現地時間の9月16日月曜に発表された、最新9月21日付米ビルボードソングチャート(集計期間:9月6~12日)。シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」が9週連続、通算10週目の首位を獲得しています。
.@ShaboozeysJeans' ‘A Bar Song (Tipsy)’ Scores Milestone 10th Week at No. 1 on Billboard #Hot100 https://t.co/LlYr79Zghk
— billboard (@billboard) 2024年9月16日
シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」はストリーミングが前週比2%ダウンの2930万(同指標2位)、ダウンロードが同5%ダウンの10,000(同指標2位)、ラジオが同1%ダウンの7680万(同指標通算7週目の首位)を記録。 「A Bar Song (Tipsy)」は今年のソングチャートで最長不倒となる10週目の首位を獲得しています。
<米ビルボードソングチャート 2024年に複数週首位を獲得した曲>
・10週 シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」 (2024年7月13日付以降)
・6週 ポスト・マローン feat. モーガン・ウォレン「I Had Some Help」 (2024年5月25日付以降)
・5週 ジャック・ハーロウ「Lovin On Me」 (2023年12月2日付以降) ※ 通算6週首位
・3週 フューチャー、メトロ・ブーミン & ケンドリック・ラマー「Like That」 (2024年4月6日付以降)
・2週 ケンドリック・ラマー「Not Like Us」 (2024年5月18日付以降)
・2週 テイラー・スウィフト feat. ポスト・マローン「Fortnight」 (2024年5月4日付以降)
・2週 ビヨンセ「Texas Hold 'Em」 (2024年3月2日付以降)
また総合ソングチャート(Hot 100)と集計方法を同一とするホットカントリーソングチャートでは、「A Bar Song (Tipsy)」が14週目の首位を獲得しています。
さらに「A Bar Song (Tipsy)」は、2020年代において7曲目となる10週以上首位獲得作品となります。
<米ビルボードソングチャート 2020年代において10週以上首位を獲得した曲>
・16週 モーガン・ウォレン「Last Night」 (2023)
・15週 ハリー・スタイルズ「As It Was」 (2022)
・12週 マライア・キャリー「All I Want For Christmas Is You」 (2020-2023)
(※ 通算14週首位 (2019年12月に2週首位を獲得))
・11週 ロディ・リッチ「The Box」 (2020)
・10週 シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」 (2024)
・10週 アデル「Easy On Me」 (2021)
・10週 BTS「Butter」 (2021)
米ビルボード66年の歴史において、10週以上の首位獲得はシャブージー「A Bar Song (Tipsy)」が45曲目に。この記録は、すべての首位獲得曲の中でわずか4%のみが達成しています。なお45曲のうち43曲は、米ビルボードが電子モニターによるルミネイト社のデータを採用した1991年11月以降に達成しており、この採用に伴い以前よりも長く首位を獲得することが一般的となっています。
サブリナ・カーペンターが今週もトップ10内に3曲ランクイン。いずれも『Short N' Sweet』収録曲であり、「Espresso」は3位をキープ、「Taste」は5→6位、「Please Please Please」は4→8位に後退しています。2024年においてトップ10内に3曲同時エントリーを3週達成したのはサブリナが初となり、テイラー・スウィフトが2週で続いています。
「Taste」はストリーミング指標が前週比14%ダウンの2700万を記録し、3週連続でこの指標を制しています。なおストリーミング再生回数では「Taste」はシャブージー「A Bar Song (Tipsy)」の2930万より少ないものの、米ビルボードソングチャートのストリーミング指標は有料会員による再生が無料会員によるそれよりウエイトが高く設定されており、その関係上「Taste」が上回った形です。
またテディ・スウィムズ「Lose Control」は9位をキープ。米ビルボードソングチャートにおいて史上8位となる35週目のトップ10内在籍となります。
<米ビルボードソングチャート トップ10在籍記録>
・57週 ザ・ウィークエンド「Blinding Lights」 (2020-2021)
・44週 ザ・キッド・ラロイ & ジャスティン・ビーバー「Stay」 (2021‐2022)
・41週 モーガン・ウォレン「Last Night」 (2023‐2024)
・41週 デュア・リパ「Levitating」 (2021)
・39週 ポスト・マローン「Circles」 (2019-2020)
・38週 ハリー・スタイルズ「As It Was」 (2022‐2023)
・37週 グラス・アニマルズ「Heat Waves」 (2021‐2022)
・35週 テディ・スウィムズ「Lose Control」 (2024)
・34週 テイラー・スウィフト「Cruel Summer」 (2023‐2024)
・33週 ポスト・マローン & スウェイ・リー「Sunflower (Spider-Man: Into The Spider-Verse)」 (2018-2019)
・33週 マルーン5 feat. カーディ・B「Girls Like You」 (2018-2019)
・33週 エド・シーラン「Shape Of You」 (2017)
最新のトップ10はこちら。
This week's top 10 on the #Hot100 (chart dated Sept. 21, 2024).
— billboard charts (@billboardcharts) 2024年9月16日
Tap here for details: https://t.co/DYu7gulA6l pic.twitter.com/mY9CrwT0l0
1位 (前週1位) シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」
2位 (2位) ポスト・マローン feat. モーガン・ウォレン「I Had Some Help」
3位 (3位) サブリナ・カーペンター「Espresso」
4位 (6位) レディー・ガガ & ブルーノ・マーズ「Die With A Smile」
5位 (7位) ビリー・アイリッシュ「Birds Of A Feather」
6位 (5位) サブリナ・カーペンター「Taste」
7位 (8位) チャペル・ローン「Good Luck, Babe!」
8位 (4位) サブリナ・カーペンター「Please Please Please」
9位 (9位) テディ・スウィムズ「Lose Control」
10位 (10位) ケンドリック・ラマー「Not Like Us」
なお、米ビルボードソングチャートにおける二桁首位獲得曲一覧については下記をご参照ください。
The Longest-Leading #Hot100 No. 1shttps://t.co/TEvxUVLu9B
— billboard (@billboard) 2024年9月16日
(上記リンク先は米ビルボード有料会員向けの記事となりますが、ブログ執筆段階では確認可能となっています。)
続いてグローバルチャートを紹介。200を超える地域の主要デジタルプラットフォームによるストリーミングとデジタルダウンロードで構成され、歌手のホームページでの販売分を含まないグローバルチャート。9月21日付ではGlobal 200、およびGlobal 200から米の分を除くGlobal Excl. U.S.の双方にて、レディー・ガガ & ブルーノ・マーズ「Die With A Smile」が3連覇を達成しています。
.@ladygaga & @BrunoMars’ ‘Die With a Smile’ Adds Third Week at No. 1 on Billboard Global Charts https://t.co/DntcJ6kRa5
— billboard (@billboard) 2024年9月16日
This week's top 10 on the #Global200 (chart dated Sept. 21, 2024).
— billboard charts (@billboardcharts) 2024年9月16日
Details: https://t.co/fvBaHkJ07r pic.twitter.com/3RdJXrlad3
This week's top 10 on the Global Excl. U.S. chart (dated Sept. 21, 2024).
— billboard charts (@billboardcharts) 2024年9月16日
Details: https://t.co/fvBaHkIshT pic.twitter.com/m6oyuI73vo
レディー・ガガ & ブルーノ・マーズ「Die With A Smile」はGlobal 200においてストリーミングが前週比5%アップの1億1140万およびダウンロードが同10%ダウンの9,000を、Global Excl. U.S.ではストリーミングが前週比9%アップの8610万およびダウンロードが同1%アップの5,000を記録。「Die With A Smile」は両者にとって、2020年9月に双方のチャートが始まって以来初となる首位獲得曲となります。
リンキン・パーク「The Emptiness Machine」がGlobal 200で3位、Global Excl. U.S.では2位に初登場。Global 200ではストリーミング7400万およびダウンロード19,000、Global Excl. U.S.ではストリーミング6080万および11,000を記録し、双方のチャートにおいてキャリア初のトップ10入りを果たしています。
「The Emptiness Machine」は米東部時間の9月5日午後6時にリリースされており、当週初の1週間フル加算対象に。同曲は11月15日にリリースされるアルバム『From Zero』のリード曲となり、2017年にボーカルのチェスター・ベニントンが死去、今年新ボーカリストとしてエミリー・アームストロングが加わって以降、初の作品となります。
なお、リンキン・パーク「The Emptiness Machine」は米ビルボードのホットハードロックソングチャートで首位に。Global 200でトップ3入りした曲がこのチャートで首位を獲得するのは初となります。
サブリナ・カーペンターがふたつのグローバルチャートにおいて、トップ10内に3曲エントリー。Global 200では「Taste」が2→4位、「Espresso」が4→5位、そして「Please Please Please」が5→6位にいずれも後退していますが、2024年においてトップ10内に3曲同時エントリーを3週達成したのはサブリナが初となり、ビリー・アイリッシュおよびテイラー・スウィフトが2週で続いています。またGlobal Excl. U.S.では「Espresso」が3→4位、「Taste」が4→6位、そして「Please Please Please」が6→7位にいずれもダウン。このチャートでトップ10内に複数週3曲同時エントリーを果たしたのはサブリナが2024年では初の歌手となり、今回が3週目の記録となります。