イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

ザ・チェインスモーカーズが初の米シングルチャートトップ10入り

ビルボードシングルチャートを定点観測。

日本時間の今朝5時に発表された、2月6日付シングルチャート。ジャスティン・ビーバー「Sorry」が首位をキープしたのみならず、「Love Yourself」が2位に上昇し、ワンツーフィニッシュを遂げました(情報はJustin Bieber Nos. 1 & 2 on Hot 100, The Chainsmokers Hit Top 10 | Billboard(1月25日付)より)。

最新チャートをビルボードTwitterにて紹介する際、今週の”顔”に据えたのは、そのビーバーではなく新たにトップ10入りを果たしたザ・チェインスモーカーズでした。

ザ・チェインスモーカーズはツイッターで喜びを爆発させています。

ビーバーの偉業についても触れるところが、なんだか憎らしいですね。

 

・The Chainsmokers feat. ROZES「Roses」(2015)

こちらが”公式ビデオ”となっていますが、実はその1ヶ月ほど前に別の動画がアップされていました。ツアー先での映像をまとめたもので当初から公式扱いはしていなかったのでしょうが、ロケ地のひとつが日本ということもあり、見応えある作品となっていますのでこちらも是非。

 

ザ・チェインスモーカーズについてはこちらのサイトで詳しくまとめられていますので、勝手ながらリンクを貼らせていただきます。

表題にもある「#SELFIE」は、2014年に米ビルボードシングルチャートで最高16位、同ダンス・エレクトロニック・ソングスチャートでは首位に到達した曲。セルフィー(自撮り)という着眼点も面白いのですが、なにより歌詞が強烈過ぎます。その歌詞については、先述したリンク先を是非御覧ください。

・The Chainsmokers「#SELFIE」(2014)

そしてこの曲をカバーしたのがMAX。ヒャダインさんをプロデュース&訳詞に迎えた「#SELFIE ~ONNA Now~」は、オリジナルとは違った意味で強烈な歌詞となっています。

・MAX「#SELFIE ~ONNA Now~」(2015)

「Tacata'」(2013)で突如”振りきれた”感のあるMAXですが、「情熱のZUMBA」(2014)、そしてこの「#SELFIE…」と、そっちの方向により強くシフトしているようです。でもその”ダサカッコよさ”はもはやワンアンドオンリー、彼女たちにしか出来ない芸当となっており、個人的にはその路線をもっと突き詰めて欲しいと本気で思っています。ちなみにこの路線、上記ミュージックビデオでドラァグクィーンが参加していることからもわかるのですが、特にゲイからの支持が厚いのです。おそらくは「Tacata'」における”Men/Women以外も Tacata”という歌詞が支持の根源なのではないかと勝手ながら考えています。

 

そのMAXの次の一手は「Roses」のカバーになるのでは?とふと考えたのですが…彼女たちにはちょっと地味かもしれませんね。