高島忠夫さんが亡くなりました。
自分が住む青森県ではフジテレビ系列局がないため『クイズ・ドレミファドン!』も『クイズ!年の差なんて』も『ゴールデン洋画劇場』も馴染みがなく、『ごちそうさま』(日本テレビ)も学校の長期休み等でしか観られないゆえ、きちんと観たのは『アメリカ横断ウルトラクイズ』(日本テレビ)くらいでしたが、妻の寿美花代さんとの仲睦まじい様子や家族愛はひしひしと伝わり、素敵な家族の代名詞という印象がありました。
ラテン界の名歌手、フリオ・イグレシアスが好きということは初耳でしたが、ラテンの名曲をカバーした経緯があるからこそ、後にフリオが好きになったのかもしれませんね。
歌手活動も行っていた高島さん。ダウンロードおよびストリーミング限定アルバム、『ニッポン・トウキョウ・ケ・セラ・セラ』の11曲目に収められている「パパはマンボがお好き」はラテン音楽のひとつ、マンボを用いたペリー・コモによる1954年のヒット曲のカバー。日本では近年、スズキ・ハスラーのCMソングに用いられ、お馴染みの一曲です。
配信限定版と同日発売されたCDでは、タイトルがより長くなったのみならず4曲追加収録されています。
面白いのは朝丘雪路さんとのデュエット曲、その名も「バナナの唄」。お色気たっぷりの朝丘さんだからと…一瞬勘繰ってしまいかねませんが、この曲の作詞はあの谷川俊太郎さん、そして作曲は『題名のない音楽会』(テレビ朝日)の司会を務めたことのある黛敏郎さんという豪華布陣。とはいえ珍盤と思われてもおかしくないインパクトですね。詳細等は下記ブログをご参照ください。
(勝手ながら取り上げさせていただきました。問題があれば削除いたします。)
このCD、『Yeah!高島忠夫のザッツ・エンタテインメント!ニッポン・トウキョウ・ケ・セラ・セラ』はネットレンタルで取り寄せも可能です(自分は既に音源を手に入れていました)。在りし日の高島忠夫さんの姿を浮かべつつ、音楽を聴きながら笑顔で送り出したいものです。
ちなみに、配信未収録の4曲は権利関係により配信不可ではないかと想像出来ても、やはり物足りないもので、過去曲をアーカイブしいつでもすぐに触れられる状況になれば嬉しいなと思うのです。訃報が入ったときに限らず、ふと興味が湧いた時にいつでも引き出せる環境こそ、音楽が永遠に生きる財産に成るはずですし、デジタルならばそれが可能なはず。ミュージックビデオのフルバージョンでのアップ共々、レコード会社や芸能事務所には強く願うばかりです。