2021年度のビルボードジャパン年間チャートは来週の今日、午前4時に発表されます。その中で、年間アーティストランキングを制するかもしれないのがYOASOBI。一昨日に新しいEP『THE BOOK 2』をリリースし、明日明後日は日本武道館を控える彼らが、2022年度においても最高のスタートを切るだろうことは以前お伝えしました。
ビルボードジャパンの年間チャートに先駆けて、ソングスチャートのストリーミング指標にデータを提供するLINE MUSIC、Apple MusicそしてSpotifyはいずれも今週、2021年度の振り返り企画を行っています。
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— LINE MUSIC (@LINEMUSIC_JP) 2021年12月1日
今年も大発表!
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#AppleMusicAwards2021 発表🎊
— Apple Music Japan (@AppleMusicJapan) 2021年11月30日
日本のアーティスト・オブ・ザ・イヤー は #Official髭男dism 🎉
12月10日に @dj_OchiKen とのお祝いインタビューも公開予定。@officialhige #AppleMusic@AppleMusicJapanhttps://t.co/jqmSsQuI60 pic.twitter.com/v0DT9bdCME
/⋰#Spotifyまとめ 2021
— Spotify Japan (@SpotifyJP) 2021年12月2日
世界&日本のランキング発表🎉
\⋱#BTS (@BTS_jp_official) が
最も再生されたアーティストTOP5
世界&国内の両方にランクイン🏆#ポッドキャスト 部門では
"呪術廻戦 #じゅじゅとーく"が
1位を獲得しました👏✨#SpotifyWrapped pic.twitter.com/qdPSfrCRLU
Apple Musicでは詳細は見られない模様ですが、サブスクにおけるYOASOBIの勢いの凄まじさが報じられています。
そして、各種年間チャートをYOASOBIが席巻中だ。Apple Musicでは2021年トップソング100:グローバルに3曲がランクインし、「夜に駆ける」は全世界で19位にランクインした。国内チャート2021年トップソング100:日本ではなんと11曲がランクインを果たし、トップ10には3曲がランクインした。
Spotifyでは、国内で最も再生されたアルバム1位に1st EP『THE BOOK』が輝き、アーティストランキングでも2位、国内トップ50には8曲がランクイン。LINE MUSICでも2021年に最も聴かれたアーティスト2位に輝いた。
詳細は上記記事をご参照ください。このブログエントリーでは、各サブスクサービスの中で再生回数が可視化されているSpotifyの動向を紹介します。
上記は、ビルボードジャパンの2021年度年間チャートと集計期間を同一とする、YOASOBIの各曲における日本でのSpotifyデイリー再生回数の推移となります。
表をみると、年度後半には緩やかにダウンしながらも勢いがキープできていることが解ります。今年1月にEP『THE BOOK』をリリースしたことで同作品収録のインタールード2曲が200位以内にエントリーしたことがアルバム支持(通し聴き)を示す何よりの証拠と言えますが、他にも特筆すべき出来事が多数。そこでツイートやブログエントリーを基に振り返ってみます。
昨年12月28日~1月17日の #YOASOBI におけるSpotifyデイリーチャートおよび順位の推移をみると、リリース週より翌週のほうが伸びているんですよね。トップ20に5曲入り、また「#夜に駆ける」は昨年9月27日の最高再生回数を昨日更新。同曲はこの後 #CDTVライブライブ で披露されます pic.twitter.com/YounaIzhTB
— Kei (@Kei_radio) 2021年1月18日
【#YOASOBI Spotifyデイリーチャート】
— Kei (@Kei_radio) 2021年1月25日
昨年12月28日から1月24日まで、YOASOBI(@YOASOBI_staff)全曲の @SpotifyJP におけるデイリー再生回数をグラフ化。「#怪物」「#優しい彗星」、そして『#THEBOOK』収録曲(「Epilogue」「Prologue」を除く)が1月24日に再生回数最高を更新。これは凄いことです pic.twitter.com/AP1sEi6vw0
『THE BOOK』リリース後の相次ぐテレビ出演(無論、昨年の『NHK紅白歌合戦』出演がEPの期待度を加速させたことは間違いありません)がEP人気の持続につながったのは間違いありません。
また『THE BOOK』収録の「群青」はリリースのおよそ半年後にTHE FIRST TAKEで披露され、そのタイミングでSpotifyにおけるデイリー再生回数最高を更新。この影響がYOASOBIの他の作品にも波及しているのが興味深いところです。
【YOASOBI Spotifyデイリーチャート】
— Kei (@Kei_radio) 2021年3月15日
昨年12月28日から3月7日まで、日本における #YOASOBI(@YOASOBI_staff)の @SpotifyJP デイリー再生回数をグラフ化。#THEFIRSTTAKE 効果等が全体に波及し、3月14日付で「#怪物」「#アンコール」および「#ハルカ」が1日の再生回数最高を更新。まさに怪物級の動きです pic.twitter.com/V7LzX5LK35
配信ライブも影響をもたらしています。7月4日のライブは直後のSpotify再生回数に大きく寄与。ライブで披露していない曲にも及んでいることから、YOASOBI自体のファンが拡大しているだろうと推測できます。
【#イマオト ブログ更新】
— Kei (@Kei_radio) 2021年7月5日
日曜に開催された #YOASOBI(@YOASOBI_staff)の配信ライブ『#SINGYOURWORLD (#UTYOASOBIライブ)』。その影響が早くもチャートに表れています。Spotify(@SpotifyJP)デイリーチャートからその勢いの凄まじさを確認しています。https://t.co/uhTH7VD19D
この1年間も新曲を相次いで投入し、その度に過去曲の底上げにつなげていたYOASOBI。さすがに11月に入ると唯一トップ10入りを続けていた「夜に駆ける」もその位置から脱落してしまいますが、しかし年度最終日においても50位以内に6曲ランクインしているのはさすがです。そして『THE BOOK 2』の登場に伴い、YOASOBIの作品はまたも再浮上しています。
日本における12月1日付Spotifyデイリーチャート。https://t.co/xmMg2HrVrP
— Kei (@Kei_radio) 2021年12月2日
再生回数は全体的に微減傾向ながら、EP『#THEBOOK2』リリースに伴い #YOASOBI(@YOASOBI_staff)の曲が200位以内登場の15曲すべて、旧譜も含めて再生回数増加。「#もしも命が描けたら」は93位に初登場。
『THE BOOK 2』収録曲は「優しい彗星」の135.3%を筆頭に、再生回数前日比108.5%以上を記録(初登場曲を除く)。そして前作『THE BOOK』に収録されデイリー200位以内にランクインしている曲も、再生回数前日比101.3~103.3%となっています。最も伸びたのが実質的な冒頭曲である「アンコール」であることを踏まえれば、YOASOBIをアルバムを通す形で(あらためて)聴くという流れが生まれているのかもしれません。
YOASOBIは2022年度も年間アーティストランキングの頂点を狙えるかもしれません。さらに、『THE BOOK 2』リリース前後のテレビパフォーマンスで”テレビ初披露”を続けている状況を踏まえれば、彼らはその位置に就くことをともすれば意識しているとも言えそうです。
#SONGS 楽しんでいただけましたでしょうか。TV初披露を3曲も!NHKさんの懐の深さにただただ感謝です。
— YOASOBI (@YOASOBI_staff) 2021年12月2日
そんなYOASOBI、今週末12/4,5に武道館で初の有観客ライブを実施します!チケットはSOLD OUTですが配信あります。興味お持ちいただけたら、ぜひ覗いてみてくださいね。https://t.co/GnHX1p8Vyp pic.twitter.com/H2NcSw0z4R