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旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

”No No Girls”オーディションを経てちゃんみな人気が上昇…HANAプレデビュー曲の動向に注目

1月22日公開分のビルボードジャパン各種チャートにて、ちゃんみなさんの作品が上昇しています。その上昇度合いを、まずはHot Shot Songsチャートにて確認することができます。

2025年度にビルボードジャパンが立ち上げたHot Shot Songsチャートは、ソングチャート構成指標のうち『ダウンロード、ストリーミング、動画再生の3指標の合計ポイントが増加した順に並べた“急上昇楽曲チャート”』。『』内は下記記事から引用していますが、この記事にてちゃんみなさんに関する言及がみられます。

当週は1月12日や1月17日に公開されたオーディション『No No Girls THE FINAL』の最終審査の影響からか、プロデューサーを務めるちゃんみなの楽曲が複数上昇。同オーディションから誕生したHANAのメンバーがソロ審査でちゃんみなの楽曲を披露しており、NAOKOの「^_^」(6位)を筆頭に、「PAIN IS BEAUTY」(MOMOKA)、「美人」(CHIKA)、「花火」(MAHINA)、「ハレンチ」(YURI)の計5曲が主に大きな伸びを見せた。

ちゃんみなさんの作品は、ストリーミング指標の基となるStreaming Songsチャートでも上昇しています。

また、集計期間の前日1月11日に最終審査がおこなわれ、大きな話題を呼んだガールズグループ・オーディション【No No Girls】でプロデューサーを務めたちゃんみなの楽曲が、前週まったくチャートインしていなかったところから、一気に6曲が登場。なかでも「^_^」(82位)と、【No No Girls】のテーマソングであった「NG」(84位)は当週でストリーミング・ソング・チャートに初登場した。

そしてその勢いは、総合ソングチャートにも反映されています。

その他、当週は1月11日にオーディションプロジェクト【No No Girls】の最終審査が行われた影響で、ちゃんみなの楽曲が再浮上。総合51位に「ハレンチ」、79位に「Never Grow Up」となった。

最新1月22日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは「ハレンチ」(51位)が最高位を更新。Streaming Songsチャート(45位)でも同曲最高位を塗り替えています。さらにはこの曲をタイトルに冠した2021年10月リリースのアルバムが今回7位に上昇し、こちらも最高位に。【No No Girls】オーディションの影響がよく分かる結果となりました。

前週29位から当週7位に上昇した、ちゃんみな『ハレンチ』。CDセールス枚数が前週比154%、ダウンロード数が前週比309%となっている。2021年にリリースされた作品だが、BMSGとちゃんみなが開催する、ガールズグループオーディション『No No Girls』が話題となっており、12月後半からじわじわと順位を上げている状況だ。その他にも、29位に『Never Grow Up』(前週76位)、33位に『Naked』(前週73位)など、過去作品も順位を上げてチャートインしている。

ちゃんみな『ハレンチ』はフィジカルセールス100位未満(300位圏内につき加点対象)、ダウンロード21位、そしてストリーミング6位を記録。ビルボードジャパンがアルバムチャートにストリーミング指標を採り入れて以降、ストリーミングで人気の曲が収録され且つアルバム単位でも聴かれている作品が上位で安定する傾向にあることから、オーディション人気が楽曲そしてアルバムの聴取へと波及したことは間違いありません。

その結果、ソングチャートとアルバムチャートを合算したビルボードジャパンによるトップアーティストチャート(Artist 100)では、ちゃんみなさんが最高位となる7位に上昇。注目はダウンロード(10位)、ストリーミング(4位)、動画再生(10位)およびカラオケ(51位)の4指標で最高位を更新している点。接触、所有そして活用のいずれにおいても人気を高めていることが解るのです。

(ちゃんみなさんは、”歌ってみた”等に代表されるユーザー生成コンテンツ(UGC)の人気を可視化したTop User Generated Songsチャートの歌手部門でも29位に上昇し、最高位を更新しています(同チャートはソングチャートおよびトップアーティストチャートの対象外)。なおUGCチャートやトップアーティストチャートのカラオケ指標の順位は、CHART insight有料会員のみが知り得る数字となっています。)

 

オーディション人気の高まりは、【No No Girls】最終審査で披露された「SAD SONG」が、上記動画が公開された翌日である日本の1月25日付Spotifyデイリーソングチャートで179位に初登場した点からも見て取れます。

ビルボードジャパン各種チャートにおけるちゃんみなさん人気は次回1月29日公開分でも続く可能性が高く、そして【No No Girls】オーディション最終審査を経て結成されたHANAの作品にも波及すると考えます。ちゃんみなさんが明後日放送の『クローズアップ現代』に出演する点も注目です。

 

 

さて、HANAのプレデビュー曲「Drop」が今週金曜にデジタルリリースされます。

金曜リリースゆえ、月曜を集計期間初日とするビルボードジャパンソングチャートでは解禁からの3日分が2月5日公開分の各種チャートに反映されます(なお上記エントリーでは金曜リリースについて、グローバルを意識したものだと指摘しています)。2月5日公開分ソングチャートでは米津玄師「BOW AND ARROW」、Number_i「GOD_i」、星野源「Eureka」等が初登場予定であり、「Drop」がどの位置に登場するかに注目です。

(なおソングチャートにおいて重要なのは初登場時の位置以上に、ロングヒットし年間単位で上位に進出することだというのが、音楽チャート分析者としての見方です。加えてロングヒット曲において、サブスクサービス間で順位に乖離がないかを注視する必要があります。)

 

ひとつ気になることは、【No No Girls】オーディションではちゃんみなさんによる楽曲が主体で用いられたことも影響しているだろうとはいえ、”No No Girls”名義でリリースした作品がビルボードジャパン各種チャートで強いとは言い難いこと。2バージョンがリリースされた「Tiger」はソングチャートで100位以内にランクインせず、また『”No No Girls” 4th Round EP』はアルバムチャートの最高位が42位となっています。

一方で、ME:Iを輩出した【PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS】にて用いられたオリジナル作品は、オーディション名を歌手名義とするものでソングチャート100位以内に3曲ランクイン(最高位は「想像以上」の32位)、またCharm Holic名義での「TOXIC」等も登場しています。加えてアルバムチャートでは『35 Girls 5 Concepts』が最高17位、オーディション名と同名のアルバムは3位を記録しています。

【No No Girls】オーディションを経て、ちゃんみなさんのファンに成ったという声を耳にすることがあります。音楽チャートの動向からそのことを強く実感できますが、その熱量がHANAにも注がれることがグループの成功に大きく影響すると考えます。次週以降のチャート動向に注目です。