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旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

【海外ビルボード】バッド・バニー『DeBÍ TiRAR MáS FOToS』収録曲が躍進

現地時間の1月20日月曜が祝日につき翌21日火曜に発表された、最新1月25日付米ビルボードソングチャート(集計期間:1月10~16日)。レディー・ガガブルーノ・マーズ「Die With A Smile」が3連覇を達成しています。

レディー・ガガブルーノ・マーズ「Die With A Smile」はストリーミングが前週比4%アップの2900万(同指標3位)、ダウンロードが同5%アップの6,000(同指標3位)およびラジオが前週とほぼ変わらず6200万(同指標2位)を記録しています。

レディー・ガガにとっては6曲目の首位獲得作品にして、「Die With A Smile」はコルビー・オドニスを迎えた「Just Dance」(2009年1月以降)に並ぶ2番目の長さに。「Born This Way」(2011年2-4月 6週)が最長記録となります。

一方のブルーノ・マーズは3週以上の首位獲得曲が5つ目に。マーク・ロンソンに客演参加した「Uptown Funk!」(2015 14週)が最も長く、以下主演曲となる「Locked Out Of Heaven」(2012-2013 6週)、「Grenade」(2011 4週)、「Just The Way You Are」(2010 4週)と続きます。

ブルーノ・マーズは今回の首位獲得により、首位在籍が37週に。これは歴代8位タイの記録となり、マイケル・ジャクソンに並びました。なおマイケル・ジャクソンについて、ジャクソン5での首位獲得記録は含めていません。

<米ビルボードソングチャート 歴代首位獲得週数記録>

97週 マライア・キャリー

60週 リアーナ

59週 ザ・ビートルズ

56週 ドレイク

50週 ボーイズIIメン

47週 アッシャー

46週 ビヨンセ

37週 マイケル・ジャクソン

37週 ブルーノ・マーズ

36週 テイラー・スウィフト

 

バッド・バニーがトップ10内に3曲を送り込んでいます。いずれもニューアルバム『DeBÍ TiRAR MáS FOToS』に収録されており、1月5日日曜にリリースされた同作は1月25日付米ビルボードアルバムチャートで首位を獲得しています。

当週はアルバムおよび収録曲が初の1週間フル加算となったことで、「DtMF」が38→2位、「BAILE INoLVIDABLE」が28→3位および「NUEVAYoL」が27→8位に上昇。バッド・バニーによるトップ10ヒットは15曲となり、ラテン音楽を中心にレコーディングする歌手の中で最多記録を更新したのみならず、スペイン語作品のトップ10ヒットを歴代最多となる13曲に伸ばしています。

ストリーミングは「DtMF」が3490万、「BAILE INoLVIDABLE」が2680万および「NUEVAYoL」が2350万を記録。「DtMF」はJ. バルヴィン共々カーディ・Bに客演参加した「I Like It」(2018年7月)に続き、ストリーミング指標2曲目の首位を獲得しています。

なお米ビルボードでは、英語以外の言語によるソングチャートトップ10ヒット曲について、下記記事にてまとめています。

 

ロゼ & ブルーノ・マーズ「APT.」が5位をキープ。ダウンロードは前週比10%アップの6,000を記録し、ロゼはこの指標で初の首位を獲得しています。BLACKPINKとしてはダウンロード指標で5曲のトップ10ヒットを記録していますが(「How You Like That」(2020)およびセレーナ・ゴメスとの「Ice Cream」(2020)が共に最高2位)、ロゼはK-POP女性歌手として初めてこの指標を制しています。

なおブルーノ・マーズにとってはダウンロード指標11曲目の首位獲得作品となり、歴代9位に。テイラー・スウィフトの29曲が最高記録となります。

 

最新のトップ10はこちら。

1位 (前週1位) レディー・ガガブルーノ・マーズ「Die With A Smile」

2位 (38位) バッド・バニー「DtMF」

3位 (28位) バッド・バニー「BAILE INoLVIDABLE」

4位 (2位) シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」

5位 (5位) ロゼ & ブルーノ・マーズ「APT.」

6位 (7位) ケンドリック・ラマー & シザ「Luther」

7位 (3位) ビリー・アイリッシュ「Birds Of A Feather」

8位 (27位) バッド・バニー「NUEVAYoL」

9位 (6位) テディ・スウィムズ「Lose Control」

10位 (8位) グレイシー・エイブラムス「That's So True」

シャブージー「A Bar Song (Tipsy)」(総合4位)はラジオ指標において通算25週目の首位に(前週比5%ダウンの6320万を記録)。ザ・ウィークエンド「Blinding Lights」が2020年4月から10月にかけて記録した26週まで、あと1週に迫っています。また米ビルボードソングチャートと計算方法を同一とするホットカントリーソングチャートでは同曲が31週目の首位を獲得しています。

 

 

続いてグローバルチャートを紹介。200を超える地域の主要デジタルプラットフォームによるストリーミングとデジタルダウンロードで構成され、歌手のホームページでの販売分を含まないグローバルチャート。2025年1月25日付ではGlobal 200でバッド・バニー「DtMF」が初の首位を、またGlobal 200から米の分を除くGlobal Excl. U.S.にてロゼ & ブルーノ・マーズ「APT.」が通算12週目の首位を獲得しています。

Global 200はバッド・バニー「DtMF」が12→1位に上昇し同曲初の首位に。ストリーミングは1億3050万、ダウンロードは3,000を記録しています。バッド・バニーにとってはジェイ・コルテス(現在はジェイコとして活動)との「Dakiti」(2020年11-12月 3週)、グルーポ・フロンテラとの「Un x100to」(2023年5月 2週)、単独での「Where She Goes」(2023年6月初登場時 1週)、「Monaco」(2023年10月初登場時 1週)に続く5曲目の首位獲得曲となり、テイラー・スウィフトに並び歴代2位タイを記録。なお歴代最高はBTSの7曲となります。

またバッド・バニーは「BAILE INoLVIDABLE」が10→4位、「NUEVAYoL」が9→5位、「VOY A LLeVARTE PA PR」が14→8位および「VeLDÁ」が22→9位に上昇。当週新たに3曲がトップ10入りしたことでバッド・バニーによるトップ10ヒットは24曲となり、ドレイク(35曲)、テイラー・スウィフト(33曲)に続く歴代3位となっています。

 

Global Excl. U.S.ではロゼ & ブルーノ・マーズ「APT.」が通算12週目の首位を獲得。ストリーミングは前週とほぼ変わらず1億1960万、ダウンロードは前週比5%アップの11,000を記録。マライア・キャリー「All I Want For Christmas Is You」(2020-2025 14週)、マイリー・サイラス「Flowers」(2023 13週)、ハリー・スタイルズ「As It Was」(2022 13週)に続く長期首位獲得曲となっています。

バッド・バニーはこちらでも5曲がトップ10入り。 「DtMF」が9→2位、「BAILE INoLVIDABLE」が12→4位、「NUEVAYoL」が10→5位、「VOY A LLeVARTE PA PR」が15→8位、および「VeLDÁ」が21→10位に上昇しています。当週新たに3曲がトップ10入りしたことでバッド・バニーのトップ10ヒットは23曲となり、テイラー・スウィフト(20曲)を上回り歴代最多記録を達成しています。