イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

(追記あり) 日本版グラミー賞があったならば…2023年度版主要5部門を想像する (コラボスペース開催のお知らせ)

(※追記(18時19分):コラボスペースの詳細を記載したポスト、およびスペースにてコラボする音楽インフルエンサーのRYOさんによるノミネーションのリンクを掲載しました。)

(※追記(1月18日21時01分):タイトルに誤りがありました。主要4部門→主要5部門が正しいタイトルにつき、訂正しました。失礼いたしました。)

 

 

 

ここ数年の恒例となっている、日本版グラミー賞を仮定しノミネーションを考える企画。本日2023年度分を掲載します。2022年度版は下記リンク先をご参照ください。

2021年度および2022年度共に、ブログ【ただの音楽ファンが見る音楽業界】の管理人であるRYO@音楽ブログさんとコラボスペースを開催し、その際に受賞作品を決定しました。今回も19日金曜にスペースを開催しますので、是非お聴きください。

RYOさんによる主要部門ノミネーションはこちらで確認できます。

 

では、自分の選出内容を以下に記載します。なお今回から、米グラミー賞にはない最優秀アーティスト賞も設けています。

 

○日本版グラミー賞 主要部門ノミネート一覧

 ・対象:2022年12月~2023年11月発表の作品より選出。

     ただしそれ以前の発表ながら、対象期間にヒットしたものも含む。

     (ちなみに米グラミー賞は2022年10月1日~2023年9月15日発表分が対象)

 ・新人賞(Best New Artist)についてはメジャーデビューしてからアルバム1枚以上リリースした歌手が対象(しかしながらその限りではない)

 ・グラミー賞では2024年開催分から、最優秀プロデューサー賞(ノンクラシカル)および最優秀ソングライター賞(ノンクラシカル)を主要部分に含めていますが、こちらでは対象外としています。

 ・アメリカン・ミュージック・アワードで設けている最優秀アーティスト賞を用意しています。

 

セレクトは本日までに完了しました。また米グラミー賞は今年度より主要部門のノミネーションを10→8作品(8組)に変更しており、日本版グラミー賞でも同様にノミネート枠を8作品(8組)に変更しています。

 

 

Record Of The Year (最優秀レコード賞)

新しい学校のリーダーズ「オトナブルー」

・Ado「唱」

King Gnu「SPECIALZ」

スピッツ「美しい鰭」

10-FEET「第ゼロ感」

・NewJeans「Ditto」

・ゆこぴ「強風オールバック」

・YOASOBI「アイドル」

2023年度のビルボードジャパン年間ソングチャートを最大の選出基準としています。新しい学校のリーダーズ「オトナブルー」は2020年のリリースながら昨年一気に火が付いたことで選出。またNewJeansはJ-POPの括りではありませんが海外の作品を選出しないわけではないこと、またたとえばJ-WAVEの年間チャートでも首位を獲得したことも考慮しています。

ゆこぴ「強風オールバック」はニコニコ動画等で大ヒット。音源リリースは今回の対象期間最終盤となりましたが、SNSでの話題性も考慮しています。

なお、以前はこの部門の選考基準として『ミュージックステーション』(テレビ朝日)における"今年の1曲ランキング"も参照していたのですが、2021年以降は同企画が行われていません。実際にどのような曲が広く浸透しているかがよく解るランキングだっただけに、企画の中止を強く残念に思います。

 

Song Of The Year (最優秀楽曲賞)

あいみょん「愛の花」

・Ado「唱」

スピッツ「美しい鰭」

・TOMOO「Super Ball」

・藤井風「花」

Mrs. GREEN APPLEケセラセラ

・YOASOBI「アイドル」

・米津玄師「地球儀」

2023年度を代表する作品を中心に選出。特に注目したのはビルボードジャパンのカラオケ指標や、その指標のデータ元となるDAMおよびJOYSOUNDの年間チャートでした。またラジオで特筆すべき動向を見せた曲も選んでいます。なおビルボードジャパン年間ソングチャートについては下記リンク先でも紹介しています。

そのビルボードジャパンのソングチャートにて大ヒットしたとは言い難い曲も含めていますが、たとえば米グラミー賞でもヒットとは別に(というと語弊があるかもしれませんが)業界内で注目される歌手が選出される傾向があり、またそのノミネートを機に注目されることもあります。

 

Album Of The Year (最優秀アルバム賞)

・君島大空『映帶する煙』

King Gnu『THE GREATEST UNKNOWN』

・結束バンド『結束バンド』

坂本龍一『12』

Snow Man『i DO ME』

cero『e o』

・NewJeans『Get Up』

Mrs. GREEN APPLE『ANTENNA』

2023年度ビルボードジャパン年間アルバムチャートはルックアップ指標が廃止。CDをパソコン等に取り込んだ際のインターネットデータベース(Gracenote)へのアクセス数を示す当該指標の廃止に伴い、CD売上に対するユニークユーザー数やレンタル枚数の推測ができにくくなり、フィジカルセールスおよびダウンロードという所有指標のみのチャートとなりました。そして前者の数値が総合チャートの順位と大きく比例しています。

そのこともあり、ビルボードジャパン年間アルバムチャートにおいては特にダウンロード指標の動向を意識し、また各メディアにて音楽関係者が年間ベストに選出した作品を参照し、選出しています。

そして、以前から述べていることを再掲しますが、音楽雑誌にて年間ベストアルバム企画が行われながらも、たとえば順位だけでもネットで紹介されない状況が続いているのは残念です。日本レコード大賞でもアルバム部門がなくなったゆえ尚の事、ネットを介してより多くの方にアルバムの魅力を伝え、きちんと評価することが必要でしょう。海外にはAOTYのようなサイトもあり、日本版が生まれてほしいと切に願います。

 

Best New Artist (最優秀新人賞)

・IMP.

XG

・&TEAM

・結束バンド

・TOMOO

・MAZZEL

・由薫

・ゆこぴ

ビルボードジャパン年間チャートのうち、ソングチャートとアルバムチャートを合算したトップアーティストチャート(Artist 100)を特に意識して選出しましたが、週間チャート単位で顕著な成績を収めた歌手やSNSで話題となった曲を輩出した方も考慮しています。

この賞においてはデビューから3年以内、メジャーでアルバムを1枚以上用意する等の括りを自分の中で用意していましたが、たとえば現在ではフルアルバムではなくEPでのリリースが多くなっていること(よくよく考えればYOASOBIもフルアルバムではなくEPにてリリース)もあり、この賞の選出基準はますます曖昧になったと感じています。

 

Artist Of The Year (最優秀アーティスト賞)

・Ado

・King & Prince

King Gnu

・NewJeans

・Vaundy

・back number

Mrs. GREEN APPLE

・YOASOBI

グラミー賞にはないもののアメリカン・ミュージック・アワードにて用意されている賞を新設。この一年で特筆すべき活躍をみせた歌手を選出します。特にビルボードジャパンのトップアーティストチャート、その中でもアルバムやEPをリリースした歌手を念頭に置き、選んでいます。

 

 

これら5部門を踏まえて、19日金曜午後8時からのRYOさんとのコラボスペースにて、各部門の受賞作品(歌手)を決定していきますのでお楽しみに。

 

 

最後に、この日本版グラミー賞を想像する理由をあらためて記します。

音楽業界には日本版グラミー賞的な権威ある賞の創設が必要です。世界にアピールできる賞が見当たらず、また最も知名度の高い日本レコード大賞への疑問が毎年噴出する一方で(それを指摘する方が多くとも)積極的に改善を促す、またはより大きくフェアな賞を創るという前向きな動きがほぼみられないことに疑問を抱いています。"アワード"を副題とする日本テレビの年末特番においても、違和感を抱いています。

ならばこのブログが積極的になって各音楽賞に対し働きかけること、そして日本を代表する音楽賞を創設することは必要だとして、このような仮想賞を設けています。加えて、日本で最も社会的ヒット曲の鑑であるビルボードジャパンのソングチャートが広まることも願っています(一方でアルバムチャートにおいてはストリーミング指標を導入することも希望しています)。