昨日放送のFMアップルウェーブ『わがままWAVE It's Cool!』(日曜17時 サイマル放送で全国どこからでも聴取可能)をお聴きくださった皆さんに感謝申し上げます。昨日は作詞家なかにし礼さんの誕生日ということで、【なかにし礼】特集と題してお送りしました。その選曲、実に濃くなったゆえ全曲リストを掲載。
『わがままWAVE It's Cool!』
2018年9月2日放送分 テーマ【なかにし礼】
02. タンポポ「ホテル・カリフォルニア」
(※イーグルス「Hotel California」の日本語カバー)
03. なかにし礼「時には娼婦のように」
(※黒沢年雄さんへの提供曲のセルフカバー)
04. TOKIO「AMBITIOUS JAPAN!」
05. 尾藤イサオ&ドーン「剣の舞」
(※ハチャトゥリアンによるクラシック曲の歌詞付きカバー)
06. 九重佑三子「また一人」
(※ギルバート・オサリバン「Alone Again」の日本語カバー」)
07. 倍賞美津子「いつも一緒に」
(※マイケル・マッサー作曲、「炎のファイター 〜INOKI BOM-BA-YE〜」の歌詞付きカバー)
08. ローレン・中野&和田弘とマヒナスターズ「ゆうわく」
(※ビンボー・ジェット「El Bimbo (嘆きのビンボー)」の歌詞付きカバー。後にポール・モーリアによるカバー(「オリーブの首飾り」)が大ヒット)
10. 石井明美「死んでもいい」
(※ベルリン「Take My Breath Away (愛は吐息のように)」の日本語カバー)
まとも(?)な曲が少ない...おそらく今年イチ、濃い放送だと断言していいでしょう。
番組では以前から変な訳詞や、”なぜインストにこんな日本語歌詞が?”という曲をかけてきたり、また別のラジオ番組で耳にすることがあったのですが、それら”迷曲”の多くになかにし礼さんがかかわっているんですよね。ブログで何度か取り上げてきました。
(九重佑三子「また一人」については、6年前の段階でなかにし礼さんだと言及していませんでした。)
そして「いつも一緒に」。先輩スタッフが以前レコードで発掘していたEP...3年越しの念願が叶い電波に乗せることが出来ました。アントニオ猪木さんの元妻によるインスト曲のカバー、それも「炎のファイター」のB面としてリリースされ倍賞美津子さんのベストには未だ収められないのがこの曲。その制作経緯も謎ながら、歌い出しの♪いつも一緒なの~における”なの”が字余りだったり、歌詞の2行目からいきなりメロディが変わるのも謎で、これがなぜ世に放たれたのか...と不思議に思ったり。
とはいえ昨日の放送中、最も盛り上がったのがローレン・中野&和田弘とマヒナスターズ「ゆうわく」の出だし。
出落ちとはまさにこのこと。それでいて演奏がファンク過ぎるゆえ、”今こそENDLICHERIにカバーしてほしい!”という話に発展した次第。番組終了後、あまりの濃さにぐったりしたのは言うまでもありません。
ちなみに「ホテル・カリフォルニア」「剣の舞」「ゆうわく」「また一人」はいずれも、ラジオ番組から生まれたオムニバス『伊集院光選曲 おバ歌謡』(→Amazon)に収録されています。で、調べてみるとこの第2弾が出る予定だったらしい...!?
なぜ発売に至れなかったのでしょうか...不思議です。