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旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングスチャートなどを紹介します。

オリヴィア・ロドリゴ「Drivers License」、2月6日付米ビルボードおよびグローバルソングスチャートで3連覇達成

ビルボードソングスチャート、現地時間の2月1日月曜に発表された最新2月6日付ソングスチャート(Hot 100)。オリヴィア・ロドリゴ「Drivers License」が3連覇を達成しました。

ストリーミングは前週比29%ダウンの4260万、ダウンロードは同37%ダウンの17000を獲得し2指標を制覇。さらにラジオエアプレイは前週比63%アップの3530万を獲得し同指標36→16位に躍進。初登場での首位獲得は「Drivers License」が48曲目となりますが、初登場から3週連続での首位獲得となると14曲目。アリアナ・グランデ「7 Rings」以来およそ2年ぶりとなる、初登場からの3連覇達成です(なお「7 Rings」は初登場から5週連続で首位を獲得)。

そのアリアナ・グランデは今週「Positions」が7位に、そして「34+35」が4位にランクイン。「34+35」は前週、ドージャ・キャットおよびメーガン・ザ・スタリオンの客演参加版がリリースされた効果で2位に躍進しましたが、その反動が表れた形です。さらに今週の同曲におけるクレジットは、リミックス版よりもオリジナルバージョンのほうが総合的に上回ったことでアリアナ・グランデ単独名義となっています。

前週から1ランクアップしトップ3入りを果たしたのがザ・ウィークエンド「Blinding Lights」。同曲はトップ10入り47週目、トップ5入り38週目という最長ランクイン記録を更新。さらにはソングスチャート60週目のランクインを果たしました。

ビルボードソングスチャートにはリカレントルールが存在します。これはチャートが新鮮なものであり続けることを目的に、一定週以上ランクインした曲が一定の順位を下回った際にチャートから除外するというもの。1990年代前半には20週を超えてランクインした曲が50位を下回れば除外するルールを適用し、2015年12月からは52週を超えてランクインした曲は25位を下回った段階で除外するルールを追加。さらに現在では、極力なアルバムがチャートに初登場したタイミングで収録曲がストリーミングポイントを武器に大挙ソングスチャートにエントリーを果たすことから、それらの曲に押し出されてリカレントルールが適用される例も増えました。その中にあってザ・ウィークエンド「Blinding Lights」が60週目のエントリーを果たしたのは凄いことなのです。

<米ビルボードソングスチャート 60週以上ランクイン曲

 および60週目の順位一覧>

87週 イマジン・ドラゴンズ「Radioactive」(60週目 16位)

79週 エイウォルネイション「Sail」(60週目 19位)

76週 ジェイソン・ムラーズ「I'm Yours」(60週目 33位)

69週 リアン・ライムス「How Do I Live」(60週目 37位)

68週 ワンリパブリック「Counting Stars」(60週目 35位)

68週 LMFAO feat. ローレン・ベネット & グーンロック「Party Rock Anthem」(60週目 44位)

65週 アデル「Rolling In The Deep」(60週目 23位)

65週 ジュエル「You Were Meant For Me」「Foolish Games」(60週目 25位)

64週 キャリー・アンダーウッド「Before He Cheats」(60週目 40位)

62週 ザ・ルミニアーズ「Ho Hey」(60週目 47位)

62週 ライフハウス「You And Me」(60週目 45位)

61週 ポスト・マローン「Circles」(60週目 19位)

61週 イマジン・ドラゴンズ「Demons」(60週目 45位)

60週 ザ・ウィークエンド「Blinding Lights」(60週目 3位)

60週 レディ・アンテベラム(現在はレディ・A)「Need You Now」(60週目 48位)

60週 ロス・デル・リオ「Macarena (Bayside Boys Mix)」(60週目 44位)

60週以上在籍曲を並べると、「Blinding Lights」が60週目に3位にとどまっていることが如何に凄いかを実感します。たとえばアデル「Rolling In The Deep」は59週目に5位に返り咲いていますが、これは第54回グラミー賞でのパフォーマンス、並びに受賞に伴うもの。ザ・ウィークエンド「Blinding Lights」は同賞に今回ノミネートされずその怒りを各所にてぶつけていますが、それが話題になればなるほど、さらに2月7日開催のスーパーボウルでのパフォーマンスが話題になるほど、「Blinding Lights」はさらに長い間チャートを駆け抜けていくことでしょう。なお、そのグラミーへの怒りを示したとされるミュージックビデオが話題となった「Save Your Tears」も14位に上昇し、同曲の最高位を更新しています。

 

最新のトップ10はこちら。

[今週 (前週) 歌手名・曲名]

1位 (1位) オリヴィア・ロドリゴ「Drivers License」

2位 (3位) 24Kゴールデン feat. イアン・ディオール「Mood」

3位 (4位) ザ・ウィークエンド「Blinding Lights」

4位 (2位) アリアナ・グランデ「34+35」

5位 (6位) デュア・リパ feat. ダベイビー「Levitating」

6位 (7位) クリス・ブラウン feat. ヤング・サグ「Go Crazy」

7位 (5位) アリアナ・グランデ「Positions」

8位 (8位) ジャスティン・ビーバー feat. チャンス・ザ・ラッパー「Holy」

9位 (10位) シザ「Good Days

10位 (9位) AJR「Bang!」

デュア・リパ feat. ダベイビー「Levitating」がトップ5入りを果たし、デュア・リパにとっては「Don't Start Now」(2020年3月 2位)以来2曲目のトップ5入りを果たしました(ダベイビーにとっては3曲目)。ストリーミング1300万、ダウンロード8000、ラジオエアプレイ5430万を記録しています。なお、ラジオエアプレイを制したのは今週もクリス・ブラウン feat. ヤング・サグ「Go Crazy」(総合6位)で、前週比1%ダウンの8240万を獲得しています。

 

 

昨年秋に新設されたグローバルチャート、その速報も紹介。200を超える地域の主要デジタルプラットフォームによるストリーミングとデジタルダウンロードで構成され、歌手のホームページでの販売分を含まないグローバルチャート。2月6日付ではオリヴィア・ロドリゴ「Drivers License」がGlobal 200およびGlobal Excl. U.S.(Global 200からアメリカの分を除く)共に3連覇を達成しました。

オリヴィア・ロドリゴ「Drivers License」は、Global 200ではストリーミングが前週比20%ダウンの1億1050万、ダウンロードは同32%ダウンの27000を、Global Excl. U.S.ではストリーミングが前週比14%ダウンの6890万、ダウンロードが同20%ダウンの10000を獲得。昨年9月に新設されたグローバルチャートにおいて、両チャート同時に初登場から3連覇を達成したのはオリヴィア・ロドリゴ「Drivers License」が初であり、初登場以外での達成を含めても両チャート同時3連覇は初の快挙。BTS「Dynamite」およびバッド・バニー & ジェイ・コルテス「Dákiti」の2連覇を上回りました。

Global 200において「Drivers License」はストリーミングが1億3010万→1億3890万→1億1050万と推移し、初登場から3週連続で1億超えを達成。この3週連続1億超えという記録はバッド・バニー & ジェイ・コルテス「Dákiti」(昨年11月から12月にかけて4週連続)以来2曲目となり、こちらでも快挙を達成しました。

Global Excl. U.S.ではオランダのDJ/プロデューサー、ティエストによる「The Business」が前週から7ランクアップの8位となり、初のトップ10入りを果たしました。ストリーミングは前週比19%アップの2190万、ダウンロードは同14%アップの6000を獲得しています。

ビルボードソングスチャートでも今週最高位を更新したザ・ウィークエンド「Save Your Tears」がGlobal 200に続きGlobal Excl. U.S.でもトップ10入りを達成。Global Excl. U.S.では4ランクアップの10位となり、ストリーミングは前週比2%アップの2760万、ダウンロードが同14%アップの5000に。Global 200ではストリーミングが前週比2%アップの4000万、ダウンロードが同2%アップの10000を獲得しています。ザ・ウィークエンドは「Blinding Lights」もグローバルチャートトップ10入りを果たしており(Global 200では2位、Global Excl. U.S.では4位)、彼の人気の凄まじさを実感します。