イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

2020年上半期、私的邦楽ベストソングスを選びました

今年個人的に気に入った曲でプレイリストを作成しました。

<2020年上半期私的邦楽ベスト (2020年7月3日作成)>

◯ 作成時のルール

 ・昨年12月から今年6月にかけて発売されたシングル、またはアルバムからのリード曲、またはミュージックビデオが制作された曲を主体に選出(ミュージックビデオ未制作ながらアルバムのリード曲としてラジオオンエアされた作品を一部含む)

 ・1組の歌手につき主演曲は1曲のみ。客演曲はその限りでない

 ・80分弱に収まるように編集。歌手名の前の数字はプレイリストの流れを考慮した曲順であり順位ではない

昨年は上半期と下半期を分けず年間を通してまとめましたが、今年サブスクサービスをSpotifyに切り替えたことで、その軽さや日々更新もしくは追加される新曲プレイリストを毎日のように追いかけるようになりました。今年1月から毎月、その月の私的ベストを洋楽も含む形で選んでいますが、そこで選んだ曲を中心に作成しました。

では上半期ベストを紹介。曲名の隣に(●月 ■位)とあるのはその月のベストソングに選んでいますので、詳細は下記リンク先からご参照ください。

 

01. KinKi Kids「KANZAI BOYA」

02. Official髭男dism「I LOVE...」(1月 5位)

03. SASUKE「Part. 2」(3月 9位)

04. 竹内アンナ「I My Me Myself」(2月 5位)

05. 香取慎吾 feat. WONK「Metropolis」(1月 4位)

06. たなかいも。「いしやきいもの歌」(6月 10位)

07. chelmico「Limit」(2月 4位)

08. 平井堅 feat.あいみょん「怪物さん」(3月 6位)

09. CHARA + YUKI「楽しい蹴伸び」(2月 1位)

10. 三浦透子「おちつけ」(4月 次点)

11. 木梨憲武麻布十番物語」

12. 三浦大知「COLORLESS」

13. 宇多田ヒカル「誰にも言わない」(5月 2位)

14. 泉川貴広 feat. Jermaine Holmes「Life Is Your Thoughts」(3月 3位)

15. millennium parade x ghost in the shell: SAC_2045「Fly with me」(4月 1位)

16. 藤井風「罪の香り」(5月 1位)

17. NakamuraEmi「東京タワー」(1月 1位)

18. あいみょん「裸の心」

19. Omoinotake「夏の幻」(6月 2位)

 

これまでの私的トップ10ソングスに選出しなかった曲について解説。木梨憲武麻布十番物語」および三浦大知「COLORLESS」は昨年12月の作品。木梨憲武さんは昨年バイラルヒットが複数生まれたタイミングで言及しています。

三浦大知「COLORLESS」の攻めの音、自分への自信と受け手への問いかけは最新曲「Yours」にも通じるもの。エンターテイナーが社会に向けて問題提起することが他国より極めて乏しく、表明した者がバッシングすら受ける状況にあって、三浦大知さんの姿勢は至極前向き、軽やかにでも確実にエンターテイナーとしての手本たる役割を果たしているように思います。

KinKi Kids「KANZAI BOYA」はサブスク未解禁ゆえ私的トップ10ソングスでは紹介できませんでしたが、ENDRECHERI流ファンクネスと恩師への愛ゆえのパロディが高い次元で融合したもの。パロディにおいては「麻布十番物語」も、そして元ぼくのりりっくのぼうよみことたなかさんによるたなかいも。「いしやきいもの歌」も絶品で、こういう遊び心は大好きです。

三浦透子「おちつけ」は4月のトップ10ソングスにおいて次点だったのですが、選出後もかなり聴きました。J-WAVEチャートでトップ3入りを果たしたのも大きかったですね。曲提供とプロデュースを担当したTENDREさんはCHARA + YUKI「楽しい蹴伸び」も手掛けており、今後ますます注目したい存在です。

そして「裸の心」の正統派バラードとしての隙のなさ、あいみょんさんのボーカルの説得力に惹かれました。この曲についてはロングヒットの理由を以前分析しましたが、最新のビルボードジャパンソングスチャートで集計を再開したカラオケ指標において36位という高位置にいることは、ロングヒットのための施策の賜物と言えるでしょう。

 

サブスク未解禁の「KANZAI BOYA」を除き、プレイリストにまとめていますので是非。

下半期も素晴らしい曲に出逢えることを心から願っています。