ゴールデンウイーク最後の2日間開催された、東京レインボープライドは過去最多の動員数を記録したそうです。
自分の知っている人もブースを出していたり、昔の親友が大の浜崎あゆみさんのファンで、今回初めて出演した彼女の応援に駆けつけたり...自分にとっても気になるというか、距離が非常に近いと感じたこのイベント。実はこのブログで以前、青森でのパレードについて取り上げたのですがその主催者も参加した模様。東京/青森にかかわらずいつかイベントに足を運んでみたいと考えています。
その東京レインボープライドにおいて、司会を務めたブルボンヌさんのツイートがTwitterのタイムラインに登場し、胸打たれました。
正直お浜さんのことは、周りに大ファンが多い分、オカマ的な茶化し目線でも見てたし、だからこそミーハーに接しないように袖には行かず、楽屋でヅラをとって休みながら声と音だけを聴いてました。how beautiful you areで涙が止まらなくなった自分に驚きました。ありがとう。https://t.co/PAR3FY53BO
— ブルボンヌ (@bourbonne_campy) 2018年5月7日
浜崎さん「あなたが思うよりもあなたはずっと美しい」
— ブルボンヌ (@bourbonne_campy) 2018年5月7日
アギレラさん「人が何を言おうとあなたは美しい」
ルポール先生「他人を愛したいなら、まずは自分を愛しなさい」
LGBTは一つじゃないけど、贈られる言葉は一つ。すごい人たちは、自分を差別し嫌う一番身近な人は、自分自身だと分かってる。
ブルボンヌさんが触れた浜崎あゆみさんの歌詞は、彼女が涙声で歌えなくなったという「how beautiful you are」のサビの部分(の前後半を組み合わせたもの)。
RT群。LGBTに限らず、自分が何かしらのマイノリティと思う人は、自分自身を醜い存在だと決して思ってはならないと思うのです。それが自分の居場所を自ら殺すことになります。自己肯定感がゼロだった(今もそれに近い)身として、強く言いたいなと
— Kei / BreastKonaka (@Kei_radio) 2018年5月7日
マイノリティ、イコール数の上での少数派。あくまで数の上のことなのに、数の多さだったり声の大きさ(それもヘイトになるほど声が大きくなるのだから厄介)が、マイノリティの自分が正しくない、ひどい、もっと言えば醜い...と思ってしまいがちです。東京レインボープライドやそこでのパレードはマイノリティの権利を謳うのみならず、孤独で醜いと思いかねない、その思考に陥りかねない方が自身の居場所を実感し、仲間の存在に安堵するために重要な役割を果たしているように思います。そして、「how beautiful you are」をはじめとする歌もまた、心を強く優しくしなやかにそして豊かにするための薬的なものかもしれません。
LGBTを好まない方はいるでしょう。ではなぜ好まないか? もしかして異性愛者である自身が狙われるとでも思っているのか? ...それについては下記Twitterのまとめを読めばそれが的外れであることがよく分かります。
そして、それでも好まないと思うのであれば、社会の中で存在する人たち(という"現実")を否定しようとするのは"感情"、それも嫌いだという負のそれではないか?と考えてみることを勧めます。
最後に。ブルボンヌさんが取り上げたクリスティーナ・アギレラの曲を紹介。そしてその「Beautiful」をはじめとする"LGBTアンセム(楽曲)"の記事のリンクも掲載します(米ビルボードの記事には50曲が英語で、そして日本のFRONTROWでは20曲が日本語解説付で記載されています)。
来年の東京レインボープライド、そして東京以外でも開催されるイベントに向けて、どんなに苦しくともそこまで頑張って生きていこうという目標設定は有効かもしれませんね。自分においては、音楽を聴いて自己肯定感を高めることに努めようと思います。