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【海外ビルボード】米はシャブージーが歴代最長首位まであと1週に、グローバルは「APT.」が4連覇

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現地時間の11月18日月曜に発表された、最新11月23日付米ビルボードソングチャート(集計期間：11月8～14日)。シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」が通算18週目の首位を獲得しています。

シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」はストリーミングが前週比6％ダウンの1990万(同指標5位)、ダウンロードが同16％アップの6,000(同指標2位)、およびラジオが同2％ダウンの6920万(同指標16週目の首位)を記録しています。

総合ソングチャートが1958年8月4日付で開始して以降、16週以上の首位獲得曲はシャブージー「A Bar Song (Tipsy)」が歴代1,175曲の首位獲得曲のうち5作品目となります。なお5曲すべて、米ビルボードが電子モニターによるルミネイト社のデータを採用した1991年11月以降に達成しており、この採用に伴い以前よりも長く首位を獲得することが一般的となっています。

シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」はリル・ナズ・X feat. ビリー・レイ・サイラス「Old Town Road」が2019年に記録した最多首位獲得週数まであと1週に迫っています。

＜米ビルボードソングスチャート 歴代週間首位獲得週数一覧＞

・19週 リル・ナズ・X feat. ビリー・レイ・サイラス「Old Town Road」(2019)

・18週 シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」(2024)

・16週 モーガン・ウォレン「Last Night」(2023)

・16週 ルイス・フォンシ ＆ ダディー・ヤンキー feat. ジャスティン・ビーバー「Despacito」(2017)

・16週 マライア・キャリー ＆ ボーイズIIメン「One Sweet Day」(1995-1996)

また「A Bar Song (Tipsy)」は総合ソングチャートと計算方法が同一となるホットカントリーソングチャートにおいて22週目の首位を獲得。これは今年最長となるのみならず、1958年以降のチャートにおいて22週以上の首位獲得は7曲目となります。

 

グレイシー・エイブラムス「That's So True」が13→6位に上昇。ストリーミングは前週比25％アップの2350万(同指標首位)、ダウンロードは同20％アップの3,000、およびラジオは同453％アップの190万を記録しています。

「That's So True」はグレイシー・エイブラムス『The Secret Of Us』のデラックスエディション(10月18日発売)に収録。11月2日付米ビルボードソングチャートで44位に初登場した後、25→13→6位と推移しています。グレイシーにとっては、テイラー・スウィフトを迎えた「Us.」(2024年7月 36位)、「I Love You, I'm Sorry」(2024年10月 19位)に続く3曲目のトップ40ヒットにして、キャリア初となるトップ10入りを果たしています。

グレイシー・エイブラムスはテイラー・スウィフトによるライブツアー、”The Eras Tour”の10月18日以降の公演にてオープニングアクトを務め、ツアー終了まで唯一このアクトを担当します。このツアーでオープニングアクトを務めた歌手によるトップ10ヒットは以下のとおり。いずれも今年トップ10入りを果たしたのみならず、3組ともキャリア初となるトップ10ヒットを輩出しています。

＜テイラー・スウィフト”The Eras Tour”オープニングアクトによるトップ10ヒット＞

・ベンソン・ブーン

　「Beautiful Things」(2024年3月 2位)

・サブリナ・カーペンター

　「Espresso」(2024年6月 3位)

　「Please Please Please」(2024年6月 1週首位)

　「Taste」(2024年9月 2位)

・グレイシー・エイブラムス

　「That's So True」(2024年11月 6位)

なお、ライブツアー開始以降テイラー・スウィフト自身は新たに19曲のトップ10ヒットを輩出。キャリア全体でのトップ10ヒットは59曲となり、女性歌手における最多記録を更新しています。

 

レディー・ガガ ＆ ブルーノ・マーズ「Die With A Smile」は2位をキープ。ラジオでは前週比4％アップの5130万を記録し8→5位に上昇しています。この指標でのレディー・ガガによるトップ5入りは、「The Edge Of Glory」(2011 4位)以来となります。

 

テディ・スウィムズ「Lose Control」が5位をキープし、総合ソングチャート通算44週目のトップ10入り。トップ10内在籍週数記録において、ザ・キッド・ラロイ ＆ ジャスティン・ビーバー「Stay」(2021-2022 44週)と並び歴代2位タイに。なお最長記録はザ・ウィークエンド「Blinding Lights」の57週(2020-2021)となります。

 

最新のトップ10はこちら。

1位 (前週1位) シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」

2位 (2位) レディー・ガガ ＆ ブルーノ・マーズ「Die With A Smile」

3位 (3位) ビリー・アイリッシュ「Birds Of A Feather」

4位 (4位) サブリナ・カーペンター「Espresso」

5位 (5位) テディ・スウィムズ「Lose Control」

6位 (13位) グレイシー・エイブラムス「That's So True」

7位 (6位) ポスト・マローン feat. モーガン・ウォレン「I Had Some Help」

8位 (7位) サブリナ・カーペンター「Taste」

9位 (8位) ベンソン・ブーン「Beautiful Things」

10位 (9位) モーガン・ウォレン「Love Somebody」

 

 

続いてグローバルチャートを紹介。200を超える地域の主要デジタルプラットフォームによるストリーミングとデジタルダウンロードで構成され、歌手のホームページでの販売分を含まないグローバルチャート。11月23日付ではGlobal 200、およびGlobal 200から米の分を除くGlobal Excl. U.S.の双方にて、ROSÉ (ロゼ) ＆ ブルーノ・マーズ「APT.」が初登場から4連覇を達成しています。

ROSÉ ＆ ブルーノ・マーズ「APT.」はGlobal 200においてストリーミングが前週比10％ダウンの1億4640万およびダウンロードが同2％アップの14,000、Global Excl. U.S.ではストリーミングが前週比11％ダウンの1億2960万およびダウンロードが同2％アップの10,000を、それぞれ記録しています。

「APT.」はGlobal 200において初登場から2週続けてストリーミング2億回超えを達成し(2億2450万→2億750万と推移)、同チャートにて2億回以上を複数週で記録した最初の作品となったほか、今回は以下の記録も生まれています。

＜Global 200 2024年におけるストリーミング週間再生回数トップ5＞

・2億2450万 ROSÉ ＆ ブルーノ・マーズ「APT.」(11月2日付)

・2億750万 ROSÉ ＆ ブルーノ・マーズ「APT.」(11月9日付)

・1億7680万 テイラー・スウィフト feat. ポスト・マローン「Fortnight」(5月4日付)

・1億6220万 ROSÉ ＆ ブルーノ・マーズ「APT.」(11月16日付)

・1億4640万 ROSÉ ＆ ブルーノ・マーズ「APT.」(11月23日付)

 

レディー・ガガ ＆ ブルーノ・マーズ「Die With A Smile」がGlobal 200、Global Excl. U.S.の双方で2位をキープ。Global 200ではストリーミングが前週とほぼ同じ1億1910万を記録し11週連続で1億回超えを達成、自身の持つ最長記録を更新しています。

またグレイシー・エイブラムス「That's So True」がふたつのチャートでトップ5入り。Global 200ではストリーミングが前週比35％アップの5960万およびダウンロードが同30％アップの4,000を記録し6→4位に、Global Excl. U.S.ではストリーミングが前週比43％アップの3640万およびダウンロードが同50％アップの1,000を記録し13→5位に、それぞれ上昇しています。

 

Global 200ではジジ・ペレス「Sailor Song」が12→10位に上昇し、キャリア初の200位以内エントリー曲がトップ10入りを果たしています。ストリーミングが前週比6％アップとなる4280万を記録したこの曲はジジが単独で曲を書き、プロデュースもひとりで手掛けています。