今週リリースのゴスペルが熱いのです。R&B的要素も強く表れています。
まずは今年活動再開したデスチャ(Destiny's Child)のメンバー、ミッシェル・ウィリアムズ(Michelle Williams)のソロ新曲が配信開始。ゴスペル→R&B(ちょっと早かったEDM?)ときてのゴスペル回帰作は、まるでレニー・ウィリアムズ(Lenny Williams)のソウル・クラシック「Cause I Love You」を彷彿。いずれ届くであろうアルバムが楽しみ。
・Michelle Williams「If We Had Your Eyes」(動画はティーザー。iTunes Storeで購入可能)
(フル試聴はbmrにて可能)
・Lenny Williams「Cause I Love You」
姉妹ゴスペルデュオ、メアリー・メアリー(Mary Mary)から姉のエリカ・キャンベル(Erica Campbell)がソロデビュー。妹ティナ(Tina Campbell)の夫でR&B/ゴスペルのプロデューサー、ウォーリン・キャンベル(Warryn Campbell)のレーベル、My Block(流通は準大手レーベルのeOne)より今週「A Little More Jesus」を配信開始。このカントリーにも似た軽快なリズムはゴスペル特有のもので、自分もゴスペルクワイア在籍時に似た曲をハンドクラップ付きで歌ったことがあり、かなり盛り上がった記憶があります。
・Erica Campbell「A Little More Jesus」(iTunes Storeで購入可能)
そして、男性ゴスペルグループ、メン・オブ・スタンダード(Men Of Standard)から2011年にソロデビューを果たしたアイザック・キャリー(Isaac Carree)が今週、2枚目のソロアルバム『Reset』をリリース。ゴスペル界の若き才能が多数客演参加したアルバムにおいて、客演なしで臨んだシングル「Clean This House」がゴスペルシングルチャートを上昇中ですが、そのリミックスになんとR・ケリー(R. Kelly)が登場!
・Isaac Carree feat. R. Kelly「Clean This House (Remix)」(from『Reset』(2013))
昨今の日本のラジオ界での認知度上昇から、"いよっ!R師匠!!"と思わず呼んでしまいそうにもなりますが、"性と聖"を兼ね備える(共に歌う)彼において、この曲は完全に(というか当然ながら、ですが) "聖"を熱く、ひたすらに熱く歌い上げていて聴き惚れるばかり。声質が似てる(かもしれない)とはいえ、アイザックを凌駕するその熱い歌声に、R・ケリーがまたゴスペル作だしてくれたなら…と思った次第。