先日、日本で「Dirty Work」が大ヒットしているオースティン・マホーンがアメリカのクラブで大ヒットした、ということを記載しました。
米ビルボードのダンスクラブソングスチャートは、実際に全米のクラブでかかっている曲を集計したものであり、オースティン・マホーン「Lady」(feat. ピットブル)は全米のクラブで最もかかっていたわけです。早い段階でのアルバムリリース、フィジカル化を希望します。
さてその米ビルボード、最新6月24日付のダンスクラブソングスチャートで前週から13ランク大幅アップし16位に付けたのがあのナイル・ロジャース名義の曲。
ナイル印のギターフレーズには抗えませんね。
シックのメンバー、キンバリー・デイヴィスをボーカルに迎えた、ファンクとハウスを兼ね備えたナンバー。ジャクソンズ「Can You Feel It」っぽいフレーズが出てくるところもR&B好きにはニヤリとさせられます。
これ、実は新曲ではなく、トニー・モランによるアルバム『Moodswings』(2016)に収録されており、そこから新たにミュージックビデオが作られたのだそう。アルバムはApple Musicでも確認出来ます。
面白いのはこの曲の、米ビルボードでのクレジットが【ナイル・ロジャース&トニー・モラン presents キンバリー・デイヴィス】となっている点。キンバリー推しとなっているということは彼女のソロアルバムが出るのでは?とも推測出来るのですが、元来クレジットになかったナイル・ロジャースがシングル化に合わせて登場するというのは...もしかしたら来るべきシック名義でのアルバムに収録する可能性も?と思っています。昨年末の段階で、シックのアルバムは2017年中であろうとbmrでは記事になっていました。
その来るべきアルバムに、なんとアヴィーチーが参加していることが明らかに。ナイル・ロジャースがインタビューで語ったのだそう。
シック自体の新曲は2015年春の「I'll Be There」等以降アナウンスされていない状態ですが、ダフト・パンク feat. ファレル・ウィリアムス「Get Lucky」以降の活躍っぷり(言い換えればディスコティークの復権に伴う若手からの招かれっぷり)からするに、そこでの人脈を活用したアルバムになるのではないかとも思ったりしています。
なお、シックのアルバムは、先述した米ビルボードの記事によれば”今年の終わり頃と予想される”とのこと。夏から秋には先行曲が登場してほしいものです。