4月24~30日を集計期間とする最新5月3日公開分ビルボードジャパンソングチャートはYOASOBI「アイドル」が3週連続で首位に。ポイントをさらに伸ばし、今年度初の2万ポイント超えを達成しました。
【ビルボード】超ハイレベルの首位争いを制したYOASOBI「アイドル」3週連続総合首位 歴代2位の週間ストリーミング数を記録 https://t.co/zdrUm7XbqN pic.twitter.com/lz6qCqRFM5
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2023年5月3日
YOASOBI「アイドル」はストリーミングをさらに伸ばしています。
4月19日公開の当チャートで初登場首位を獲得すると、翌週には自身初の快挙となる週間2,000万回超えを記録して2連覇を達成した。チャートイン3週目となる当週の再生回数は前週比126%の25,783,683回を記録。今回、当チャートにおける週間再生回数として、2021年6月2日にBTSの「Butter」が記録した29,935,364回に次ぐ、歴代2位の記録が更新された。
【ビルボード】YOASOBI「アイドル」がストリーミング3連覇達成、週間再生回数歴代2位に https://t.co/fmhMsj4l7b pic.twitter.com/jXotovK172
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2023年5月3日
2021年6月2日公開分は、集計期間が同年5月24~30日。BTS「Butter」はこの期間に重なる形で、5月21~27日にLINE MUSIC再生キャンペーンを開催しています(下記参照)。それゆえ、キャンペーン未開催のYOASOBI「アイドル」の強さがよく解るはずです。
(なお「Butter」はLINE MUSIC再生キャンペーン終了直後に再生回数を落とすものの、2021年6月9日公開分のビルボードジャパンソングチャートではストリーミング18,729,013回再生を記録し、その後も高水準を維持しています。)
また「アイドル」はカラオケ指標において9位に上昇しています。
(上記CHART insightにおいて総合順位は黒、ストリーミングは青、カラオケは緑で表示されます)。
YOASOBI「アイドル」は総合100位以内エントリー3週目にカラオケ指標でトップ10入り。Official髭男dism「Subtitle」の7週、米津玄師「KICK BACK」の5週、Ado「新時代 (ウタ from ONE PIECE FILM RED)」の11週等を上回る速さとなります。
(上記CHART insightはいずれも総合300位以内初登場から11週分を表示。)
加えて「アイドル」はTikTok Weekly Top 20、Top User Generated Songsチャートの双方で今週初めて首位を獲得しています。
その人気はTikTok上でも顕著で、推しのアイドルの切り抜き動画のBGMやダンスや歌ってみたなど、歌詞やアニメのストーリーに合わせて、様々な動画に使用されている。また、YOASOBIは4月24日にTikTokライブを開催。この時に披露した「アイドル」のライブ切り抜き映像が、YOASOBIのオフィシャル・アカウントに投稿されており、最初に投稿された動画は3日間で500万回以上再生、56万件以上の高評価を獲得している。
【TikTok Weekly Top 20】YOASOBI「アイドル」が首位、HoneyWorksの提供曲が3位にジャンプアップ https://t.co/DF9KQ5k77K pic.twitter.com/qWd6F9mvWg
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2023年5月3日
ビルボードジャパンの最新ポッドキャストでは、YOASOBI「アイドル」のUGC再生回数が前週1,400,910回再生だったのに対し当週は2,931,796回と倍増したことが紹介されています。これら動画はソングチャートに直接反映されないものの、ストリーミングや動画再生といった接触行動への移行のきっかけとなるものです。
(なお、このポッドキャストにおいてはBE:FIRST「Smile Again」のUGC再生回数が100位未満だったことも判明しています。このBE:FIRST「Smile Again」のチャート動向から見えてくるもの等については明日のエントリーにて紹介します。)
曲そのものへの接触のみならず、曲を用いた動画への支持や歌われる機会も急上昇。つまりYOASOBI「アイドル」は、ネットとリアル双方における"活用"という面で急激に浸透していることが解るのです。さらにその活用についてはYOASOBI運営側が手を差し伸べています。これも施策の一環とはいえるのですが、ツイートでの興味を惹かせる言葉のチョイス、そして自然に背中を押してくれるような感覚を与える対応が見事です。
そして「アイドル」インスト音源も公開!
— YOASOBI (@YOASOBI_staff) 2023年4月12日
このカルチャーを愛する全ての方に、歌って踊って聴いて、自由に楽しんで欲しいです!#YOASOBIアイドル タグで見に行ったり再生リストに入れさせていただきますので、皆さまの推しへの推薦、紹介もぜひよろしくお願いします🔥https://t.co/41gjqRVeDF pic.twitter.com/CA76g07fVQ
後半も一気に公開!
— YOASOBI (@YOASOBI_staff) 2023年4月30日
クルクルと変わるikuraの表情、アツく煽るAyaseとバンドメンバー、見どころたっぷりの #YOASOBIアイドル ぜひ隅々までお楽しみください💥https://t.co/K4GInKmUZP#YOASOBI_TikTokLIVE https://t.co/J6FNcPs0wo
今後の注目は、YOASOBI「アイドル」が首位を何週まで伸ばすかという点。とりわけ接触指標群が圧倒している同曲においては、ストリーミング再生回数の新記録樹立が期待されます。その点については昨日のエントリーでも紹介したように、次回5月10日公開分がゴールデンウイーク後半を集計期間とすることからさらに伸びていくものと考えます。
日本における5月2日付Spotifyデイリーチャート。
— Kei (ブログ【イマオト】/ラジオ/ポッドキャスター) (@Kei_radio) 2023年5月3日
50位以内の再生回数は大半が前日より上昇。
首位は #YOASOBI(@YOASOBI_staff)「#アイドル」。再生回数前日比98.5%、632,173回再生を記録。 https://t.co/n610YbBXfp
最新5月2日公開分のSpotifyデイリーチャートでは前日より再生回数を落とすもののYOASOBI「アイドル」は前週同曜日比104.6%を記録し、伸び続けていることが解ります。この軌道を踏まえれば祝日効果も相俟って、「アイドル」がBTS「Butter」の記録に迫っていくのではと感じています。
最後に。YOASOBIが「アイドル」をいつテレビで披露するかが気になります。
📢放送決定✨
— NHK MUSIC (@nhk_musicjp) 2023年5月1日
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🎗#NHKMUSICSPECIAL🎗
#YOASOBI
~小説を音楽にする魔法~
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YOASOBIの音楽の秘密に迫る💨
“小説を音楽にするユニット”YOASOBIの
知られざる創作の舞台裏とは👀
📺5/11(木) 22:00~NHK総合https://t.co/5FFZj7wimF
YOASOBIは今月、NHK総合の音楽特番に出演しますが「アイドル」はパフォーマンスしない模様です。一方で、気が早いかもしれませんがNHK音楽番組、それも特番への出演は『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)の出場を確実にしたと捉えていいでしょう。紅白では「アイドル」を披露する可能性が高いと思われますが、その前にどの番組が初パフォーマンスの機会を手にするかに注目したいと思います。