遂に、です。
⚡️⚡️⚡️初解禁⚡️⚡️⚡️
— KAT-TUN「Roar」Official (@KATTUN_0322) 2021年3月1日
3月10日(水)発売
KAT-TUN
NEWシングル「Roar」
各音楽配信サービス🎧でのダウンロード/ストリーミング配信が決定しました!👏
詳細はこちらをチェック👀https://t.co/KWDqm5kUUK
いよいよ3月ですね!
盛り上がっていきましょう🏴☠️#KATTUN #Roar #KATTUN15周年
ジャニーズ事務所のデジタルリリースがこれまでなかったわけではありませんが、KAT-TUN「Roar」は【ダウンロード/ストリーミング/ミュージックビデオ配信(ショートバージョン含む)をCDリリース日までに解禁】した最初の例に。いわば「Roar」は"(ほぼ)完全なデジタル解禁"第一弾作品なのです。
(上記ミュージックビデオはショートバージョンですが、今回はこのショートバージョン問題については取り上げません)。
"完全なデジタル解禁"については、昨年春から夏にかけてその可能性が高い作品があったものの、終ぞ達成には至りませんでした。
嵐が大半の曲を解禁したり(ただしシングルのカップリングやアルバムのボーナストラックは除く)、ダウンロードにおいてはレコチョク等デジタルプラットフォームを限定して配信した例もありますが、個人的に完全なデジタル解禁の最初の曲になるだろうと想像していた嵐「カイト」については、アルバム『This is 嵐』解禁のタイミングまで待つことに。同アルバムのデジタル解禁もフィジカルリリースから遅れていました。
(なお「カイト」はビルボードジャパンソングスチャートにおいて一度も動画再生指標がカウントされていません。これはミュージックビデオ未配信であり、またNHKのYouTubeアカウント発となる紅白歌合戦映像にISRCが付番されておらずカウント対象外となっているため。NHKのISRC未付番はFoorin「パプリカ」でもみられたことであり、非常に勿体ないと言わざるを得ません。CHART insightはこちら。)
CDリリースに先立ってデジタル解禁された例としてはTwenty★Twenty「smile」があるのですが、今年よりデジタル配信が停止されていること、ミュージックビデオが終ぞ登場しなかったことでこちらも完全なデジタル解禁には至れませんでした。これら昨年の惜しい状況を踏まえれば、新曲がCDリリース日までに、一部に限定せず様々なデジタルプラットフォームで解禁するKAT-TUN「Roar」に対し"遂に…!"という思いを抱くのは自然なことなのです。
そして早速本日より、KAT-TUN「Roar」、iTunesでの予約もスタートしてます🎧
— KAT-TUN「Roar」Official (@KATTUN_0322) 2021年3月1日
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KAT-TUNのシングルリリースは「Ask Yourself」以来およそ3年ぶり。「Roar」は各メンバーのソロ曲を収録する等のカップリング曲違いが「Ask Yourself」より多く登場するほか、配信専用のカップリング曲も用意されています。意地悪な見方をするならば、CDとの同時配信がCD売上を阻害しかねないと考え前作より種類を増やしたと言えるかもしれませんが、「Ask Yourself」が初週フィジカルセールス144,979枚で14610ポイントを獲得し2018年4月30日付ビルボードジャパンソングスチャートを制したことを踏まえれば、「Roar」は2万の大台に乗る可能性も十分考えられます。
(ただし「Ask Yourself」リリース当時から現在に至るまでに数度のチャートポリシー変更が行われ、最新3月8日付からはフィジカルセールスおよびストリーミングのウェイトが下がっているため、2万ポイント獲得予定とは断定できません。最新チャートにおけるチャートポリシー変更についてはビルボードジャパンソングスチャートが集計方法を変更、3月8日付チャートで大きくポイントを落とした曲とその理由(3月4日付)をご参照ください。)
KAT-TUN「Roar」はともすれば、好調を続ける優里「ドライフラワー」やAdo「うっせぇわ」等に首位の座を譲るまいとしてデジタル解禁を決めたのかもしれません。だとすればジャニーズ事務所(およびその所属歌手)側が、フィジカルセールス主体ではなく複合指標から成るビルボードジャパンソングスチャートへの重要性を強く意識しているだろうと想像できます。また、この一週間以内に大滝詠一(大瀧詠一)さんや花澤香菜さんがサブスク解禁をアナウンスしており、広く世間においてサブスクの重要性がさらに高まっているとも言えるでしょう。KAT-TUN「Roar」を皮切りに、ジャニーズ事務所所属歌手がデジタルに明るくなっていただけるならばとても嬉しいですね。