イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

ゴスペル

サウンズ・オブ・ブラックネス「Optimistic」リミックス名から考えた命の"軽さ"への不安

”死ぬなんていう言葉をそう簡単に使うなよ!”という台詞を残したのは金八先生ですが、最近命を軽んじる言葉が巷に溢れているように思うのです。 先週中古CDが安かったので掘ってきたのですが。 この中の『I Love R&B Premium Groove』に収録されていたのが、…

R.ケリーの美しいゴスペル集、および"人となりと作品はリンクされるべきか"への私見

この1曲だけで、マーヴィン・サップの新譜を買うこと決めました。 マーヴィン・サップが今秋発表を予定している新作から、R.ケリーのソングライティング/プロデュースによる先行曲。周辺が騒がしいRさんですけど、真正面からゴスペルに向き合った時の素晴ら…

あの女性歌手によるゴスペル的アプローチ、ハイファイ・ショーン「Testify!」

最新9月16日付の米ビルボードダンスクラブソングスチャート。以前紹介したデボラ・コックス「Let The World Be Ours Tonight」が遂に首位に立った今週、最も勢いのあるチャートアクションを見せたのが、10位にジャンプアップしたハイファイ・ショーンによる…

ゴスペルアルバムへの世俗ラッパーの登場はトレンドとなるか?

ゴスペルの若き実力派、ターシャ・コブス・レナード。以前彼女の新曲「Great God」について取り上げました。 この曲のチャートアクションが芳しくなかったのか、立て続けにキエラ・シェアードをフィーチャーした「Your Spirit」、そして「Gracefully Broken…

ゴスペル歌手リアンドリア・ジョンソン、R&Bソングスチャートにランクイン

米ビルボード、最新8月26日付のアダルトR&Bソングスチャートで29位に初登場を果たしたのがリアンドリア(・ジョンソン)「All I Got」。 80'sサウンドっぽいはじまりの曲ですが、音の薄さを何ら感じさせないのは、リアンドリアの歌唱力の確かさゆえでしょう。…

シャナイア・トゥエイン、久々の新曲から感じるゴスペルっぽさ

昨日8月13日付、『J-WAVE TOKIO HOT 100』(J-WAVE 日曜13時)で83位に初登場を果たしたのがシャナイア・トゥエイン「Life's About To Get Good」。オリジナルアルバムとしてはなんと15年ぶりとなる『Now』(輸入盤9月29日発売予定)からの先行曲です。 プロデュ…

実力派ゴスペルデュオ、それぞれのソロ曲が”対決”?

米ビルボード、最新8月19日付ゴスペルソングスチャート。トップ25内に初登場した2曲は姉妹それぞれのソロ曲。あたかも”対決”という形となりました。その姉妹とはゴスペルデュオ、メアリー・メアリーの姉エリカ・キャンベルと妹ティナ・キャンベル。 勝者は..…

ゴスペル界の若き実力派、新曲が登場

昨日ゴスペルの話を書いたところ、たくさんのアクセスをいただきました。より多くの方にゴスペルの魅力が伝わったならば嬉しく思います。 さて、米ビルボード、最新8月12日付ゴスペルソングスチャートで19位に初登場を果たしたのが、ザ・ウォールズ・グルー…

【Diggin'】J-Pop × ゴスペル...あの人を軸に各プロデューサーの作品を追う

今週リリースされた作品の中からひとつをピックアップ、より広くより深く掘り下げていこうというのが【Diggin'】。 さて今週、R&Bを得意とする実力派日本人プロデューサーが共にゴスペルアプローチの楽曲をリリースしました。【ゴスペル×J-Pop】のプレイリス…

デイトリック・ハッドンによるソウルクラシック使いな「Glory」に心躍る

R&Bの要素を持つゴスペルは”コンテンポラリー・ゴスペル”と呼ばれています。このブログでは以前、エリカ・キャンベルによるマイケルマナーな「Nobody Else」などを紹介してきました。 男性ゴスペル歌手でコンテンポラリー・ゴスペルといえば、その筆頭に挙げ…

ターシャ・コブス、新曲から”新しい名前”に

(※追記 (8月30日):レオナルド→レナードに変更しました。) 米ビルボード、7月15日付のホットゴスペルソングスチャートで15位に初登場を果たしたのがターシャ・コブス「Great God」。若き実力派である彼女、今回からでしょうか、歌手名が”ターシャ・コブス・…

R&Bベテランシンガーのチャーリー・ウィルソン、初のゴスペルソングスチャート制覇

チェックが漏れていましたが、これは驚きの記録です。 先週発表された6月17日付米ビルボードゴスペルソングスチャートを、R&Bのベテランシンガー、チャーリー・ウィルソン「I'm Blessed」が制していたのです。しかも初登場での首位獲得。昨日発表された最新6…

ここにもミーゴス化? クリスチャン/ゴスペルラッパー、レクレーの最新ヒット「Blessings」

最新6月10日付、米ビルボードクリスチャンソングスチャートで2位に到達したのが、クリスチャン / ゴスペルラッパーのレクレーによる「Blessings」。R&Bシンガーのタイ・ダラー・サインをフィーチャーしたこの曲、ライムのクリスチャン的な部分を気にしないの…

米ビルボードゴスペルソングスチャートに異変、新人”以前”の歌手が初登場首位

昨日は総合ソングスチャートの速報をお送りした米ビルボードチャート。そちらは凪の状態でしたが、一方でゴスペルソングスチャートでは大きな変化が。最新6月3日付ホットゴスペルソングスチャートでは16週連続で1位を続けていたJJ・ヘアストン&ユースフル・…

聖俗をスムースに行き来するマリ・ミュージック、アルバムが来月発売

特定のジャンルに強い楽曲が、その枠を飛び越えて総合チャート等にもランクインすることをクロスオーバーヒットといいます。ジャスティン・ビーバー参加のリミックスにより最新5月20日付米ビルボードソングスチャートで3位まで上昇した、ルイス・フォンシ&…

"キキ"から10年以上経過…キエラ・シアードが先導する最新ゴスペルヒット

米ビルボードをひとつかみ。 最新5月6日付のホットゴスペルソングスチャートで3位にランクインしているのがGEI feat. キエラ・シアード「Hang On」。既に31週目となるランクインゆえ最新曲とはいえませんが、今も赤丸がついたこの曲、何度も上昇と下降を繰り…

アルバムチャートが全米を制したミーゴスが放つ、有名人を冠した曲

昨日速報をお伝えした、2月18日付、米ビルボードソングスチャート。最新作『Culture』で同週のアルバムチャートを制したミーゴスの楽曲が100位中7曲エントリーを果たしており、人気や注目の高さを物語っています。 そんな中で気になったのが、58位にエントリ…

トランプ大統領に対峙するための"オプティミスティック"という選択

昨年の大統領選で勝利し、就任するやいなや様々な大統領令を放ち始めているアメリカ大統領、ドナルド・トランプ氏。自分は以前から氏および共和党に否定的でしたが、メキシコとの国境の"壁"建設の動きにいよいよか…と思い、将来を悲観しています。 こういう…

シーシー・ワイナンズ新曲、R&Bチャートにも登場

最新1月28日付の米ビルボード、アダルトR&Bソングスチャートで26位に初登場を果たしたのがゴスペルシンガー、シーシー・ワイナンズの新曲「Never Have To Be Alone」。美しいバラードです。 ソロアルバムとしては実におよそ9年ぶりとなる『Let Them Fall In …

ベテラン集結!ライブ盤『Gospel Pioneer Reunion』があまりにも熱い

最新1月21日付の米ビルボード、ゴスペルアルバムチャートにて1位に再登場したのが『Gospel Pioneer Reunion』というアルバムでした。再登場という事実に驚きつつ、ジャケットを見てそのラインアップにさらに驚いた次第。 上記Apple Musicのほか、Amazonでも…