イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

2024年9月の私的トップ10ソングス、選びました

2020年1月にスタートした【私的トップ10ソングス+α】企画、今回は2024年9月分です。前の月にリリースされた曲を中心に選出しています。ミュージックビデオ等動画がない曲も含め、エントリーの最後に掲載したSpotifyプレイリストでチェックしてください。

これまでの私的トップ10ソングス等についてはこちらSpotifyを利用し、New Music WednesdayNew Music Friday JapanNew Music FridayおよびMonday Spinといったプレイリストを毎週チェックしています。

 

なお、"私的トップ10ソングス"とあるように、月イチで紹介するこのエントリーは完全な私見に基づくベストソング選出企画となります。音楽チャート等紹介の際、個人的な作品への思い入れを乗せないよう心掛けています。

 

 

10位 トーマス・ウン feat. エコー・ホアン「Little Miss Lovely」

香港出身のトーマス・ウンによるR&B曲を10位に。エコー・ホアンの歌声はあくまでBメロ以降コーラス的に配置し(しかしその美しい歌声に惹き込まれること必至)、トーマス自身のメロウネスな歌声を前面に配置。

 

9位 ガラント feat. ネイオ「Centigrate.」

ドリーミーなR&Bデュエット作品が続きます。ネイオーの少しざらつきをもった(たとえばデスティニーズ・チャイルドミシェル・ウィリアムズのような)歌声が、シルキーなガラントの声と予想以上に相性がよく、没入感を高めてくれています。

 

8位 木村カエラ「F(U)NTASY」

変則的なリズムの作品にポジティブな歌詞が合致。今年4月のトップ10に「DAHLIA」を選出した際にも思ったことですが、歌手としてのアグレッシブさは素晴らしく、ME:Iを輩出したオーディションに関わったのはその挑戦的な姿勢ゆえと実感しています。

 

7位 オードリー・ヌナ「Mine」

今年アリアナ・グランデも挑んだ、ブランディ & モニカ「The Boy Is Mine」サンプリングによる新たな秀作。ジャージークラブを少し乱暴なベース(らしき音)で奏でることも含め、元曲の流麗な上モノ(サンプリング)がより映えるサウンドの作り方が見事。

 

6位 ヨランダ・アダムス「Blessings」

ヨランダ・アダムスによる13年ぶりのアルバムより。今夏来日公演を行ったジャム&ルイスとのタッグ(世俗でもヒットした「Open My Heart」以来か)も見事ながら、ドナルド・ローレンスやサー・ザ・バプティストが手掛けたこちらも素晴らしいのです。

 

5位 ウィロー feat. カマシ・ワシントン「Wanted」

ウィローカマシ・ワシントンが組むという意外性もさることながら、カマシの音が交わった瞬間に味わえる高揚感はフリージャズのそれを想起。ジャンルレスに活躍するウィローの作品に新たな金字塔が。

 

4位 ぷにぷに電機 feat. ポール・グラント「Chipped」

浮遊感のあるミックスながらひとつひとつの音像が際立つことで、その中で時折隠れがちにもなるボーカルの、憂いを帯びた歌声がよりリアルに感じられる…ここまでダイレクトに心を刺す作品はそうはないでしょう。

 

3位 ショーン・メンデス「Nobody Knows」

まるですべてを曝け出したかのような、ショーン・メンデスによるブルージーなスロウ。奇をてらわないサウンド、冷静さを保ちながらもサビに連れて熱くなる歌声が、言葉の持つ悲しみや憂いを高めています。

 

2位 フローティング・ポインツ「Fast Forward」

7分半超えという長尺ながら、音が少しずつ入れ替わり万華鏡の如く変化するサウンドが心地よいダンスナンバー。長尺があっという間に感じられるということが好いダンスサウンドの条件とするならば、この曲がまさに最良の例といえるでしょう。

 

1位 優河「Love Deluxe」

イントロから曲の終わりまで心を鷲掴みにされたダンスチューン。ソウルミュージック然としながら(たとえばジェシー・ウェアの昨年作を想起しつつ)、しかし聴けば聴くほどにジャンルを超越した作品であることに気付くと共に、その中毒性の高さが虜に。

 

 

以下、次点として10曲。

・雨のパレード「Icarus」

・Lupina「Easy Breezy」

・フレッド・アゲイン & ソーク「Just Stand There」

・工工工(Gong Gong Gong) & モントン「Escaping Encirclements 出重圍」

・リオン・ブリッジズ「Laredo」

・リジー・マカルパイン「Pushing It Down And Praying」

・クイーン・ナイジャ「Good Girls Finish Last」

・ジ・セイクリッド・ソウルズ「Waiting On The Right Time」

・トーマス・ウン「Rush」

・トム・ミッシュ「Better Days」

先週リリースされたリオン・ブリッジズのアルバム『Leon』から先行でリリースされた曲はどれも良作。R&B(むしろソウルミュージック的)な立ち位置からカントリーやアメリカーナも採り入れた現在のサウンドは、まさにアメリカ的と言えるかもしれません。

 

 

Spotifyのプレイリストはこちらに。

今月も素晴らしい音楽に出逢えることを願っています。