イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

乃木坂46がチャートで唯一弱い指標、およびその指標における最近の上位進出曲はネット絡み

昨日発表された、最新11月26日付ビルボードジャパンソングスチャート。

乃木坂46、他の指標も強いですね。

デジタルダウンロード8位、ストリーミング4位、ラジオ5位。しかし惜しいのは動画指標が44位と低過ぎること。これは今年リリースした「シンクロニシティ」「ジコチューで行こう!」にも共通する課題で、シングルCDセールスポイント加算初週の動画指標は前者が24位、後者が26位。「帰り道は遠回りしたくなる」が更にランクダウンしているのは気掛かりです。

 

さて、最新週のCHARTinsight(表示週:2018年11月12~18日)におけるその動画指標を見てみると、DJ Red Core「Kiat Jud Dai」が5位にランクインしています。

とはいえ歌手名および曲名でYouTubeにて検索しても、最上位に出てくる動画の今朝の段階での再生回数は2万強でしかありません。というか、歌手名等をネットで調べても詳しいことは判らなかったりするのですが…。

一方で下記の動画は300万回以上再生。

おそらくこれら動画のどちらにもISRCが付番されており、ビルボードジャパンチャートにおいて動画指標のカウント対象になったものと思われます。ちなみにISRC付番については下記をご参照ください。

FAQ|日本レコード協会-ISRC

 

この「Kiat Jud Dai」、スマートフォン関連で上昇した模様です。

TikTok、今年の夏の調査では特に10代において高い認知度となっています(動画SNSの「Tik Tok」を、10代の7割以上が認知|株式会社ジャストシステムのプレスリリース(7月19日付)より)。TikTokで用いられる曲が調べられ、再生回数を伸ばすのは自然なことかもしれません。

ちなみに、自分が”TikTok”から真っ先に浮かんだのはケシャの全米1位曲。実はこの曲も、11月5日付のビルボードジャパンソングスチャートでは動画指標7位を獲得しています。TikTokを検索したら行き着く方が増えたのかどうかは不明ですが、面白い傾向ですね。

このケシャの曲で制作にかかわったひとりがベニー・ブランコ。彼については昨日、ユニバーサルミュージックジャパンがTwitterで紹介しています。

実は掲載リストの一部、以前弊ブログでもミュージックビデオを引用しつつ紹介していますのでよろしければ。

ベニー・ブランコは現在、ホールジー&カリードを迎えた「Eastside」が最新11月24日付米ビルボードソングスチャートで21位を記録、今も赤丸が付いています。ベニーについてはリーダー作としてのアルバムリリースは未定でありデジタルのみでのリリースですが、この曲が明日いち早くCDとして聴くことが出来るようになります。詳しくは明日、紹介します。