怒りや侮辱を、怒りのままに垂れ流しにするのは違う気がします。特に、メディアに籍を置く方ならば尚の事。先週ある番組での”クソ”発言に触れ、激しく失望した次第です。
ラジオの喋り手は言葉の持つ棘や汚さを理解して欲しい。社会問題を取り上げるパーソナリティならばなおのことです https://t.co/jl8mSUCD1z
— Kei (@Kei_radio) 2021年1月28日
一方で、そのラジオでの人気はこれからながらもビルボードジャパンソングスチャートでは6位まで上昇し、広く世間一般に浸透した感があるのがAdo「うっせぇわ」。
このような曲がバズを起こしていること、関連動画が多く生まれていることからは、多くの方に共感が芽生えていることが想像できます。特に後者については、下記チャートでの3連覇達成がそれを物語っています。
「うっせぇわ」のバズが取り上げられた、1月26日放送の『アフター6ジャンクション』(TBSラジオ)にて、RHYMESTERの宇多丸さんは自身の曲「余計なお世話だバカヤロウ」もバズらないかなと話していましたが、「うっせぇわ」や「余計なお世話だバカヤロウ」のような怒りを表す言葉を用いた曲は様々生まれているんですよね。
というわけで、Spotifyにプレイリストを作成してみました(今後増やしていく予定です)。
個人的に好きな曲を取り上げるならば。
自分の中でずば抜けて脳内再生回数が多いのがケリス「Caught Out There」(1999)。サビが"お前なんか大嫌いだ!"の叫び連呼というのが強烈過ぎます。ネプチューンズによるスカスカながら中毒性の高いオケが、その叫びをより強烈なものにしてくれます。
プリンス「Eye Hate U」(1995)については、後に彼と決別したプロデューサーチーム、ジャム&ルイスが手掛けたメアリー・J・ブライジによる「The Love I Never Had」(→YouTube 1999)がまさにこの曲っぽいのです。偶然にせよ面白いと感じています。
人前でこのようなタイトルを口にすることはNGですが、カラオケならばなぜか許されるという不思議。ストレスは人に迷惑をかけない形で発散したいものですね。