(※追記(4月28日7時02分):当初のブログエントリー公開時点(6時)にてGlobal Excl. U.S.の記事、ならびに米ビルボードのチャート専用Xアカウント発となるGlobal 200やGlobal Excl. U.S.のトップ10画像付ポストが登場していませんでした。つきましてはそれら登場を踏まえ、加筆等を実施しています。)
(※追記(4月28日19時20分):Global 200における日本の楽曲動向を追記しています。)
現地時間の4月27日月曜に発表された、最新5月2日付米ビルボードソングチャート(集計期間:4月17~23日)。前週まで通算7週首位に就いていたエラ・ラングレー「Choosin' Texas」は2位に後退、オリヴィア・ロドリゴ「Drop Dead」が首位初登場を果たしています。
Olivia Rodrigo’s ‘Drop Dead’ Debuts at No. 1 on Billboard Hot 100https://t.co/z1QKLCKOdK
— billboard (@billboard) 2026年4月27日
オリヴィア・ロドリゴ「Drop Dead」はストリーミング2790万(同指標首位)、ダウンロード45,000(同指標首位)、ラジオ2380万(同指標22位)を記録。集計期間初日にリリースされた同曲に伴い、オリヴィアはストリーミングにてキャリア4曲目、ダウンロードでは同2曲目の首位を獲得しています。なおダウンロード指標45,000のうち31,000はデジタル分となります。
「Drop Dead」はリリース週にてオリジナルバージョンのほかアコースティックバージョン、"Singalong"バージョン(インストゥルメンタル版)、“the most alive I’ve ever been – sped up” “we can go real slow – slow & reverbed”そして“you know all the words – isolated vocals”というリミックスをリリースしたほか、iTunes Store限定のジャケット版を用意。またフィジカルについてはCD、カセットテープそしてレコードを販売しています。
また「Drop Dead」の公式動画として、ミュージックビデオのほかリリックビデオ、Apple Music先行公開の“stalked you on the internet”バージョンおよびSpotify有料会員先行公開の“taken that Eurostar to France”バージョンも用意されています。
オリヴィア・ロドリゴは今月開催されたコーチェラ・フェスティバルにて、4月18日に行われたアディソン・レイのステージに登場。「Drop Dead」をパフォーマンスしています。
(※記事にはありませんが、オリヴィア・ロドリゴ「Drop Dead」の様々な施策についてはオリヴィア・ロドリゴ「Drop Dead」が初登場で首位確実…米ソングチャートを制するための施策を学ぶ(4月26日付)にて紹介しています。)
オリヴィア・ロドリゴは「Drop Dead」でキャリア4曲目の首位を獲得。「Drivers License」は2021年1~3月に通算8週、「Good 4 U」は同年5月に1週、「Vampire」は2023年7~9月に通算2週首位を獲得し、いずれの曲も初登場にてその座に就いています
「Drop Dead」は6月12日リリースのサードアルバム『You Seem Pretty Sad For A Girl So In Love』からのリード曲。オリヴィア・ロドリゴは最初の2枚のアルバムからのリード曲が共に首位を獲得した初の歌手であり(『Sour』からの「Drivers License」、『Guts』からの「Vampire」)、「Drop Dead」にて自身の記録を更新しています。なお「Good 4 U」はファーストアルバム『Sour』に収録されています。
オリヴィア・ロドリゴは21世紀生まれの歌手においてただひとり、複数の首位獲得曲を保有しています。
<米ビルボードソングチャート 21世紀生まれの歌手による首位獲得曲>
※ 日付は初の首位獲得週
・オリヴィア・ロドリゴ (2003年生まれ)
「Drop Dead」(2026年5月2日付)、「Vampire」(2023年7月15日付)、「Good 4 U」(2021年5月29日付)、「Drivers License」(2021年1月23日付)
・24kゴールデン (2000年生まれ)
「Mood (feat. イアン・ディオール)」(2020年10月24日付)
・ビリー・アイリッシュ (2001年生まれ)
「Bad Guy」(2019年8月24日付)
・ジョーシュ・シックスエイトファイヴ (2002年生まれ)
「Savage Love (Laxed - Siren Beat) (ジェイソン・デルーロ、BTSとの共同名義)」(2020年10月17日付)
・ザ・キッド・ラロイ (2003年生まれ)
「Stay (with ジャスティン・ビーバー)」(2021年8月14日付)
・テイト・マクレー (2003年生まれ)
「What I Want (モーガン・ウォーレンへの客演参加)」(2025年5月30日付)
・アレックス・ウォーレン (2000年生まれ)
「Ordinary」(2025年6月7日付)
また「Drop Dead」の首位獲得に伴い、以下の記録が更新されています。
<米ビルボードソングチャート タイトルに"Drop"が付く首位獲得曲>
・B.J. トーマス「Raindrops Keep Fallin' On My Head」(1970 4週)
・フレディ・フェンダー「Before The Next Teardrop Falls」(1975 1週)
・スヌープ・ドッグ feat. ファレル・ウィリアムス「Drop It Like It's Hot」(2004 3週)
・オリヴィア・ロドリゴ「Drop Dead」(2026 1週)
一方で、タイトルに"Dead"が付く曲の首位獲得は今回が初となります(なおオリヴィアが以前首位を獲得した「Vampire」はいわゆる"アンデッド"ではあります)。これまでのトップ10ヒットはT.I. feat. ジャスティン・ティンバーレイク「Dead And Gone」(2009 2位)、カーティス・メイフィールド「Freddie's Dead (Theme From Superfly)」(1972 4位)、ボン・ジョヴィ「Wanted Dead Or Alive」(1987年 7位)、ジャン & ディーン「Dead Man's Curve」(1964 8位)、ソーコー「We Might Be Dead By Tomorrow」(2014 9位)となります。また、グレイトフル・デッド(Grateful Dead)は1987年に「Touch Of Grey」が6位を獲得しています。
オリヴィア・ロドリゴ「Drop Dead」にはザ・キュアーによる「Just Like Heaven」が歌詞に登場します。「Just Like Heaven」は1988年に40位を記録、またザ・キュアーにおける米ソングチャートの最高位は「Love Song」における2位となります(1989年に記録)。
前週まで通算7週首位を獲得していたエラ・ラングレー「Choosin' Texas」は2位へ後退。一方で複合指標から成るホットカントリーソングチャートにて同曲は通算22週目の首位を獲得しています。またエラによる「Be Her」が1ランク後退するも5位に就けています。
ブルーノ・マーズ「I Just Might」が3位をキープ。ラジオは前週比6%ダウンの7700万を記録し、同指標通算10週目の首位に。また同曲は複合指標から成るホットR&B/ヒップホップソングチャートならびにホットR&Bソングチャートにて、共に15週目の首位を獲得。前者のチャートでは首位獲得週数においてキャリア最長記録を更新しています。
ジャスティン・ビーバー「Daisies」が18→8位に。コーチェラ・フェスティバルのヘッドライナーとして4月11日および18日に同曲を披露したことでトップ10内に再登場した形です(上記動画は4月11日のパフォーマンス映像)。昨年リリースの『Swag』に収録され昨年7月に2位初登場(最高位も同様)を果たした「Daisies」は、今年の1月までトップ10内に在籍。当週はストリーミングが前週比49%アップの1580万、ダウンロードが同54%アップの3,000、ラジオが同3%アップの1830万を記録しています。
最新のトップ10はこちら。
This week's top 10 on the #Hot100 (chart dated May 2, 2026).
— billboard charts (@billboardcharts) 2026年4月27日
Details: https://t.co/W4XyoiussP pic.twitter.com/oxHn0s7XXg
1位 (初登場) オリヴィア・ロドリゴ「Drop Dead」
2位 (前週1位) エラ・ラングレー「Choosin' Texas」
3位 (3位) ブルーノ・マーズ「I Just Might」
4位 (2位) オリヴィア・ディーン「Man I Need」
5位 (4位) エラ・ラングレー「Be Her」
6位 (5位) アレックス・ウォーレン「Ordinary」
7位 (6位) オリヴィア・ディーン「So Easy (To Fall In Love)」
8位 (18位) ジャスティン・ビーバー「Daisies」
9位 (7位) HUNTR/X(ハントリックス)(イジェ、オードリー・ヌナ & レイ・アミ)「Golden」
10位 (9位) ケラーニ「Folded」
続いてグローバルチャートを紹介。200を超える地域の主要デジタルプラットフォームによるストリーミングとデジタルダウンロードで構成され、歌手のホームページでの販売分を含まないグローバルチャート。5月2日付ではGlobal 200にてオリヴィア・ロドリゴ「Drop Dead」が首位初登場。またGlobal 200から米の分を除くGlobal Excl. U.S.ではジャスティン・ビーバー feat. ニッキー・ミナージュ「Beauty And A Beat」が初の首位を獲得しています。なお今回はふたつのグローバルチャート、それぞれに記事が用意されています。
Olivia Rodrigo’s ‘Drop Dead’ Livens Up Billboard Global 200 With No. 1 Debuthttps://t.co/VA0yRkobZZ
— billboard (@billboard) 2026年4月27日
Justin Bieber & Nicki Minaj’s ‘Beauty and a Beat’ Hits No. 1 on Billboard Global Excl. U.S. Charthttps://t.co/1PiU0BXTeM
— billboard (@billboard) 2026年4月27日
This week's top 10 on the Global 200 (chart dated May 2, 2026).
— billboard charts (@billboardcharts) 2026年4月27日
Details: https://t.co/PhipSfchrU pic.twitter.com/GpFxoZGGJ6
This week's top 10 on the Global Excl. U.S. chart (dated May 2, 2026).
— billboard charts (@billboardcharts) 2026年4月27日
Details: https://t.co/PhipSfchrU pic.twitter.com/2tp3S2WVH9
オリヴィア・ロドリゴ「Drop Dead」はGlobal 200でストリーミング6770万およびダウンロード41,000を記録。オリヴィア・ロドリゴによるGlobal 200での首位獲得は「Drivers License」(2021年1~3月 通算8週)、「Good 4 U」(2021年5~7月 通算6週)、「Vampire」(2023年7月 通算2週)に続き、「Drop Dead」がキャリア4曲目となります。
Global 200ではジャスティン・ビーバーがトップ10内に3曲ランクイン。先述したようにコーチェラ・フェスティバルでのパフォーマンスが影響した形です。
ニッキー・ミナージュを迎えた「Beauty And A Beat」は4→2位となり同曲最高位を更新。ストリーミングは前週比82%アップの8040万を記録し、当週世界で最もストリーミング再生された曲となります(前週はストリーミングが1千万未満から4420万に上昇)。また同曲はダウンロードにおいて前週比33%アップの5,000を記録しています。「Beauty And A Beat」は2012年にリリースされ当時の米ビルボードソングチャートで最高5位を記録。ライブ演奏とYouTubeから直接再生された初期ヒット曲の動画を組み合わせたセットが話題となったことで上昇しています。
(なお元の記事では「Beauty And A Beat」が"2012年に米で6位を記録"とありますが(『The song, which hit No. 6 on the U.S.-based Billboard Hot 100 in 2012』と記載)、実際は5位となります。米ビルボードによるジャスティン・ビーバーのアーティストページ(→こちら)にて確認可能です。)
ジャスティンはさらに、二度のコーチェラ・フェスティバルにて共にエンディング曲に据えた「Daisies」が16→5位に。ストリーミングは前週比60%アップの4550万、ダウンロードは同69%アップの5,000を記録しています。同曲は昨年7月に3位初登場、また同曲最高位も3位となります。
加えて、キャリア27曲の米ソングチャートトップ10ヒットのうち最初の作品である、リュダクリスを迎えた「Baby」(2010 米最高5位)が、当週のGlobal 200にて26→8位に。ストリーミングは前週比42%アップの3910万、ダウンロードは同12%アップの2,000を記録しています。これらのヒットにより、ジャスティン・ビーバーによるGlobal 200でのトップ10入りは10曲に達しています。
Global Excl. U.S.では2012年にリリースされたジャスティン・ビーバー feat. ニッキー・ミナージュ「Beauty And A Beat」が3→1位に。ストリーミングは前週比93%アップの6540万を記録しています(ダウンロード指標は記事未掲載)。ジャスティン・ビーバーによるGlobal Excl. U.S.制覇は、グローバルチャートが2020年9月に発足して以降3曲目。ダニエル・シーザーおよびギヴィオンを迎えた「Peaches」が2021年4月に通算2週、またザ・キッド・ラロイとの「Stay」が同年8月以降通算11週に渡り首位を獲得しています。なおニッキー・ミナージュの同チャート制覇は初となります。
リリースから10年以上経過した曲がGlobal Excl. U.S.を制するのは、クリスマス関連以外では2曲目に。1985年リリースのケイト・ブッシュ「Running Up That Hill (A Deal With God)」が『ストレンジャー・シングス 未知の世界 (原題:Stranger Things)』(Netflix)で用いられたのを機に2022年に首位に至っています。なおクリスマス関連曲ではマライア・キャリー「All I Want For Christmas Is You (邦題:恋人たちのクリスマス)」(1994)およびワム!「Last Christmas」(1984)が制しています。
ジャスティン・ビーバーはさらに、「Daisies」が26→6位に。ストリーミングは前週比64%アップの3060万を記録しています。同曲は昨年7月に4位初登場、且つ最高位となります。さらにはリュダクリスを客演に招いた「Baby」(2010)が23→7位に。ストリーミングは前週比49%アップの3110万を記録しています。ジャスティン・ビーバーはGlobal Excl. U.S.においても、トップ10ヒットが10曲に達しています。
オリヴィア・ロドリゴ「Drop Dead」がGlobal Excl. U.S.で3位に初登場。ストリーミング3980万およびダウンロード11,000を記録しています。このチャートにおけるトップ10ヒットは6曲目となります。
※追記(4月28日19時20分)
日本時間の4月28日夜、Global 200の全容が発表されました。日本の楽曲動向については、Xにて発信しています。
5月2日付 #Global200 における日本の楽曲の動向。
— Kei (ブログ【イマオト】/ポッドキャスト/ラジオ経験者) (@Kei_radio) 2026年4月28日
(集計期間:4月17~23日)https://t.co/SdjUqOxjX2
日本の楽曲のランクインはありません。
米ビルボードのグローバルチャート(#Global200、および Global 200から米の分を除いたGlobal Excl. U.S.)については、ブログ #イマオト にて解説しています。https://t.co/WBkj49nD5I
— Kei (ブログ【イマオト】/ポッドキャスト/ラジオ経験者) (@Kei_radio) 2026年4月28日
なおGlobal Excl. U.S.は米ビルボード有料会員のみ閲覧可能のため、10位未満は紹介できません。ご了承ください。