アンダーソン・パークの今年の仕事が素晴らしいので紹介。
アンダーソン・パークといえばブルーノ・マーズとのユニット、シルク・ソニックによる「Leave The Door Open」が米ビルボードソングスチャートを制しており、この曲を真っ先に思い出す方が多いかもしれません。
こちらはワーナーミュージック・ジャパン洋楽による公式note。弊ブログで首位獲得を報じてから1週間以降遅れる形での発信ではありますが、このように発信自体されたことに好感を抱きます。
アンダーソン・パークについては、そのワーナーミュージック・ジャパン内にプロフィールが掲載されています。
上記では本日現在、『楽曲「Lockdown」は現在、グラミー賞の最優秀ミュージック・ビデオ賞と最優秀メロディック・ラップ・パフォーマンス賞の2つの賞にノミネートされている』とノミネート段階で記載が止まっていますが、「Lockdown」は最優秀メロディック・ラップ・パフォーマンス賞を受賞し、アンダーソン・パークは3年連続でグラミーを獲得する稀有な存在となりました。
これだけでも如何にアンダーソン・パークが素晴らしい存在かが解りますが、今年の仕事等に限ってみても、アンダーソン・パークに注目しない理由はないのです。
1月にジャズミン・サリヴァンが6年ぶりにリリースした4枚目のアルバム『Heaux Tales』収録の「Price Tags」にアンダーソン・パークが参加。この曲はシングルとして正式リリースされていないながら、今月にはクリプトグラムによるリミックスが登場。少し懐かしさも覚えるこのリミックスが痛快で、個人的には大いにアリです。
実力派歌手で、日本時間の明日行われるアカデミー賞では『ザ・ユナイテッド・ステイツ vs. ビリー・ホリデイ』でビリー・ホリデイを演じ主演女優賞候補となっているアンドラ・デイ。実は未だオリジナルアルバムが1枚のみの彼女ですが、4月16日にリリースされた新曲がアンダーソン・パークによる仕事。
R&Bの枠をいい意味で逸脱したサウンドに、歌ヂカラ溢れるアンドラ・デイの力を抜いたとも言える歌唱が見事に融合。R&Bに詳しい音楽評論家の林剛さんも絶賛しています。
アンドラ・デイの新曲“Phone Dies”...最高。アンダーソン・パークとギッティの制作で、フリー・ナショナルズ一派と共作。Refi Sings🇿🇦🇺🇸が関与した歌詞も含めたアフリカンぽさと南国感。ローリン・ヒル“Doo Wop(That Thing)”風ホーンも。携帯の電池が切れるまで聴きたい。https://t.co/mFtcVMLCHZ...
— RIN-GO (@hystys) 2021年4月17日
そして一昨日リリースの案件で白眉だったラケル・ロドリゲス「Last Night」。SpotifyによるNew Music Friday Japan最新プレイリストで1、2を争うくらい好きなこの曲ですが、林剛さんによるとこのラケル・ロドリゲスとアンダーソン・パークが友人とのこと。
アンダーソン.パークの友人ラケル・ロドリゲスの新作『Sweet Side』4/23発売...2019~2021年のシングル/EP+αな内容で、ムーンチャイルドやナイジェル・ホールらの前作参加組に加え、現ジャミロクワイのN・ウィリアムス、MXXWLL、イル・カミールも参加。GファンクやブギーをベースにしたLA R&Bの快作。 pic.twitter.com/dtDN3rAXtV
— RIN-GO (@hystys) 2021年3月23日
ラケル・ロドリゲス「Last Night」はアンダーソン・パーク仕事ではないものの、良質なサウンドはつながっていくのですね。彼のツアー等に参加したというラケルですが、いつかは友人同士でのコラボも聴いてみたいものです。
シルク・ソニック名義でのアルバム『An Evening With Silk Sonic』は今年後半リリース予定。ブルーノ・マーズは勿論のこと、アンダーソン・パークの作品や参加等関連曲を聴いて予習復習し、アルバムの登場を待ち侘びましょう。