このブログでは以前から、【洋楽国内盤の発売後1年未満でのレンタル解禁】について発信してきました。昨年7月のユニバーサルの解禁再開、昨年11月のソニーの初解禁、そして先月遂にワーナーが解禁したことにより、大手レコード会社が足並みを揃えました。
さて、今月はユニバーサルが、新たなタイトルを前倒しで解禁します。以下は3月25日に解禁される作品群。
・ノラ・ジョーンズ『Day Breaks』
…国内盤発売:2016年10月5日
・ロバート・グラスパー・エクスペリメント『ArtScience』
…国内盤発売:2016年9月16日
・スティング『57th & 9th (ニューヨーク9番街57丁目)』
…国内盤発売:2016年11月11日
・アヴェンジド・セヴンフォールド『The Stage』
…国内盤発売:2016年10月28日
・ボン・ジョヴィ『This House Is Not For Sale』
…国内盤発売:2016年11月4日
・メタリカ『Hardwired…To Self-Destruct』
…国内盤発売:2016年11月18日
・レディー・ガガ『Joanne』
…国内盤発売:2016年10月21日
・ワンリパブリック『Oh My My』
…国内盤発売:2016年10月7日
・DNCE『DNCE』
…国内盤発売:2016年11月18日
・アリアナ・グランデ『Christmas & Chill』
…国内盤発売:2016年11月18日
・ザ・ウィークエンド『Starboy』
…国内盤発売:2016年12月23日
以上、TSUTAYA掲載、3月4週(20~26日)にレンタル開始されるアルバム一覧より。ちなみに同じ日にはワーナーより、バーディーとルーカス・グラハムが解禁されますが、こちらはいずれも昨年春の国内盤発売。おそらくは前回の解禁時に何かしらの理由で出さなかったものかもしれません。
今回のユニバーサル版の目玉は、アカデミー賞に登場した(その直後にアメリカで売上が急伸した)スティング、J-WAVE冬のキャンペーンソングを担当したDNCE、そしてタイトル曲が全米チャートを制したザ・ウィークエンドでしょうか。その他にも先月のスーパーボウルで世界中を唸らせたレディー・ガガや日本で根強い人気を誇るノラ・ジョーンズなど、どれも話題作といって過言ではないでしょう。気になる方は是非解禁日にレンタル店を訪れてみてください。
先述した大手3社、そして以前から邦楽同様のレンタル解禁を徹底しているエイベックスや、リリース後半年程度での解禁を行うPヴァイン…というように、大手や準大手はそのほとんどが、”洋楽国内盤レンタルは発売開始から1年後”というこれまでの慣習を変えてきました。そんな中で、先述した作品群と同じ3月25日に解禁となるこの作品の発売元は、未だ1年にこだわっているようです。
・アレスタ/アレクサンドラ・スタン レンタルCD - TSUTAYA 店舗情報 - レンタル・販売 在庫検索
国内盤はビクターエンタテインメントより昨年3月9日発売。ビクターの洋楽国内盤は決して多いとはいえませんが、たとえばヒップホップの重鎮であるスヌープ・ドッグの、昨年8月24日に国内盤が発売された『Coolaid』は、現段階で今年9月上旬のレンタル開始予定となっています。邦楽では勢いを増している(および、RHYMESTERやぼくのりりっくのぼうよみ、サカナクションやレキシなど個人的に好きな歌手が多いゆえ好感を抱いている)のですが、洋楽については他社と、悪い意味で差別化されてきているような気がします。