昨年1月からはじめている【私的トップ10ソングス+α】企画、今回は2021年4月分です。前の月にリリースされた曲を中心に、しかしその縛りは出来る限り緩くした上で選んでみました。ミュージックビデオ等動画がない曲は巻末のプレイリスト(Spotify)でチェックしてみてください。
過去の私的トップ10ソングス、および2020年上・下半期の邦楽ベストソングスについてはこちらに。ちなみに個人的に毎回チェックしているプレイリストは現時点において主に、New Music Wednesday、New Music Friday Japan、New Music FridayおよびMonday Spinとなっています。
10位 アノマリー & クローメオ「Bend The Rules (Mndsgn Remix)」
【#イマオト 2021年4月の個人的レコメンド】
— Kei (@Kei_radio) 2021年5月11日
・アノマリー & クローメオ「Bend The Rules (Mndsgn Remix)」
カナダのキーボード奏者アノマリーとエレクトロファンクデュオのクローメオによる昨年の作品を、Stones Throw所属のマインドデザイン(Mndsgn)がリミックス。重めのビートで中毒性が更に増加。
9位 ザ・ワールド・フェイマス・トニー・ウィリアムズ feat. ワーレイ「Everybody Knows」
【#イマオト 2021年4月の個人的レコメンド】
— Kei (@Kei_radio) 2021年5月11日
・ザ・ワールド・フェイマス・トニー・ウィリアムズ feat. ワーレイ「Everybody Knows」
カニエ・ウェストの従兄でカニエの作品に参加するトニー・ウィリアムズ。ファルセットの美しさ、ワーレイのラップ共々ピースフルで、多幸感に浸れます。
8位 アンダーソン・イースト「Madelyn」
【#イマオト 2021年4月の個人的レコメンド】
— Kei (@Kei_radio) 2021年5月11日
・アンダーソン・イースト「Madelyn」
アンソニー・ハミルトンの新曲かとふと…泥臭い声が特徴の招待はアンダーソン・イースト。サザンソウルのシーンで活躍する彼が歌うのは女性の名を冠した曲。そういえばアンソニーにも「Charlene」という曲が。
7位 SARA-J feat. LOAR「How We Gonna」
【#イマオト 2021年4月の個人的レコメンド】
— Kei (@Kei_radio) 2021年5月11日
・SARA-J feat. LOAR「How We Gonna」
美しいR&Bデュエット。癖のない歌声の重ね具合、SARA-JさんとLOARさんの相性の良さがラブソングをさらなる高みに昇華。ほんの少しチャカポコした音も浮遊感を演出。この種のデュエットが日本から生まれるのが嬉しい。
6位 ラケル・ロドリゲス「Last Night」
【#イマオト 2021年4月の個人的レコメンド】
— Kei (@Kei_radio) 2021年5月11日
・ラケル・ロドリゲス「Last Night」
音楽評論家の林剛さんの称賛で知ったラケル・ロドリゲス。アンダーソン・パークのバックボーカルも務めた彼女の作品集が国内盤リリース。とりわけエレガントなディスコティークのこの曲に、身体が自然に動かされます。
5位 星野源「不思議」
(上記はティーザー。)
【#イマオト 2021年4月の個人的レコメンド】
— Kei (@Kei_radio) 2021年5月11日
・星野源「不思議」
ドラマ主題歌として書き下ろされたのは、まるで星野源さん流のシティポップ。複雑なメロディラインに最初のうちは戸惑った自分も聴き続けるうちにメロディラインが何ら違和感なく、むしろ心地よく感じられるのだから、まさしく不思議。
4位 ビリー・アイリッシュ「Your Power」
【#イマオト 2021年4月の個人的レコメンド】
— Kei (@Kei_radio) 2021年5月11日
・ビリー・アイリッシュ「Your Power」
リリースの度に米チャートトップ10入りを果たすビリー・アイリッシュ。夏リリースのアルバムからのリード曲は、シンプルなオケで美しい高音ボイスを響かせながら、”自分の権力を乱用するな”と謳う、まさにビリー節。
3位 アンドラ・デイ「Phone Dies」
【#イマオト 2021年4月の個人的レコメンド】
— Kei (@Kei_radio) 2021年5月11日
・アンドラ・デイ「Phone Dies」
今年のアカデミー賞主演賞候補となったアンドラ・デイ。力強い声が特徴の彼女に小気味よいミディアムを提供したのはシルク・ソニックでも活躍するアンダーソン・パーク。引きの歌唱が映えるトラック提供の判断力は見事。
【#イマオト 2021年4月の個人的レコメンド】
— Kei (@Kei_radio) 2021年5月11日
・オリヴィア・ロドリゴ「Deja Vu」
米ビルボード8連覇を果たした「Drivers License」に続くセカンドシングル。美しいイントロに惹かれ入ったら最後、終盤に向けた音の重なりそして意図的にボーカルを引っ込めたミックスが白昼夢の世界へ誘ってくれます。
1位 GRAPEVINE「ねずみ浄土」
【#イマオト 2021年4月の個人的レコメンド】
— Kei (@Kei_radio) 2021年5月11日
・GRAPEVINE「ねずみ浄土」
現代を的確に示すワードセンス、おとぎ話や宗教観等をまとめあげる作詞力に脱帽。ブルースにも通じる音はディアンジェロ&ザ・ヴァンガードを連想。有志による投票企画が昨年SNSで話題になった彼らの人気の理由を実感した次第。
「ねずみ浄土」の歌詞については音楽ライターの今井智子さんによるReal Soundへの寄稿が参考になります。
以下、次点として10曲。
・VIDEOTAPEMUSIC「On The Air 2020 (April 10)
・G.RINA「Simple Pleasure」
・birds melt sky「Back to the Moon」
・RIRI「WHEEL of FORTUNE ~運命の輪~」
・エレファントジム「Go Through The Night」
・ジェシー・ウェア「Please」
・キンドレッド・ザ・ファミリー・ソウル「I Believe」
・キングス・オブ・コンビニエンス「Rocky Trail」
・リール・ピープル「Fly」
・サム・ジェライトリー「Duo」
G.RINA「Simple Pleasure」はジェシー・ウェアによる昨年のアルバム『What's Your Pleasure?』をふと思わせ(それこそ”Pleasure”繋がり)、挿入されたDOUBLE的な多重コーラスが心地いいアップ。そのジェシー・ウェアはアルバムの”The Platinum Pleasure Edition”を来月リリースしますが、先行曲「Please」が見事。デラックスエディションという商法を個人的には疑問視するのですが(オリジナル版を購入したならば尚の事)、追加される5曲が「Please」的クオリティなら…と揺れています。
Spotifyのプレイリストはこちらに。
今月も素晴らしい音楽に出逢えることを願っています。