現地時間の2月7日月曜に発表された最新2月12日付米ビルボードソングスチャート(Hot 100)。カロリーナ・ガイタン、マウロ・カスティージョ、アダッサ、レンジー・フェリズ、ダイアン・ゲレロ、ステファニー・ベアトリス & エンカント・キャスト「We Don't Talk About Bruno (邦題:秘密のブルーノ)」が2週連続の首位に輝きました。
"We Don't Talk About Bruno" from #Encanto tops the Billboard #Hot100 for a second week 💯https://t.co/rSoR8rQgzU
— billboard (@billboard) 2022年2月7日
「We Don't Talk About Bruno (邦題:秘密のブルーノ)」はストリーミングが前週比8%アップの3760万(同指標5週目の1位)、ダウンロードが同10%アップの13600(同指標2位)、ラジオが同132%アップの360万(同指標50位未満)をそれぞれ獲得。ダウンロードについてはiTunes Storeにて引き続き69セント(0.69ドル)の安価販売を行ったことにより、2週連続でトップセールスゲイナーを獲得しました。
「We Don't Talk About Bruno」の2連覇達成により、同曲はディズニーアニメ映画では初となる複数週での首位獲得曲となりました。『アラジン』よりピーボ・ブライソン & レジーナ・ベル「A Whole New World」が1993年3月6日付で首位を獲得していますが、同曲は1週のみの首位獲得にとどまっています。
「We Don't Talk About Bruno」が収録された映画『Encanto (邦題:ミラベルと魔法だらけの家)』のサウンドトラックは、最新2月12日付米ビルボードアルバムチャートで先週に続き、通算4週目の首位を獲得しています。
ディズニーアニメに限らず、アルバムおよびソングスチャートで同時に2週以上首位を獲得したサウンドトラックおよび収録曲は、2003年1月11日付から翌週にかけて制した『8 Mile』およびエミネム「Lose Yourself」以来19年ぶり。その前、そして初めて同様の記録を成し遂げたのは1998年2月28日付から翌週にかけて制した『タイタニック』およびセリーヌ・ディオン「My Heart Will Go On」となります。
なお複数週に限らないならば、『Encanto』および「We Don't Talk About Bruno」は『A Star Is Born (邦題:アリー/スター誕生)』およびレディー・ガガ & ブラッドリー・クーパー「Shallow」が2019年3月9日付で達成して以来となる、映画サウンドトラック発の同時制覇となります。
また、サウンドトラックからの曲が複数週首位を獲得したのは、『Furious 7 (邦題:ワイルド・スピード SKY MISSION)』からウィズ・カリファ feat. チャーリー・プース「See You Again 」が2015年4月から7月にかけて12週首位を獲得して以来。その間にはジャスティン・ティンバーレイク「Can't Stop The Feeling!」(『トロールズ』より 2016年5月28日付)、ポスト・マローン & スウェイ・リー「Sunflower (Spider-Man: Into the Spider-Verse)」(『スパイダーマン:スパイダーバース』より 2019年1月19日付)、および先述した「Shallow」がそれぞれ1週首位を獲得していました。
『Encanto』サウンドトラックからは、コロンビア出身のカルロス・ビベスによる「Colombia, Mi Encanto」が今週100位に初登場を果たし、これでこの映画からは8曲目の100位以内登場となります。なお、最新チャートにおける8曲の順位は以下の通り。
Every song from @EncantoMovie on this week's #Hot100:
— billboard charts (@billboardcharts) 2022年2月7日
#1, We Don't Talk About Bruno
#8, Surface Pressure
#20, The Family Madrigal
#31, What Else Can I Do?
#38, Dos Oruguitas
#50, Waiting On A Miracle
#74, All of You
#100, Colombia, Mi Encanto (debut)
2位は引き続きアデル「Easy On Me」。ラジオにおいては前週から7%ダウンするものの8830万を記録し同指標11週目の首位を獲得、「Hello」の首位獲得週数に並んでいます。なお「Easy On Me」はストリーミングが前週比7%ダウンの1310万、ダウンロードが同19%ダウンの4300を記録しています。
今週も4位をキープしたザ・キッド・ラロイ & ジャスティン・ビーバー「Stay」は、初登場から30週連続でのトップ10入りを達成。これは歴代5曲目となる記録となり、最長記録はポスト・マローン「Circles」の38週となります。
ゲイル「Abcdefu」が2ランクアップし6位に。ラジオは前週比23%アップの4570万を獲得し同指標10位に到達。またトップエアプレイゲイナーを獲得しています。
最新のトップ10はこちら。
The #Hot100 top 10 (chart dated Feb. 12, 2022).
— billboard charts (@billboardcharts) 2022年2月7日
[今週 (前週) 歌手名・曲名]
1位 (1位) カロリーナ・ガイタン、マウロ・カスティージョ、アダッサ、レンジー・フェリズ、ダイアン・ゲレロ、ステファニー・ベアトリス & エンカント・キャスト「We Don't Talk About Bruno」
2位 (2位) アデル「Easy On Me」
3位 (3位) グラス・アニマルズ「Heat Waves」
4位 (4位) ザ・キッド・ラロイ & ジャスティン・ビーバー「Stay」
5位 (5位) コダック・ブラック「Super Gremlin」
6位 (8位) ゲイル「Abcdefu」
7位 (6位) エド・シーラン「Shivers」
8位 (9位) ジェシカ・ダロウ「Surface Pressure」
9位 (7位) ガンナ & フューチャー feat. ヤング・サグ「Pushin P」
10位 (11位) ドージャ・キャット「Need To Know」
米ビルボードが一昨年新設したグローバルチャートもチェック。200を超える地域の主要デジタルプラットフォームによるストリーミングとデジタルダウンロードで構成され、歌手のホームページでの販売分を含まないグローバルチャート。2月12日付ではGlobal Excl. U.S.でゲイル「Abcdefu」が5連覇を達成、そしてGlobal 200ではカロリーナ・ガイタン、マウロ・カスティージョ、アダッサ、レンジー・フェリズ、ダイアン・ゲレロ、ステファニー・ベアトリス & エンカント・キャスト「We Don't Talk About Bruno」が初の首位を獲得しました。
"We Don't Talk About Bruno" from #Encanto hits No. 1 on the Billboard #Global200 https://t.co/SRldRuu1KW
— billboard (@billboard) 2022年2月7日
The #Global200 top 10 (chart dated Feb. 12, 2022)
— billboard charts (@billboardcharts) 2022年2月7日
The Global Excl. U.S. top 10 (chart dated Feb. 12, 2022)
— billboard charts (@billboardcharts) 2022年2月7日
カロリーナ・ガイタン、マウロ・カスティージョ、アダッサ、レンジー・フェリズ、ダイアン・ゲレロ、ステファニー・ベアトリス & エンカント・キャスト「We Don't Talk About Bruno」はGlobal 200ではストリーミングが前週比10%アップの6930万、ダウンロードが同8%アップの19000を獲得し、同チャート初制覇。またGlobal 200から米の分を除いたGlobal Excl. U.S.では2ランクアップし9位に入っています(ストリーミングが前週比14%アップの3240万、ダウンロードが同2%アップの4400を記録)。
ゲイル「Abcdefu」はGlobal Excl. U.S.で5週目の首位に。ストリーミングは前週比3%ダウンの4210万、ダウンロードは同5%ダウンの6400を獲得しています。