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旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

【海外ビルボード】「Like That」が米で、「Beautiful Things」がグローバルチャートで連覇を達成

現地時間の4月15日月曜に発表された、最新4月20日付米ビルボードソングチャート(集計期間:4月5~11日)。フューチャー、メトロ・ブーミン & ケンドリック・ラマー「Like That」が初登場から3連覇を達成しています。

フューチャー、メトロ・ブーミン & ケンドリック・ラマー「Like That」はストリーミングが前週比13%ダウンの4000万(同指標3週目の首位)、ダウンロードが同56%ダウンの3,000(同指標14位)、ラジオが同39%アップの1400万(同指標41位)を、それぞれ記録しています。

「Like That」は初登場から3週連続でストリーミングが4000万以上となり(順に5960万、4610万、4000万)、マイリー・サイラス「Flowers」(昨年1~2月における5260万、5970万および4800万)以来の記録となります。ヒップホップの作品では(ホットR&B/ヒップホップソングチャートに登場した曲と定義すると)、カーディ・B feat. ミーガン・ザ・スタリオン「WAP」が2020年8~9月に記録した6週以来となります。

また「Like That」は総合ソングチャートでも初登場から3連覇を達成。この記録はマイリー・サイラス「Flowers」の6週(2023年1~3月)以来、ヒップホップに限ればドレイク「Nice For What」(2018年4~5月 4週)以来の記録となります。

初登場以降に限らず、総合ソングチャートでの3連覇達成はモーガン・ウォレン「Last Night」が2023年5~7月に10連覇を記録して以来(同曲は最終的に16週首位を獲得)。「Last Night」の10連覇最終週と「Like That」初登場の間には38週あり、この38週は米ビルボードソングチャート65年の歴史の中で最長となります。なお、この38週の間には不連続ながら通算3週以上首位を獲得した曲が5作品あり、最長記録はジャック・ハーロウ「Lovin On Me」の(通算)6週。またこの間には6曲が初登場で首位を獲得しています。

2週前に「Like That」は初登場で首位を獲得。フューチャーおよびケンドリック・ラマーにとっては3曲目、メトロ・ブーミンにとっては歌手名義で初の首位に至っています。これは同曲を含む『We Don't Trust You』(フューチャー & メトロ・ブーミン名義)が初登場で首位を獲得したことに伴いますが、次週4月27日付ではこの2組による『We Still Don't Trust You』(4月12日リリース)のアルバムチャート/収録曲のソングチャートにおける初登場が見込まれています。

 

ホージア「Too Sweet」が4→2位に。ストリーミングは前週比15%アップの3670万となり、トップストリーミングゲイナーを獲得しています。「Too Sweet」はホージアがブレイクのきっかけとなった「Take Me To Church」(2014年12月~2015年1月 2位)の最高位に並びました。

ベンソン・ブーン「Beautiful Things」は3位をキープ。ラジオは前週比14%アップの5740万を記録し、3週連続でトップエアプレイゲイナーを獲得しています。そのラジオではテディ・スウィムズ「Lose Control」(総合5→4位)が前週比6%アップの6970万を記録し、同指標初の首位に立っています。

 

J. コール「7 Minute Drill」が6位に初登場。ストリーミングは2340万を記録しています。J. コールにとって同曲はドレイクに客演参加した「First Person Shooter」以来13曲目のトップ10ヒットに。「First Person Shooter」は2023年10月に初登場で首位を獲得し、J. コールにとって初のナンバーワンヒットとなりました。

J. コールは「7 Minute Drill」の中で、フューチャー、メトロ・ブーミン & ケンドリック・ラマー「Like That」にてケンドリック・ラマーが自身およびドレイクに向けたディスに反応しているとみられています。他方「7 Minute Drill」リリースの数日後、J. コールは同曲の登場について”自分の精神にそぐわない”として謝罪し、次週4月27日付ソングチャート等の集計期間初日にあたる4月12日にアルバム『Might Delete Later』のストリーミング版から「7 Minute Drill」を削除しています(ただし米ビルボードが記事を執筆した4月15日現在、同曲はダウンロード版にて購入可能な状況となっています)。

 

最新のトップ10はこちら。

[今週 (前週) 歌手名・曲名]

1位 (1位) フューチャー、メトロ・ブーミン & ケンドリック・ラマー「Like That」

2位 (4位) ホージア「Too Sweet」

3位 (3位) ベンソン・ブーン「Beautiful Things」

4位 (5位) テディ・スウィムズ「Lose Control」

5位 (2位) ビヨンセ「Texas Hold 'Em」

6位 (初登場) J. コール「7 Minute Drill」

7位 (8位) ジャック・ハーロウ「Lovin On Me」

8位 (9位) アリアナ・グランデ「We Can't Be Friends (Wait For Your Love)」

9位 (10位) フューチャー、メトロ・ブーミン、トラヴィス・スコット & プレイボーイ・カルティ「Type Shit」

(※ "プレイボーイ・カーティ"と表記するメディアも)

10位 (15位) ノア・カーン「Stick Season」

 

 

続いてグローバルチャートを紹介。200を超える地域の主要デジタルプラットフォームによるストリーミングとデジタルダウンロードで構成され、歌手のホームページでの販売分を含まないグローバルチャート。4月20日付ではベンソン・ブーン「Beautiful Things」がGlobal 200で通算7週目、Global Excl. U.S.では通算8週目の首位を獲得しています。

ベンソン・ブーン「Beautiful Things」はGlobal 200においてストリーミングが前週比2%ダウンの8390万、ダウンロードが同31%アップの22,000を、Global 200から米の分を除いたGlobal Excl. U.S.ではストリーミングが前週比3%ダウンの6010万、ダウンロードが前週とほぼ変わらず8,000を、それぞれ記録しています。

Global 200ではホージア「Too Sweet」が6→2位に上昇。ストリーミングは前週比30%アップの7090万を記録しています。同曲はGlobal Excl. U.S.においても13→7位に上昇し(ストリーミングは前週比50%アップの3580万を記録)、ホージアにとって初のトップ10入りを果たしています。

Global Excl. U.S.ではフロイメナー & クリスMj「Gata Only」が9→6位となり最高位を更新。またGlobal 200では15→10位に上昇し(ストリーミングは前週比21%アップの5950万を記録)、チリ出身の2組にとって初のトップ10ヒットを獲得しています。