(※追記(10月7日6時33分):当該エントリー公開後に米ビルボードがグローバルチャートの記事を公開したことに伴い記事意訳分を追記すると共に、タイトルを『【海外ビルボード】HUNTR/X「Golden」が首位キープ』から『(追記あり)【海外ビルボード】HUNTR/X「Golden」が首位キープ、「JANE DOE」がGlobal Excl. U.S.でトップ10入り』に変更しています。)
(※追記(10月7日18時38分):Global 200における日本の楽曲動向を追記しています。)
現地時間の10月6日月曜に発表された、最新10月11日付米ビルボードソングチャート(集計期間:9月26日~10月2日)。『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ (原題:Kpop Demon Hunters)』サウンドトラック収録のHUNTR/X(ハントリックス)(イジェ、オードリー・ヌナ & レイ・アミ)「Golden」が7週連続、通算8週目となる首位を獲得しています。
HUNTR/X’s ‘Golden’ Is No. 1 on Hot 100 for Eighth Week, Tate McRae’s ‘Tit for Tat’ Debuts at No. 3https://t.co/8jZKnyRuMZ
— billboard (@billboard) 2025年10月6日
HUNTR/X(ハントリックス)(イジェ、オードリー・ヌナ & レイ・アミ)「Golden」はストリーミングが前週比4%ダウンの3230万(同指標通算11週目の首位)、ダウンロードが同13%アップの6,000(同指標通算3週目の首位)、ラジオが同13%アップの3830万(同指標8位)を記録しています。
「Golden」はKPOPの女性グループとして初の首位を8月に記録。またアニメキャラクターによる作品とては当週、単独最長となる首位獲得記録を更新しています。さらに、サウンドトラック(収録曲)として史上初となるソングチャート4曲同時トップ10入りを果たした『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ (原題:Kpop Demon Hunters)』は当週の米ビルボードアルバムチャートを制しており、9月20日付以来二度目となるアルバム/ソングチャート同時制覇を果たしています。
HUNTR/X「Golden」が8週目の首位を獲得したことで、1958年8月4日付でスタートしたソングチャートにて同曲は映画関連作品として歴代8位タイとなる首位獲得週数に至っています。
<米ビルボードソングチャート 映画関連の長期首位獲得曲>
・14週 ホイットニー・ヒューストン「I Will Always Love You」
(『ボディガード』より 1992年11月28日付以降)
・13週 ボーイズIIメン「End Of The Road」
(『ブーメラン』より 1992年8月15日付以降)
・12週 ウィズ・カリファ feat. チャーリー・プース「See You Again」
(『ワイルド・スピード SKY MISSION』より 2015年4月25日付以降)
・12週 エミネム「Lose Yourself」
(『8 Mile』より 2002年11月9日付以降)
・11週 デスティニーズ・チャイルド「Independent Women Part I」
(『チャーリーズ・エンジェル』より 2000年11月18日付以降)
・10週 ファレル・ウィリアムス「Happy」
(『怪盗グルーのミニオン危機一発』より 2014年3月8日付以降)
・9週 ダイアナ・ロス & ライオネル・リッチー「Endless Love」
(『エンドレス・ラブ』より 1981年8月15日付以降)
・8週 HUNTR/X(ハントリックス)(イジェ、オードリー・ヌナ & レイ・アミ)「Golden」
(『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』より 2025年8月16日付以降)
・8週 ビー・ジーズ「Night Fever」
(『サタデー・ナイト・フィーバー』より 1978年3月18日付以降)
・7週 UB40「Can't Help Falling In Love」
(『硝子の塔』より 1993年7月24日付以降)
・7週 ブライアン・アダムス「(Everything I Do) I Do It For You」
(『ロビン・フッド』より 1991年7月27日付以降)
また、3名以上且つ女性のみで構成されるグループによる首位獲得曲として、HUNTR/X(ハントリックス)「Golden」は歴代単独2位となる長期首位を記録しています。
<米ビルボードソングチャート
3名以上且つ女性のみで構成されるグループによる長期首位獲得曲>
・11週 デスティニーズ・チャイルド「Independent Women Part I」(2020年11月18日付以降)
・8週 HUNTR/X(ハントリックス)(イジェ、オードリー・ヌナ & レイ・アミ)「Golden」(2025年8月16日付以降)
・7週 TLC「Waterfalls」(1995年7月8日付以降)
・5週 エモーションズ「Best Of My Love」(1977年8月20日付以降)
・4週 TLC「No Scrubs」(1999年4月10日付以降)
・4週 TLC「Creep」(1995年1月28日付以降)
・4週 バングルス「Walk Like An Egyptian」(1986年12月20日付以降)
・4週 シュープリームス「Baby Love」(1964年10月31日付以降)
・4週 シフォンズ「He's So Fine」(1963年3月30日付以降)
テイト・マクレー「Tit For Tat」が3位に初登場。9月26日にリリースされた同曲はストリーミング1970万、ダウンロード2,000およびラジオ53,000を記録しています。今回のバズ発生は、テイトが以前付き合っていたというザ・キッド・ラロイについて歌ったもののではとの噂が上がったためとみられています。
テイト・マクレーによるソングチャートトップ10入りは今回が3曲目。当週4位、そして今年5月に首位初登場を果たしたモーガン・ウォーレンへの客演参加曲「What I Want」(同曲は総合ソングチャートと計算方法を同一とするホットカントリーソングチャートにて当週20週目の首位を獲得)に続くヒットとなります。主演曲としては2024年1月に3位を記録した「Greedy」以来となり、「Tit For Tat」は主演名義作品として初登場時における最高位、および週間最高のストリーミング数を記録しています。
なおテイト・マクレーにおいては、3月8日付で米ビルボードアルバムチャートを制した『So Close To What』に収録されている「Revolving Door」が、現時点でのラジオ向けプロモーション曲となっています。当週ポップエアプレイチャートで9位をキープした同曲は、総合ソングチャートではアルバムが初登場したタイミングで22位に初ランクイン、当週は52→45位と推移しています。
アレックス・ウォーレン「Ordinary」は2位をキープ。ラジオは前週比2%アップの7680万を記録し、同指標通算16週目の首位を獲得すると共に同曲における週間最高を記録しています。なおラジオ指標(の基となるラジオソングチャート)において、「Ordinary」の週間首位獲得週数は35年の歴史の中で歴代5位タイとなります。
テディ・スウィムズ「Lose Contol」は7→6位に浮上。総合ソングチャートでは史上最長となる在籍週数を111週に、トップ10内エントリーは80週に、それぞれ伸ばしています。
『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』サウンドトラックからは、サジャ・ボーイズ(アンドリュー・チェ、ネックウェヴ、ダニー・チャン、ケビン・ウー & サムイル・リー)による「Soda Pop」が3→7位、同じく「Your Idol」が5→10位に後退しています。
最新のトップ10はこちら。
This week's top 10 on the #Hot100 (chart dated Oct. 11, 2025).
— billboard charts (@billboardcharts) 2025年10月6日
Details: https://t.co/kEkixmiFBh pic.twitter.com/2mxgdl5hPP
1位 (前週1位) HUNTR/X(ハントリックス)(イジェ、オードリー・ヌナ & レイ・アミ)「Golden」
2位 (2位) アレックス・ウォーレン「Ordinary」
3位 (初登場) テイト・マクレー「Tit For Tat」
4位 (4位) モーガン・ウォーレン feat. テイト・マクレー「What I Want」
5位 (8位) ジャスティン・ビーバー「Daisies」
6位 (7位) テディ・スウィムズ「Lose Control」
7位 (3位) サジャ・ボーイズ(アンドリュー・チェ、ネックウェヴ、ダニー・チャン、ケビン・ウー & サムイル・リー)「Soda Pop」
8位 (11位) モーガン・ウォーレン「I Got Better」
9位 (9位) レイヴン・レネー「Love Me Not」
10位 (5位) サジャ・ボーイズ(アンドリュー・チェ、ネックウェヴ、ダニー・チャン、ケビン・ウー & サムイル・リー)「Your Idol」
続いてグローバルチャートを紹介。200を超える地域の主要デジタルプラットフォームによるストリーミングとデジタルダウンロードで構成され、歌手のホームページでの販売分を含まないグローバルチャート。10月11日付ではGlobal 200、またGlobal 200から米の分を除くGlobal Excl. U.S.共にHUNTR/X(ハントリックス)(イジェ、オードリー・ヌナ & レイ・アミ)「Golden」が首位をキープ。双方のチャートで通算12週目となる首位を獲得しています。
HUNTR/X’s ‘Golden,’ From ‘KPop Demon Hunters,’ Tallies 12th Week Atop Global Chartshttps://t.co/Fcnp4MPwq6
— billboard (@billboard) 2025年10月6日
This week's top 10 on the #Global200 (chart dated Oct. 11, 2025).
— billboard charts (@billboardcharts) 2025年10月6日
Details: https://t.co/TGWKQRBzVN pic.twitter.com/QlxOvMHYFy
This week's top 10 on the Global Excl. U.S. chart (dated Oct. 11, 2025).
— billboard charts (@billboardcharts) 2025年10月6日
Details: https://t.co/TGWKQRBzVN pic.twitter.com/vIR32HIs9z
HUNTR/X(ハントリックス)(イジェ、オードリー・ヌナ & レイ・アミ)「Golden」はGlobal 200においてストリーミングが前週比4%ダウンの1億2640万およびダウンロードが同11%ダウンの14,000を、Global Excl. U.S.ではストリーミングが前週比4%ダウンの9550万およびダウンロードが同10%ダウンの7,000を、それぞれ記録しています。
テイト・マクレー「Tit For Tat」がGlobal 200で6位に初登場。ストリーミングは4120万、ダウンロードは2,000を記録しています。このチャートにおけるテイトのトップ10ヒットは4曲目(今年は3曲目)となり、「Greedy」(2023 2週首位)、モーガン・ウォーレンに客演参加した「What I Want」(2025年5月 5位)、主演曲の「Just Keep Watching」(2025年6月 8位)に続いた形です。
米津玄師「IRIS OUT」はGlobal 200で5位、Global Excl. U.S.では2位キープしています。
そして同じく「劇場版『チェンソーマン レゼ篇』」に用いられた米津玄師, 宇多田ヒカル「JANE DOE」がGlobal Excl. U.S.で30→10位に上昇し、同曲初のトップ10入り。ストリーミングは1240万→2160万と推移しています(ダウンロード指標の数値は記事未掲載)。9月22日にデジタル配信が開始した同曲が初の1週間フル加算となったことに伴う上昇であり、このチャートにおいて米津玄師さんは3曲目、宇多田ヒカルさんは初のトップ10入りを果たしています。
※追記(10月7日18時38分)
日本時間の10月7日夜、Global 200の全容が発表されました。日本の楽曲動向については、Xにて発信しています。
10月11日付 #Global200 における日本の楽曲の動向。
— Kei (ブログ【イマオト】/ポッドキャスト/ラジオ『imaoto on the Radio』) (@Kei_radio) 2025年10月7日
(集計期間:2025年9月26日~10月2日)https://t.co/ARp8ubvr9e
5→5位 #米津玄師「IRIS OUT」
90→32位 米津玄師 & 宇多田ヒカル「JANE DOE」
165→185位 #アイナ・ジ・エンド「革命道中」
米ビルボードのグローバルチャート(#Global200 および Global 200から米の分を除いた #GlobalExclUS)については、ブログ #イマオト にて解説しています。https://t.co/WBkj49nD5I
— Kei (ブログ【イマオト】/ポッドキャスト/ラジオ『imaoto on the Radio』) (@Kei_radio) 2025年10月7日
なおGlobal Excl. U.S.は米ビルボード有料会員のみ閲覧可能のため、10位未満は紹介できません。ご了承ください。