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【海外ビルボード】米は「Choosin' Texas」が首位返り咲き、グローバルはハリー・スタイルズ新曲が首位初登場

(※筆者の私用に伴い、本来昨日付にて掲載予定の当該エントリーが本日掲載となりました。ご了承ください。)

 

 

 

現地時間の3月16日月曜に発表された、最新3月21日付米ビルボードソングチャート(集計期間:3月6~12日)。前週首位に返り咲いたブルーノ・マーズ「I Just Might」は3位へ後退。エラ・ラングレー「Choosin' Texas」が2週ぶり、通算3週目の首位を獲得しています。

エラ・ラングレー「Choosin' Texas」はストリーミングが前週比4%アップの2270万(同指標2位)、ダウンロードが同7%ダウンの6,000(同指標通算5週目の首位)、ラジオが同1%アップの4470万(同指標9位)を、それぞれ記録しています。同曲はホットカントリーソングチャートにおいて通算16週目の首位に立っています。

 

「Choosin' Texas」はホットカントリーソングチャートでも首位を獲得した女性歌手による曲として、テイラー・スウィフトによる初制覇曲「We Are Never Ever Getting Back Together」(2012)に並び総合首位獲得週数が最長タイに。なお2週首位獲得曲にはビヨンセ「Texas Hold 'Em」(2024)、ドリー・パートン & ケニー・ロジャース「Islands In The Stream」(1983)およびドリー・パートン「9 To 5」(1981)があります。

 

なおドリー・パートンは「I Will Always Love You」のソングライトを手掛け、ホイットニー・ヒューストンによるカバー版が総合ソングチャートで14週首位を獲得(1992-1993)。またデビー・ブーン「You Light Up My Life」は総合ソングチャートで10週首位を獲得した一方、ホットカントリーソングチャートでは最高4位に(1977)。さらにボビー・ジェントリー「Ode To Billie Joe」は総合ソングチャートで4週首位を獲得しているもののホットカントリーソングチャートでは最高17位となっています(1967)。

 

ハリー・スタイルズによる2曲がトップ10内に登場。アルバム『Kiss All The Time. Disco, Occasionally.』が当週の米ビルボードアルバムチャートを制しており、収録曲の「American Girls」が4位に初登場、また「Aperture」が29→9位に上昇しています。

「American Girls」はハリー・スタイルズにとって9曲目のトップ10ヒットに。なおメンバーの一員を務めるワン・ダイレクションとしては、2016年に活動休止するまでの間に6曲がトップ10内に登場しています(2012-2015)。「American Girls」はストリーミング指標を制し(記事では数値が未掲載)、また「Aperture」は先月首位初登場を果たしています。

 

ハリー・スタイルズ「American Girls」は、タイトルに”America”が付く曲として新たなトップ5ヒットを飾っています。

<米ビルボードソングチャート タイトルに”America”が付く曲のトップ5ヒット>

・1位 (4週) ドン・マクリーン「American Pie (Parts I & II)」 (1972年1月15日付以降)

・1位 (3週) ゲス・フー「American Woman」 (1970年5月9日付以降)

・1位 (2週) チャイルディッシュ・ガンビーノ「This Is America」 (2018年5月19日付以降)

・1位 (1週) グランド・ファンク・レイルロード「We're An American Band」 (1973年9月29日付)

・2位 ジョーイ・スキャベリー「Theme From 'Greatest American Hero' (Believe It Or Not)」 (1981年8月15日付)

・2位 ビル・パーソンズ「The All American Boy」 (1959年2月2日付)

・4位 ハリー・スタイルズ「American Girls」 (2026年3月21日付)

・4位 ジム・クラス・ヒーローズ feat. パトリック・スタンプ「Cupid's Chokehold/Breakfast In America」 (2007年3月31日付)

・4位 アメリカン・アイドル・ファイナリスツ「God Bless The U.S.A.」 (2003年5月3日付)

・4位 ジェームス・ブラウン「Living In America」 (1986年3月1日付)

・4位 バイロン・マクレガー「Americans」 (1974年2月9日付)

(なお、ハリー・スタイルズとほぼ同じタイトルの曲にトム・ペティ & ザ・ハートブレイカーズ「American Girl」(1976)がありますが、同曲は総合100位以内エントリーを果たしていません)。

”America”が付く歌手ではオール・アメリカン・リジェクツ、アメリカ、アメリカン・ブリード、ファイヴ・アメリカンズ、ジェイ & ジ・アメリカンズが挙げられますが、彼らの曲はいずれも総合ソングチャートトップ5入りには至っていません。他方、タイトルに”America”が付く曲でトップ5入りを果たした歌手のうち、ハリー・スタイルズは米以外の出身歌手としては3組目に(英ウスターシャー州レディッチ出身)。ゲス・フーおよびバイロン・マクレガーは共にカナダ出身となります。

 

ブルーノ・マーズ「I Just Might」は前週の首位から3位に後退するも、ラジオは前週比5%アップの7650万を記録し同指標通算4週目の首位に。なお同曲は総合ソングチャートと集計方法を同一とするホットR&B/ヒップホップソングチャートならびにホットR&Bソングチャートにて、共に9週目の首位を獲得しています。

ピンクパンサレス & ザラ・ラーソン「Stateside」は7→6位となり、同曲最高位を更新。ホットダンス/ポップソングチャートでは通算4週目の首位を獲得しています。

 

最新のトップ10はこちら。

 

1位 (前週2位) エラ・ラングレー「Choosin' Texas」

2位 (3位) オリヴィア・ディーン「Man I Need」

3位 (1位) ブルーノ・マーズ「I Just Might」

4位 (初登場) ハリー・スタイルズ「American Girls」

5位 (5位) アレックス・ウォーレン「Ordinary」

6位 (7位) ピンクパンサレス & ザラ・ラーソン「Stateside」

7位 (8位) HUNTR/X(ハントリックス)(イジェ、オードリー・ヌナ & レイ・アミ)「Golden」

8位 (9位) テイラー・スウィフト「The Fate Of Ophelia」

9位 (29位) ハリー・スタイルズ「Aperture」

10位 (6位) テイラー・スウィフト「Opalite」

 

 

続いてグローバルチャートを紹介。200を超える地域の主要デジタルプラットフォームによるストリーミングとデジタルダウンロードで構成され、歌手のホームページでの販売分を含まないグローバルチャート。3月21日付ではGlobal 200、およびGlobal 200から米の分を除くGlobal Excl. U.S.共に、ハリー・スタイルズ「American Girls」が首位初登場を果たしています。

ハリー・スタイルズ「American Girls」はGlobal 200にてストリーミング5090万およびダウンロード3,000、Global Excl. U.S.ではストリーミング3060万およびダウンロード1,000を記録。ハリーによる首位獲得はGlobal 200では「As It Was」(2022 15週)、「Aperture」(2026年2月 1週)に続く3曲目、Global Excl. U.S.では「As It Was」(2022 13週)に次ぐ2曲目となります。

Global 200、Global Excl. U.S.共にピンクパンサレス & ザラ・ラーソン「Stateside」が2位をキープ。”大西洋の向こう側”を意味するこの曲を歌った2組もまた、ハリー・スタイルズと同じく米以外の出身となります(ピンクパンサレスはイギリス、ザラ・ラーソンはスウェーデン)。

 

 

最後に。日本時間の3月17日夜、Global 200の全容が発表されています。日本の楽曲動向については、Xにて発信しています。