イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

松任谷由実、コラボアルバムリリースで紅白出場か…遂にCD化されるあの曲の披露の可能性を読む

松任谷由実さんによるコラボレーションアルバムが再来月にリリースされます。特設サイトはこちら。

RHYMESTERとの「SATURDAY NIGHT ZOMBIES」は、2013年に日本武道館で行われた松任谷さんの40周年イベントで披露され、今作にも収録。今回のアルバムにはそれら7曲のコラボレーションが収録されていますが、もうひとつ注目したいのが財津和夫さんおよび小田和正さんと共演した「今だから」の"初CD化"です。

 

「今だから」という楽曲は、1985年に小田和正さん、財津和夫さんとの連名でリリースされたシングル。オリコンで首位を獲得しながら未だにCD化されていない唯一の曲とのこと。

上記は松任谷由実さんの音源がサブスク解禁されたタイミングで、未解禁曲だとして紹介した5年前のブログエントリー。この段階で既に、オリコン週間シングルランキング首位獲得曲の中で唯一の未CD化作品という状況だったゆえ、ようやくこの状況が解決されることになります。サブスク解禁と成るかは不明ですが、叶うことを願います。

 

そしてこの「今だから」(を含むアルバム)のリリースが、ともすれば今年の『NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 以下"紅白"と表記)での特別枠出場につながるのではと感じています。紅白出場歌手の予想は9月上旬の段階で記していますが(下記参照)、コラボアルバムのリリースはその後アナウンスされています。

(なお上記エントリー掲載後、"予想1.5回"という位置付けで一部歌手を差し替えた予想も掲載しています。そちらについては大晦日の『NHK紅白歌合戦』出場歌手を予想する(予想1.5回目:ジャニーズ事務所所属歌手未選出を前提に考える)(9月13日付)をご確認ください。)

紅白の選考基準には"今年の活躍" "世論の支持" "番組企画にふさわしいか"(いずれも昨年の選考基準として明示されたものであり上記エントリーでも掲載)がありますが、”NHKのタイアップがあるか”や”NHKの(音楽)番組に出演しているか”もまた基準と捉えていいでしょう。

松任谷由実さんは昨年も"松任谷由実 with 荒井由実"名義で同年リリースのベストアルバム収録曲を披露しているため、2年連続出場に違和感を持つ方がいらっしゃるかもしれません。しかしながら今年はコラボアルバムに参加するYOASOBIの出場が高いだろうことを踏まえるに、紅白での共演も考えられます。またNHKでは現在開催中のツアーに密着した『解体キングダム』も放送され、松任谷さんも出演されていました(上記参照)。

そして「今だから」で共演した財津和夫さんが所属するチューリップは、上記X(旧Twitter)にあるように今夏特番がOAされています。となると小田和正さんの動向次第といえるのですが、ネットでは小田さんが紅白に対しネガティブな見方を持っているとの内容が複数みられます。

ただその点については、小田さんファンの方がその点を掘り下げ"明確な拒否ではない"と結論づけています(上記リンク先参照。勝手ながら紹介させていただきました、問題があれば削除いたします)。ゆえに紅白で「今だから」を披露する可能性は、たとえ低いとしてもゼロではないというのが自分の見方です。

 

加えて、「今だから」では坂本龍一さんがアレンジを手掛け、高橋幸宏さんがドラムで参加しています(今だから - Wikipedia参照)。お二方とも今年この世を去っており、追悼という点でもこの曲の披露が大きな意味を持つと感じています。