昨年大晦日放送の『NHK紅白歌合戦』、後半のリアルタイム視聴率が前年を上回りました。
第71回NHK紅白歌合戦:視聴率3ポイントアップの40.3%で2年ぶりの大台回復 初の無観客開催 https://t.co/QAlh811J8V
— MANTANWEB (まんたんウェブ) (@mantanweb) 2021年1月2日
裏番組、さらに前日放送の『輝く!日本レコード大賞』(TBS)も視聴率が前年を超えたことから、在宅率の高さが伺えます。
年末の音楽番組、特にこの『NHK紅白歌合戦』は年明けの音楽チャートに、とりわけサブスク再生回数に大きな影響を及ぼします。一昨年の影響力については下記リンク先に記載しています。
では、今回はどうなるでしょうか。1月6日のビルボードジャパンソングスチャート発表を前に、ストリーミング指標のデータ提供元であるSpotifyの動向をみてみましょう。
『NHK紅白歌合戦』で披露された曲のうち、日本のSpotifyデイリーチャート200位以内に登場した分の再生回数推移はこちら。
12月30日→大晦日→元日と、再生回数が減少していくのは前年と同様です。
上記表に掲載された曲の推移を表示し、一方で年末の地上波音楽番組に出演しなかった優里「ドライフラワー」を参照として点線表示。デイリー10万再生を超える作品はやはり12月30日→大晦日→元日と再生回数が減少し、その下落率は元日にかけて高まっています。
下落が多い中にあって、元日に嵐「カイト」が前日超えを果たし、GReeeeN関連曲が9割前後を推移。そしてYOASOBI「夜に駆ける」は8割を超えています。嵐の場合は活動休止前最終日にあたることや配信ライブの影響もありますが、GReeeeNそしてYOASOBIも高い注目を集めたことがSpotifyの動向から見えてくるのです。
ちなみにYOASOBIについては、今年に入り連日ブログエントリーにてその取組の素晴らしさを紹介していますが、昨日紹介した件に関連したスタッフによるツイートもただただ見事としか言いようがありません。
今日のブログエントリー https://t.co/pIupGP5yUv にて取り上げた #YOASOBI「#夜に駆ける」のダイジェスト動画は今朝には200万再生を突破。そして #NHK紅白 の動画にもきちんと言及する @YOASOBI_staff のエンゲージメントの徹底っぷりには感動すら覚えます https://t.co/MZHInZYDsc
— Kei (@Kei_radio) 2021年1月2日
『NHK紅白歌合戦』の出演、パフォーマンスへの高い注目に加えて、出演後のフォローアップの巧さが再生回数の維持、そして上昇につながっていくはずです。