現地時間の9月23日月曜に発表された、最新9月28日付米ビルボードソングチャート(集計期間:9月13~19日)。シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」が10週連続、通算11週目の首位を獲得しています。
.@ShaboozeysJeans Adds 11th Week at No. 1 on Billboard #Hot100, @ChappellRoan Reaches Top 5 https://t.co/PRnqehTnwi
— billboard (@billboard) 2024年9月23日
シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」はストリーミングが前週比2%ダウンの2870万(同指標通算6週目の首位)、ダウンロードが同7%ダウンの9,000(同指標3位)およびラジオが同2%ダウンの7530万(同指標通算8週目の首位)を記録しています。
<米ビルボードソングチャート 2024年に複数週首位を獲得した曲>
・11週 シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」 (2024年7月13日付以降)
・6週 ポスト・マローン feat. モーガン・ウォレン「I Had Some Help」 (2024年5月25日付以降)
・5週 ジャック・ハーロウ「Lovin On Me」 (2023年12月2日付以降) ※ 通算6週首位
・3週 フューチャー、メトロ・ブーミン & ケンドリック・ラマー「Like That」 (2024年4月6日付以降)
・2週 ケンドリック・ラマー「Not Like Us」 (2024年5月18日付以降)
・2週 テイラー・スウィフト feat. ポスト・マローン「Fortnight」 (2024年5月4日付以降)
・2週 ビヨンセ「Texas Hold 'Em」 (2024年3月2日付以降)
また総合ソングチャート(Hot 100)と集計方法を同一とするホットカントリーソングチャートでは、「A Bar Song (Tipsy)」が15週目の首位を獲得しています。
さらに「A Bar Song (Tipsy)」は、2020年代において5曲目となる11週以上首位獲得作品となります。
<米ビルボードソングチャート 2020年代において10週以上首位を獲得した曲>
・16週 モーガン・ウォレン「Last Night」 (2023)
・15週 ハリー・スタイルズ「As It Was」 (2022)
・12週 マライア・キャリー「All I Want For Christmas Is You」 (2020-2023)
(※ 通算14週首位 (2019年12月に2週首位を獲得))
・11週 シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」 (2024)
・11週 ロディ・リッチ「The Box」 (2020)
・10週 アデル「Easy On Me」 (2021)
・10週 BTS「Butter」 (2021)
米ビルボード66年の歴史において、11週以上の首位獲得はシャブージー「A Bar Song (Tipsy)」が30曲目。すべての首位獲得曲の中でわずか2.5%強のみが達成している記録となります。なお30曲すべて、米ビルボードが電子モニターによるルミネイト社のデータを採用した1991年11月以降に達成しており、この採用に伴い以前よりも長く首位を獲得することが一般的となっています。1991年11月以降、首位を獲得した曲で11週以上その座に就いたのは全体の7%となります。
チャペル・ローン「Good Luck, Babe!」が7→4位に浮上。6位だった同曲最高位を更新したのみならず、キャリア初のトップ5入りも果たしています。
「Good Luck, Babe!」はストリーミングが前週比10%アップの2230万、ダウンロードが同20%アップの4,000を記録。これは今回の集計期間開始2日前となる9月11日にMTVビデオ・ミュージック・アワードが開催され、チャペル・ローンが同曲を披露したのみならず最優秀新人賞を受賞したことが影響しています。
なおラジオは前週比1%ダウンの4770万となりましたが、9月21日付のポップエアプレイチャートではチャペル・ローンにとって、米ビルボードによるラジオ関連チャートで初となる首位を獲得しています。
<米ビルボードソングチャート タイトルに”Luck””Lucky”が付く曲のトップ5ヒット>
・エルヴィス・プレスリー with ザ・ジョーダネアーズ「Good Luck Charm」(1962 1位(2週))
・ウイングス「With A Little Luck」(1978 1位(2週))
・マドンナ「Lucky Star」(1984 4位)
・ダフト・パンク feat. ファレル・ウィリアムス「Get Lucky」(2013 2位)
・チャペル・ローン「Good Luck, Babe!」(2024 4位)
”Good”および”Luck”の双方が付く曲のトップ5ヒットとなると今回が2曲目、また”Babe”が付く曲としてはスティクス「Baby」が1979年に2週首位を獲得して以来45年ぶりのトップ5ヒットなります。
サブリナ・カーペンターが今週もトップ10内に3曲ランクイン。いずれも『Short N' Sweet』収録曲であり、「Espresso」は3位をキープ、「Taste」は6→8位、「Please Please Please」は8→9位に後退しています。2024年においてトップ10内に3曲同時エントリーを4週達成したのはサブリナが初となり、テイラー・スウィフトが2週で続いています。
最新のトップ10はこちら。
This week's top 10 on the #Hot100 (chart dated Sept. 28, 2024).
— billboard charts (@billboardcharts) 2024年9月23日
Tap here for details: https://t.co/STAm23koSR pic.twitter.com/8LDHjK4hEp
1位 (前週1位) シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」
2位 (2位) ポスト・マローン feat. モーガン・ウォレン「I Had Some Help」
3位 (3位) サブリナ・カーペンター「Espresso」
4位 (7位) チャペル・ローン「Good Luck, Babe!」
5位 (4位) レディー・ガガ & ブルーノ・マーズ「Die With A Smile」
6位 (5位) ビリー・アイリッシュ「Birds Of A Feather」
7位 (9位) テディ・スウィムズ「Lose Control」
8位 (6位) サブリナ・カーペンター「Taste」
9位 (8位) サブリナ・カーペンター「Please Please Please」
10位 (10位) ケンドリック・ラマー「Not Like Us」
続いてグローバルチャートを紹介。200を超える地域の主要デジタルプラットフォームによるストリーミングとデジタルダウンロードで構成され、歌手のホームページでの販売分を含まないグローバルチャート。9月28日付ではGlobal 200、およびGlobal 200から米の分を除くGlobal Excl. U.S.の双方にて、レディー・ガガ & ブルーノ・マーズ「Die With A Smile」が4連覇を達成しています。
.@ladygaga & @BrunoMars Rule Billboard Global Charts for Fourth Week, @theweeknd Debuts in Top 10 https://t.co/QEXZo8xMH4
— billboard (@billboard) 2024年9月23日
This week's top 10 on the #Global200 (chart dated Sept. 28, 2024.)
— billboard charts (@billboardcharts) 2024年9月23日
Details: https://t.co/DneUXfiMc8 pic.twitter.com/Jo8O5rCG9z
This week's top 10 on the Global Excl. U.S. chart (dated Sept. 28, 2024).
— billboard charts (@billboardcharts) 2024年9月23日
Details: https://t.co/DneUXfiMc8 pic.twitter.com/wlUtHoo7Z5
レディー・ガガ & ブルーノ・マーズ「Die With A Smile」はGlobal 200でストリーミングが前週比5%アップの1億1740万およびダウンロードが同1%アップの9,000を、Global Excl. U.S.ではストリーミングが前週比8%アップの9290万およびダウンロードが同2%アップの6,000を、それぞれ記録しています。「Die With A Smile」は両者にとって、2020年9月に双方のチャートが始まって以来初となる首位獲得曲となります。
Global 200において、「Die With A Smile」はストリーミングが3週連続で1億回超えを記録しています。今年通算3週以上1億回超えを記録したのはケンドリック・ラマー「Not Like Us」(5~7月 3週)およびサブリナ・カーペンター「Please Please Please」(6~7月 3週)に続き「Die With A Smile」が3曲目となりますが、「Die With A Smile」はストリーミング再生回数が上昇を続けています(8月31日付の初登場時に7520万を記録して以降、9720万、1億580万、1億1140万そして1億1740万と推移)。クリスマス関連曲以外で3週続けて1億回超え且つ増加を続けた曲はザ・キッド・ラロイ & ジャスティン・ビーバー「Stay」(2021年8~9月 4週連続)以来となります。
サブリナ・カーペンターがふたつのグローバルチャートにおいて、トップ10内に3曲エントリー。Global 200では「Taste」が4→3位、「Espresso」が5→4位、そして「Please Please Please」が6位をキープしていますが、2024年においてトップ10内に3曲同時エントリーを4週達成したのはサブリナが初となり、ビリー・アイリッシュおよびテイラー・スウィフトが2週で続いています。またGlobal Excl. U.S.では「Espresso」が4位、「Taste」が6位、そして「Please Please Please」が7位をキープしており、このチャートでトップ10内に複数週3曲同時エントリーを果たしたのはサブリナが2024年で初、今回が4週目の記録となります。
チャペル・ローン「Good Luck, Babe!」がGlobal 200で7→5位に上昇し、キャリア初のトップ5入り。ストリーミングは前週比10%アップの5490万、ダウンロードは同23%アップの7,000を記録しています。
ザ・ウィークエンド「Dancing In The Flames」がGlobal 200およびGlobal Excl. U.S.の双方で10位に初登場。Global 200ではストリーミング4660万およびダウンロード18,000を、Global Excl. U.S.ではストリーミング3150万およびダウンロード4,000を、それぞれ記録しています。ザ・ウィークエンドのトップ10入りはGlobal 200が12曲目、Global Excl. U.S.では10曲目となります。