R&B女性3人組の新鋭、KINGの勢いが止まりません。
以前『J-WAVE TOKIO HOT 100』(J-WAVE 毎週日曜13時)にて「The Greatest」が初登場した際、そのランクインについて記載したのですが(R&B女性3人組の新鋭、キングがTOKIO HOT 100に初登場(2月15日付)、それ以降チャートを駆け上がり、
2/14付100位初登場→54→36
→ 3/ 6付 10位→8→3→2
→ 4/ 3付 5位→3(最新週)
というように、トップ10内に6週連続ランクインという高値安定。初のフルアルバムからの先行曲がここまで高い位置をキープしているのは、もしかしたらタキシード「Do It」以来ではないでしょうか。そんなKING、来月それもゴールデンウイーク中に来日公演を行うので気になる方は是非チェックしてみてください(東京は5月2日に二回公演。現時点でチケットはまだある模様です)。ちなみにこのライブはJ-WAVE後援ゆえ同局でのオンエアが少なくないのかもしれませんが、それでもここまでのチャートアクションに至ったのは、単に宣伝によるものだけではない気がします。
そのKINGが携わった仕事で個人的に今最も気になる曲のひとつが、コリーヌ・ベイリー・レイの新曲、「Been To The Moon」。『J-WAVE TOKIO HOT 100』では昨日付最新チャートで88位につけています。
この雰囲気、特にAメロに被さるシンセの、柔らかくそして幾重にも織られた布のような質感はたしかにKINGらしいと実感します。この曲は5月13日発売予定のアルバム、『The Heart Speaks In Whispers』からの先行曲で、コリーヌの夫と共にKINGのパリス&アンバー・ストローサー姉妹が共同制作した逸品。アルバム等についてはbmrの記事をご参照ください。
同じく5月下旬には、マイルス・デイヴィス生誕90周年を記念したロバート・グラスパーによるトリビュートアルバム、『Everything's Beautiful』にもKINGが参加。ロバート・グラスパーのR&B作(ロバート・グラスパー・エクスペリエンス名義)に「Move Love」(→YouTube)で以前参加していたKINGですが、『マイルスのオリジナルのマスター音源にアウトテイク音源を使って、豪華なゲスト陣と共にマイルスの音楽を再構築する』(下記bmrの記事より)この作品では「Song for Selim」に挑戦。今回もきっと相性の良さを示してくれることでしょう。
「The Greatest」が好調に推移した中で来月には来日公演、更に参加する2作品が相次いで発売されることで、KINGの名前や音楽がもっと広がっていくといいですね。