最新12月10日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:12月1~7日)では、前週フィジカルセールス指標初加算に伴い首位を獲得した乃木坂46「ビリヤニ」が20位に後退。米津玄師「IRIS OUT」が3週ぶりとなる首位返り咲きを果たしています。
【ビルボード】米津玄師「IRIS OUT」が通算10週目の総合首位、Number_i「LAVALAVA」が続く https://t.co/C3aGKHnhsO
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2025年12月10日
さて当週は7曲がトップ10内に初ランクインを果たしています。

トップ10内初進出の7曲は、デジタルリリースが4曲(ダウンロード指標1~4位を占拠)、およびフィジカルセールス初加算が3曲(同指標1~3位を占拠)という構成。前週におけるフィジカルセールス指標上位3曲、また『Dear Jubilee -RADWIMPS TRIBUTE-』収録の2曲等と入れ替わった形ですが、米津玄師「IRIS OUT」はストリーミング指標(基チャートも含む)で12連覇を達成したこと等が総合首位返り咲きの要因です。
一方、「IRIS OUT」では獲得ポイントの減少が続いています。11月以降は9割台前半をキープしていたポイント前週比は、今回88.5%に。先週金曜にビルボードジャパンが2025年度年間チャートを発表し、そこで「IRIS OUT」がわずか10週の在籍にて年間ソングチャート4位に到達したとアナウンスされましたが、その結果に対する反応は大きくなかったといえるかもしれません。なお年間チャートはこのブログにて分析しています。
このブログでは毎週土曜掲載のCHART insightからヒットを読む カテゴリーのエントリーにて、ストリーミング表を掲載。最新12月10日公開分に即した内容はこちら。

ここから、Mrs. GREEN APPLE「クスシキ」や「ダーリン」が前週より6%以上ポイントを伸ばし、またビルボードジャパン年間ソングチャートで総合首位を獲得した「ライラック」も前週比103.2%で推移していることが解ります。冒頭で紹介した総合ソングチャートの記事ではこの3曲を含む『複数曲がジャンプアップを果たした』と紹介されているほか、ストリーミング指標の基チャート記事でもこのように言及されています。
また当週で、米津玄師, 宇多田ヒカル「JANE DOE」がリリース以来キープしていた2位の座が入れ替わり、2025年のBillboard JAPAN年間チャートを席巻したMrs. GREEN APPLE「ライラック」が浮上。Mrs. GREEN APPLEはいま自身初の5大ドームツアー、またデビュー10周年を記念したドキュメンタリー映画の公開および展覧会(※現在は東京会場)が開催中であるが、その盛り上がりの影響か、当週はチャートインした楽曲15曲ほぼすべてが再生回数の前週比100%超えを達成している。
【ビルボード】米津玄師「IRIS OUT」ストリーミング・ソング12連覇 back number「クリスマスソング」昨年より早くトップ10入り https://t.co/vK1S203RsL
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ポイントは積極的な施策の展開、またテレビパフォーマンスの話題等がなければ漸減する傾向にあります。当週のStreaming SongsチャートにランクインしたMrs. GREEN APPLEの楽曲はほぼすべて再生回数上昇に至っていますが、年間ソングチャートにおける「ライラック」の制覇やトップ10の半数占拠、そしてMrs. GREEN APPLE自身の年間トップアーティストチャート制覇等がより多くの方に届いたことの結果かもしれません。
他方、Mrs. GREEN APPLEによるRADWIMPSのカバー、「狭心症」はポイント前週比60.0%となり総合8→27位に大きく後退しています。それでも、先述した『Dear Jubilee -RADWIMPS TRIBUTE-』収録曲の中ではソングチャートにおいて3週続けて最上位をキープしており、その点からもMrs. GREEN APPLEの人気がよく分かるのではないでしょうか。