(※追記(7月22日19時22分):Global 200における日本の楽曲動向を追記しています。)
現地時間の7月21日月曜に発表された最新7月26日付米ビルボードソングチャート(集計期間:7月11~17日)では、アレックス・ウォーレン「Ordinary」が5週連続、通算7週目の首位を獲得しています。
アレックス・ウォーレン「Ordinary」は、ストリーミングが前週比2%アップの1960万(同指標4位)、ダウンロードが同8%アップの6,000(同指標通算9週目の首位)、ラジオが前週とほぼ変わらず7300万(同指標通算5週目の首位)を記録しています。
「Ordinary」は米ビルボードが毎年夏に実施するソング・オブ・ザ・サマーチャート(Songs Of The Summer)において、今年度開始以降8週連続で首位を獲得しています。
ジャスティン・ビーバー「Daisies」が2位に初登場。ストリーミング2760万、ダウンロード4,000およびラジオ430万を記録し、ストリーミング指標ではキャリア7曲目の首位を獲得。「Daisies」を収録したアルバム『Swag』は、最新7月26日付米ビルボードアルバムチャートで2位に初登場を果たしています。
【米ビルボード・アルバム・チャート】『ジャック・ボーイズ 2』初登場1位、ジャスティン・ビーバー/クリプスTOP5デビュー https://t.co/qIYvzkJsWo
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) 2025年7月21日
2010年2月に「Baby」が5位初登場を果たして以降、「Daisies」はジャスティン・ビーバーにとって27曲目のトップ10ヒットに。ジャネット・ジャクソンに並び歴代10位タイとなっています。
<米ビルボードソングチャート 最多トップ10輩出歌手>
・81曲 ドレイク
・59曲 テイラー・スウィフト
・38曲 マドンナ
・35曲 ザ・ビートルズ
・32曲 リアーナ
・30曲 マイケル・ジャクソン
・29曲 エルトン・ジョン
・28曲 マライア・キャリー
・28曲 スティーヴィー・ワンダー
・27曲 ジャスティン・ビーバー
・27曲 ジャネット・ジャクソン
・26曲 リル・ウェイン
・25曲 エルヴィス・プレスリー
(※エルヴィス・プレスリーは米ビルボードソングスチャート開始前にキャリアを開始。)
ジャスティン・ビーバー「Daisies」は「Ghost」(2022年4月 5位)以来のトップ10ヒットに。また27曲のうち8曲が首位を獲得しています。
レイヴン・レネー「Love Me Not」が12→7位に上昇。ストリーミングは前週比5%アップの1410万、ダウンロードは同26%アップの1,000、ラジオは同13%アップの3600万を記録しています。TikTokを機に勢いを高めた同曲に伴い、シカゴ生まれのシンガーソングライターに初のトップ10ヒットが誕生しました。なおレイヴンは10年前に作品のリリースを始め、2016年にアトランティックレコードと契約しています。
テディ・スウィムズ「Lose Control」が9位をキープし、米ビルボードソングチャート史上初となる100週エントリーを達成。またトップ10入りは70週目に達しています。同曲は2023年8月26日付で99位に初登場し、今年5月にはグラス・アニマルズ「Heat Waves」の記録を上回っています。
<米ビルボードソングチャート 歴代エントリー記録>
・100週 テディ・スウィムズ「Lose Control」(2023-2025)
・91週 グラス・アニマルズ「Heat Waves」(2021-2022)
・90週 ザ・ウィークエンド「Blinding Lights」(2019-2021)
・87週 イマジン・ドラゴンズ「Radioactive」(2012-2014)
・79週 エイウォルネイション「Sail」(2011-2014)
なお、テディ・スウィムズ「Lose Control」による前人未到の100週エントリーについては、別途記事が用意されています。
Teddy Swims’ ‘Lose Control’ Is First Song Ever to Spend 100 Weeks on Billboard Hot 100https://t.co/iofre0sAOR
— billboard (@billboard) 2025年7月21日
最新のトップ10はこちら。
This week's top 10 on the #Hot100 (chart dated July 26, 2025).
— billboard charts (@billboardcharts) 2025年7月21日
Details: https://t.co/V119hHxzz1 pic.twitter.com/SkEZTdmpGb
1位 (前週1位) アレックス・ウォーレン「Ordinary」
2位 (初登場) ジャスティン・ビーバー「Daisies」
3位 (3位) モーガン・ウォーレン feat. テイト・マクレー「What I Want」
4位 (6位) ハントリックス(イジェ、オードリー・ヌナ & レイ・アミ)「Golden」
5位 (4位) モーガン・ウォーレン「Just In Case」
6位 (5位) シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」
7位 (12位) レイヴン・レネー「Love Me Not」
8位 (2位) ドレイク「What Did I Miss?」
9位 (9位) テディ・スウィムズ「Lose Control」
続いてグローバルチャートを紹介。200を超える地域の主要デジタルプラットフォームによるストリーミングとデジタルダウンロードで構成され、歌手のホームページでの販売分を含まないグローバルチャート。7月26日付ではBLACKPINK「Jump」がGlobal 200、およびGlobal 200から米の分を除くGlobal Excl. U.S.の双方で首位初登場を果たしています。
BLACKPINK Makes No. 1 ‘Jump’ Onto Both Billboard Global Chartshttps://t.co/bPblpkkzin
— billboard (@billboard) 2025年7月21日
This week's top 10 on the #Global200 (chart dated July 26, 2025).
— billboard charts (@billboardcharts) 2025年7月21日
Details: https://t.co/QiKD3EYvCv pic.twitter.com/yA6UgPjRsB
This week's top 10 on the Global Excl. U.S. chart (dated July 26, 2025).
— billboard charts (@billboardcharts) 2025年7月21日
Details: https://t.co/QiKD3EYvCv pic.twitter.com/UglqiLQdlM
集計期間初日にリリースされたBLACKPINK「Jump」はGlobal 200においてストリーミング1億2300万およびダウンロード14,000を、Global Excl. U.S.ではストリーミング1億990万およびダウンロード11,000を、それぞれ記録しています。Global 200におけるストリーミング1億回超えはレディー・ガガ & ブルーノ・マーズ「Die With A Smile」が今年3月に達成して以来、およそ4ヶ月ぶりとなります。
BLACKPINKはGlobal 200において、「Pink Venom」(2022年9月 2週)、「Shut Down」(2022年10月 1週)に続く3曲目の首位獲得曲となり、またソロ活動としてはロゼ(ROSÉ)が「On The Ground」(2021年3月 1週)およびブルーノ・マーズとの「APT.」(2024年11月以降 12週)で首位を記録したほか、JENNIEおよびLISAは2曲、JISOOは1曲のトップ10ヒットを所有しています。なお「Jump」はグループにとって5曲目のトップ10ヒットとなります。
Global Excl. U.S.では「Lovesick Girls」(2020年10月 1週)、「Pink Venom」(2022年9月 3週)および「Shut Down」(2022年10月 1週)に続く4曲目の首位獲得曲となり、ソロとしてはロゼが「On The Ground」(2021年3月 1週)およびブルーノ・マーズとの「APT.」(2024年11月以降 チャート史上最長となる19週)、LISAが「Rockstar」(2024年7月 1週)、JENNIEが「You & Me」(2023年10月 1週)でそれぞれ首位を記録しています。
『Kpop Demon Hunters (邦題:KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ)』サウンドトラックに収録されたハントリックス(イジェ、オードリー・ヌナ & レイ・アミ)「Golden」は、Global 200およびGlobal Excl. U.S.でそれぞれ2位に後退するも、Global 200ではストリーミングが前週比21%アップの8220万およびダウンロードが同19%アップの7,000を、Global Excl. U.S.ではストリーミングが前週比22%アップの5970万を記録しています(Global Excl. U.S.におけるダウンロード前週比は記事未掲載)。
同じくハントリックスによる「How It's Done」がGlobal 200で11→9位に上昇し、同曲初のトップ10入り。ストリーミングは前週比14%アップの4210万、ダウンロードは同4%アップの3,000をそれぞれ記録しています。またGlobal 200ではサジャ・ボーイズ(アンドリュー・チェ、ネックウェヴ、ダニー・チャン、ケビン・ウー & サムイル・リー)「Your Idol」が3→5位に後退するも、ストリーミングは前週比9%アップの5000万を記録しています。
ジャスティン・ビーバー「Daisies」がGlobal 200で3位、Global Excl. U.S.で4位にそれぞれ初登場。Global 200ではストリーミング6360万およびダウンロード6,000を、Global Excl. U.S.ではストリーミング3670万およびダウンロード2,000を、それぞれ記録しています。
※追記(7月22日19時22分)
日本時間の7月22日夜、Global 200の全容が発表されました。日本の楽曲動向については、Xにて発信しています。
7月26日付 #Global200 における日本の楽曲の動向。
— Kei (ブログ【イマオト】/ポッドキャスト/ラジオ経験者) (@Kei_radio) 2025年7月22日
(集計期間:2025年7月11~17日)https://t.co/ISjtpzTieg
159位 (初登場) #HANA「Blue Jeans」
米ビルボードのグローバルチャート(#Global200 および Global 200から米の分を除いた #GlobalExclUS)については、ブログ #イマオト にて解説しています。https://t.co/WBkj49nD5I
— Kei (ブログ【イマオト】/ポッドキャスト/ラジオ経験者) (@Kei_radio) 2025年7月22日
なおGlobal Excl. U.S.は米ビルボード有料会員のみ閲覧可能のため、10位未満は紹介できません。ご了承ください。