昨日放送の『J-WAVE TOKIO HOT 100』(J-WAVE)で、昨年の年間チャートトップ100が発表されました。
2020年の年間チャートはこちらからもご確認いただけます!👀
— J-WAVE TOKIO HOT 100 (@tokio_hot100) 2021年1月3日
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ドラマ『MIU404』(TBS)主題歌であり、アルバム『STRAY SHEEP』からのリード曲の位置付けでもあった米津玄師「感電」が年間チャートを制覇。J-WAVE関連曲も上位に登場しつつ、Official髭男dismやKing Gnuがトップ10に登場しており、このチャートも今の社会的ヒットの鑑に近いものがあると感じています。
ビルボードジャパンを主体に、しかしこのチャートへも目を配るのは、ラジオで親しまれた曲を知るのみならず、当時のメインとなる年間チャートでこぼれたヒットを拾い上げるのも目的のひとつです。
令和2年度弘前市成人式を延期のお知らせ
— 青森県弘前市 (@Hirosaki_City) 2021年1月2日
令和3年1月10日に開催予定としていた令和2年度弘前市成人式については、弘前保健所管内での学校関連クラスターの発生など新型コロナウイルス感染症の感染が拡大している状況であることから、延期といたします。
※詳細はこちらhttps://t.co/sa5kW20C1L
来週の今日は成人の日ですが、新型コロナウイルスの影響で自分の住む街に近い弘前市も延期を発表しました。今年の新成人は2000年4月2日から翌年4月1日までに生まれた方々であり、彼らの生まれる前後によく流れていたのが2000年のヒット曲。この年は音楽ダウンロードサービスがないわけではないものの未だ普及せず、結果的にCDセールスランキングが社会的ヒットの鑑と言えるでしょう(オリコンによるランキング等はWikipediaに掲載)。一方で、先の『J-WAVE TOKIO HOT 100』における2000年の年間チャート(→こちら)をみると、セールスチャートで埋もれてしまいがちなヒット曲を見出すことが出来ますし、ともすれば新成人の両親もそのような曲に親しんでいたのではないでしょうか。
というわけで、当時のメインとなる年間チャートでこぼれた2000年のヒット曲をみてみましょう。
J-WAVE2000年の年間チャート、70位はキリンジ「エイリアンズ」。近年も『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日)で話題となった名曲。いつ聴いても心の琴線に触れるこの曲のリリースから20年も経ったのかと驚かされます。
MISIA「sweetness」は「忘れない日々」と同時に、1999年11月末にリリース。セールスはJ-Popライクな「忘れない日々」に軍配が上がりますが、「sweetness」のR&B踏襲具合は見事。こういう曲が支持されることこそ日本に必要だよなと当時思っていました。J-WAVE2000年の年間チャート29位にランクイン。
昨年暮れにTwitterで、おそらくファンの呼びかけによるGRAPEVINEの人気アルバム投票企画が行われていた記憶があります。自分が彼らの魅力に気づいたのは2年後のシングル表題曲「ナツノヒカリ」になるのですが、J-WAVEでは良質なロックナンバーもきちんとOAしていたのが、年間チャート100位ランクインという結果に表れています。
「楽園」で広く世間にその名が轟いた平井堅さんによる「why」は、年間チャート5位に登場。前年に米でヒットしたシルク「If You (Lovin' Me)」等を手掛けた2000ワッツの手法を踏襲しつつ、決して重くなりすぎない点が見事でした。
その他、CDセールスランキングで見えにくい部分でも良い曲が。
年間CDセールスランキング48位に入った宇多田ヒカル「Addicted To You」は1999年11月10日にリリースされたジャム&ルイスによるプロデュース曲。2作後のシングル「タイム・リミット」を手掛けたロドニー・ジャーキンス色の濃いアレンジが施された”UP-IN-HEAVEN MIX”が1曲目に収録され、ベストアルバムで採用されているのもこちらなのですが、個人的な白眉はジャム&ルイスが手掛け続けたジャネット・ジャクソンの如き艶やかさを味わえる”UNDERWATER MIX”なのです。
チャートを追いかけると当時の記憶や流行を思い出すことがあるはず。コロナ禍で新成人を祝いにくくなった感がありますが、彼らへのおめでとうの思いを抱きつつ、自分たちの頃を懐かしむ意味でも2000年の良曲を回顧してみることをお勧めします。