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旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

チャイルディッシュ・ガンビーノ、ファンクな「Redbone」がチャートを駆け上がる

ビルボード最新5月27日付アダルトR&Bソングスチャートメアリー・J・ブライジ「U + Me (Love Lesson)」から首位の座を奪ったのはチャイルディッシュ・ガンビーノ「Redbone」。登場22週目にして遂にトップに上り詰めました。

もの凄い画...ですがこれはアルバム『"Awaken, My Love!"』(2016)のジャケット写真。そして機械的に聴こえる声は、実は無加工。それを証明するのが昨年末、テレビ番組『The Tonight Show Starring Jimmy Fallon』でのパフォーマンス動画。

ひたすらに格好良く、ただただひれ伏すしか無いというような空間ですね。

 

『"Awaken, My Love!"』は米R&Bアルバムチャートで初登場1位(総合5位)を獲得。アルバムの詳細等は後述するbmrの記事に詳しく掲載されているのでそちらを是非。そしてこのアルバムは先月発売された『新R&B教本~2010sベスト・アルバム・ランキング』、2016年分において上位にランクインしています。何位に入っているのかは是非手に取って確認していただきたいと思います。

音楽ジャーナリスト、林剛氏のツイートを勝手ながら引用させていただきましたが、その林氏が『"Awaken, My Love!"』についてレヴューしています。「Redbone」を、とある曲の換骨奪胎と評しているのに激しく納得した次第で、まさしくチャイルディッシュ・ガンビーノは、今の時代にファンクを蘇らせんとしているのですよね。

 

その「Redbone」。最新5月27日付総合ソングスチャートで前週の44位から上昇、36位に達したことで、遂に自身初となるトップ40入りを果たしました。今後の動向が気になるところです。そういえば「24K Magic」「That's What I Like」でチャートを賑わせているブルーノ・マーズも80年代以降のR&Bの換骨奪胎といえそうですし、そう考えればチャイルディッシュ・ガンビーノに追い風が吹いているのかもしれません。