例となり、『Encanto (邦題:ミラベルと魔法だらけの家)』(2022)サウンドトラックに収録されたカロリーナ・ガイタン、マウロ・カスティージョ、アダッサ、レンジー・フェリズ、ダイアン・ゲレロ、ステファニー・ベアトリス & エンカント・キャスト「We Don't Talk About Bruno」(2022年2-3月 5週首位)以来となります。

 

今回ハントリックス「Golden」が首位を獲得したことで、米ビルボードはこのような記録を紹介しています。

<米ビルボードソングチャート タイトルに"Gold" "Golden"が付いた首位獲得曲>

 

・ハントリックス(イジェ、オードリー・ヌナ & レイ・アミ)「Golden」(2025年8月16日付 1週)

カニエ・ウェスト feat. ジェイミー・フォックスGold Digger」(2005年9月17日付以降 10週)

アメリカ「Sister Golden Hair」(1975年6月14日付 1週)

ニール・ヤング「Heart Of Gold」(1972年3月18日付 1週)

なお歌手名でみると、24kゴールデン (24kGolden) feat. イアン・ディオール「Mood」が2020年から翌年にかけて8週、ボビー・ゴールズボロ(Bobby Goldsboro)「Honey」が1968年に5週、それぞれ首位を獲得しています。

ちなみに"Silver"の場合は曲名に関する首位獲得作品はないものの、シルヴァー・コンベンション(Silver Convention)「Fly, Robin, Fly」が1975年に3週首位を獲得しています。

 

チャペル・ローン「The Subway」が3位に初登場し、ソングチャートにおけるキャリア最高位および初登場最高位を更新。7月31日にリリースされた同曲はストリーミング2510万、ダウンロード6,000およびラジオ787,000を記録し、「Good Luck, Babe!」(2024年9月 4位)、「The Giver」(2025年3月 5位)、「Pink Pony Club」(2025年4月 4位)に続くキャリア4曲目のトップ10入りを果たしています。なおチャペルは「The Subway」を、昨年6月7日に開催された音楽フェスのガバナーズ・ボールで初めて披露しています。

(ちなみに、タイトルに"Subway"が付いた曲ではペトゥラ・クラーク「Don't Sleep In The Subway」の5位がこれまで最も高く(1967年7月に記録)、チャペル・ローン「The Subway」はこの点においても最高位を更新しています。)

 

前週まで通算9週首位を獲得したアレックス・ウォーレン「Ordinary」は2位に後退。ラジオ指標は前週とほぼ変わらず7360万を記録し、同指標通算8週目の首位に。また米ビルボードが毎夏実施するソング・オブ・ザ・サマーチャート(Songs Of The Summer)においては、今年度開始以降11週連続で首位を獲得しています。

ジャスティン・ビーバー「Daisies」は4→5位に後退するも、ラジオ指標は前週比23%アップの2090万を記録し、2週目となるトップゲイナーを獲得しています。

『Kpop Demon Hunters (邦題:KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ)』サウンドトラックからはサジャ・ボーイズ(アンドリュー・チェ、ネックウェヴ、ダニー・チャン、ケビン・ウー & サムイル・リー)「Your Idol」が9→8位となり、最高位を更新しています。

テディ・スウィムズ「Lose Contol」は7→9位に後退するも、総合ソングチャートでは史上最長となる在籍週数を103週に、トップ10内エントリーは73週に、それぞれ伸ばしています。

 

最新のトップ10はこちら。

1位 (前週2位) ハントリックス(イジェ、オードリー・ヌナ & レイ・アミ)「Golden」

2位 (1位) アレックス・ウォーレン「Ordinary」

3位 (初登場) チャペル・ローン「The Subway

4位 (3位) モーガン・ウォーレン feat. テイト・マクレー「What I Want」

5位 (4位) ジャスティン・ビーバー「Daisies」

6位 (6位) レイヴン・レネー「Love Me Not」

7位 (5位) モーガン・ウォーレン「Just In Case」

8位 (9位) サジャ・ボーイズ(アンドリュー・チェ、ネックウェヴ、ダニー・チャン、ケビン・ウー & サムイル・リー)「Your Idol」

9位 (7位) テディ・スウィムズ「Lose Control」

10位 (8位) シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」

 

 

続いてグローバルチャートを紹介。200を超える地域の主要デジタルプラットフォームによるストリーミングとデジタルダウンロードで構成され、歌手のホームページでの販売分を含まないグローバルチャート。8月16日付ではGlobal 200、またGlobal 200から米の分を除くGlobal Excl. U.S.共にハントリックス(イジェ、オードリー・ヌナ & レイ・アミ)「Golden」が首位をキープ。双方のチャートで通算4週目の首位を獲得しています。

ハントリックス「Golden」はGlobal 200においてストリーミングが前週比4%アップの1億1820万およびダウンロードが同30%アップの13,000、Global Excl. U.S.ではストリーミングが前週比3%アップの8740万およびダウンロードが同24%アップの7,000を、それぞれ記録しています。

「Golden」が収録された『Kpop Demon Hunters』サウンドトラックからは、Global 200においてサジャ・ボーイズ(アンドリュー・チェ、ネックウェヴ、ダニー・チャン、ケビン・ウー & サムイル・リー)「Soda Pop」が3→4位、同じくサジャ・ボーイズによる「Your Idol」が6→5位に、Global Excl. U.S.ではサジャ・ボーイズ「Soda Pop」が5→4位となっており、「Soda Pop」はGlobal Excl. U.Sにて最高位を更新しています。

 

チャペル・ローン「The Subway」がGlobal 200で3位、Global Excl. U.S.では10位に初登場。Global 200ではストリーミング5500万およびダウンロード8,000、Global Excl. U.S.ではストリーミング3030万およびダウンロード3,000を記録しています。チャペル・ローンのトップ10ヒットはGlobal 200では「Good Luck, Babe!」(2024年9月 5位)、「The Giver」(3月 10位)に続く3曲目、Global Excl. U.S.では「Pink Pony Club」(2024年10月 7位)に次ぐ2曲目となり、Global 200ではキャリア最高位および初登場最高位を更新しています。

 

 

 

※追記(8月12日18時25分)

 

日本時間の8月12日夜、Global 200の全容が発表されました。日本の楽曲動向については、Xにて発信しています。